作業の終わった後

ホイール作製作業の終わったところです。

振れ取り台に小さなテープがたくさん貼られています。これはねじれマーカーとして使いました。

些細なことを紹介いたしますがホイールを作り始めたころは知らないことばかりで何度もやり直しをしました。ちょっとした工夫で作業が正確になり時間が短縮されます。知っている人、実行している人には当たり前でも結構初めて知ったという人も多いと思います。

ホイールのスポークはサピムのLaserです。太さは2.0/1.5/2.0mmと中央部は1.5mmの細くて軽い優秀なスポークです。CX-RAY の扁平になる前のスポークといわれています。

この丸スポークはとても優秀ですが取り扱いが難しいスポークといわれています。サピムのホームページでも取り扱いに注意が必要と書かれています。それほど扱いにくいスポークですが性能は優秀です。これを使わない手はありません。CX-RAY の1/3の価格です。お財布に余裕のある方はもちろんCX-RAY を使えばいいのです。

何が難しいのか、それはねじれです。ニップルを回すと1.5mmの細さ故スポークはねじれやすいのです。スポークにとってねじれは大敵です。スポーク折れなどのトラブルのもとになります。

このねじれを防ぎながらホイールを組み上げるのにちょっとコツが必要です。

以前紹介しました凄腕メカニックさんと話をしたときにDTレボルーション、サピムLaserの細いスポークを使ってホイール組む時のコツとしてテープを使って旗を立てる組み方をするという話を聞きました。私も同じやり方をやっています。話していてやはりみんな同じようにやるんやと思ったのです。

このブログで紹介したことがあるのですがスポークのねじれを防ぐ方法としてテープの切れ端を使う方法をお知らせしました。

スポークに小さなテープを貼っておきますとスポークのねじれを容易に知ることができます。ちょっとした手間ですがニップルを回す前に各スポークにテープの切れ端を貼っておけばいいのです。ねじれが容易にわかります。このテープとプライヤーなどのスポークを挟み込んでねじれを防ぐ道具を使ってニップルを回します。二重のねじれ防止策です。トラブルの少ないホイールに仕上がることは間違いありません。

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