スポークのストレス取りに使う棒

ホイール作り於いてスポークのストレスリリーブにこのような棒を使っています。使い方はスポークの間に入れてひねるだけです。簡単な作業で済みます。

ボディーブラシの柄を使っています

海外のビルダーさんも同じように小さい棒を使っている人を見つけました。この人はハンマーの柄を使っているようですがなかなか使いこんだ色をしています。ここまで使いこむのは相当なものです。

チューブレスホイールはテープ、バルブとコアの予備がいる

チューブレスホイールを使うようになってからはバルブとコアの予備が結構いるようになりました。

コア、バルブの予備は必須

以前の記事にしましたが空気漏れの際バルブを変えてうまくいったことがあります。空気漏れはテープの貼り替えとかバルブ、コアの不調とかいろんな原因で起こります。だんだん会得するしかないのですがチューブレスは面倒なことが多いです。

リム打ちパンク
シーラントの処理が面倒

きょうも部屋に置いてあったバイクの前輪がいきなり大きな音を立てました。パンクです。昨日乗った時に前輪の空気圧が少し高くしたのが原因のようです。リムテープが劣化していたところに高い空気圧で見事にリム打ちパンクを起こしました。

 

家の中でよかったのですが路上では大変な目にあったと思います。この面倒さが嫌でまたクリンチャーに戻る方がおられるのですが私はいろんなトラブル以上に乗り心地のほうを好んでいます。

久しぶりのカーボンホイール

カーボンホイールには久しく乗っていませんでした。貸出用に用意しているだけで乗っていなかったのですが先日ハブの整備も終えましたのでいつも走るコースを2時間ほど乗ってみました。

やはり空力はいいですね。大阪の人ならわかる淀川沿いから木津川沿いの定番コースですが追い風になると200Wほどで時速35~37kmで走れます。踏み込まずに35kmで走る気持ちのよさはロードバイクに乗っている人ならわかっていただけると思います。

 

タイヤはチューブレスです。リムは穴なしのリムを使っています。ハブはノバテックのハブを使用しています。メンテナンスがしやすく使い勝手の良いハブです。

 

カーボンリムはお安くなりました。コモディティー化しています。中華カーボンは一般的になりました。激安のカーボンリムも見かけるようになりましたがやはり命を預けるホイールですので安心できるメーカーの品物でないと心配です。私は今まで有名どころの3社の品物しか使ったことがありませんが手を広げるつもりはありません。しっかりしたメーカーの品物しか使いません。

高いかどうかは個人の判断ですがリムは1セットで4万円くらいです。ハブが1万5千円前後、スポークは5千円から2万円くらいまであります。ご自分で作れば約6万円の出費です。高級スポークを使えば8万円ほどで作れます。

アルミリムではキンリンのXR31T・RTもしくはXR22T/RTは高性能でコスパの良い一押しのリムです。手組カーボンホイールはこれらのアルミホイールと比べて最低でも2倍しますが有名どころの完組カーボンホイールの半分以下の値段です。この値段を考えますと視野に入れられてもよいかと思います。

立ってホイールを組む

朝のNHKの番組で作家の櫻木梨乃さんが出演されていました。

ご自分の仕事部屋も紹介されています。小説は立って書いているとか、そうです、立つと仕事がはかどるのですね。

立ちながら仮組を行っています

私のホイール作りは立って作業しています。これは記事にするほどのことなのかと迷いました。

ホイールを作るのにはどうってことがない話ですが立って仕事をすると守備範囲が広くなりとても作業がスムーズにはかどります。いま企業では立ちながら会議を行う会社もあるようです。短時間で間違いが少ないということでお知らせしたほうがいいと思っていました。これも一つのtipsです。

振れ取りも立って作業しています

 

DTswissのYouTubeを見ていますとビルダーたちは立って仕事をしています。別にどういう姿勢で組み立ててもいいのですが立って仕事をすると作業はとてもはかどります。

 

別に急いで作業を進めることではないのですがとても集中してできるので間違いが少ないように思います。立って作業すると確かに作業効率は良いですね。

 

ずっと仮組までは座って膝にリムを乗せて作業していました。

 

今は立ながら作業をしているので動ける範囲が広いです。このためニップルにグリスを塗ったりする作業がとても素早くできます。スポークを床に落として作業中断ということもありません。スポークでリムを引っ掻いたりして傷をつけてしまうことも何度かあったのですが立って作業をするとこんな失敗もしなくなりました。

ワイドリムで作ったホイールが好評です

キンリンXR22T/RTワイドリムで作ったホイールが良い評価をいただいています。ワイドリムではXR31T・RTの31mm高のリムを使ったホイールがいままでとても高い評価をいただいていました。しかしホイールの重量が気になる方がおられるようです。そんな時に提案していますのがこのリムです。

XR31T・RTより約50g軽いので前後で100gの軽量化です。空力に関してはXR31T・RTよりすこし劣りますが登りに強くなりますのでこの1セットで十分という方もおられます。

 

以下詳細です。

前後1478g
前輪611g

前輪

リム  XR22T 20h

ハブ  NOVATEC A291SB 20h

スポーク DTコンペティション2.0/1.8/2.0mmシルバー ラジアル組

ニップル  DTブラス

重量  611g リムテープ含まず

後輪861g

ABG付 地味ですがメリットは大きい

後輪

リム  XR22RT オフセットリム  24h

ハブ  NOVATEC F482SB  シマノ10速11速兼用 10速スペーサー付き

スポーク 右DTコンペティション2.0/1.8/2.0mmシルバー 2クロス組

左サピムD-light2.0/1.65/2.0mmシルバー 2クロス組

ニップル  DTブラス

重量   861g リムテープ含まず

 

前後1478g  リムテープ含まず クイック付属しません

 

特徴

  • 以下当ホイールの説明をアルミリムホイールのベンチマークといわれるゾンダと比較しながら説明いたします。ゾンダに勝っている面負けている面がわかると思います。参考にしてください。ゾンダの半額で作れるコスパの良さも注目できます。

 

  • ゾンダのリム幅は23mmで重量は1550gです。当ホイールは24mmワイドリム使用で前後1478gのホイールは非常に軽量といえます。

 

  • ゾンダにはABGはついていません。当ホイールにはスプロケットのかみつき防止ABGがついています。通常ハブよりワンランク上のハブフリーを使っています。地味ですがメリットは大きいです。

 

  • ゾンダのリム重量は約500gです。当ホイールは約440gの軽量で剛性の高い24mm幅22mm高のワイドリムです。23c、25c、28cタイヤをお勧めします。

 

  • ゾンダはニップル穴のないリムを使用し後輪はオフセットしていません。当ホイールの後輪はオフセットリムを使用しています。

ハブの11速化に伴い通常の後輪リムでは左スポークテンションは右の半分以下と低い仕上がりです。

当ホイールはオフセットリムを使用していますので左テンションを右の60%近く仕上げることが出来ます。

ゾンダは2:1組にして左テンションを高めています。しかし2:1組ながらテンション比率は意外と低く62:100の比率です。当ホイールとあまり変わりません。

XR22RTでは2:1組にしなくてもテンション比率は高いので1:1組のほうが組み方としては素直です。駆動効率は高いと考えます。ただ見た目は地味です。

 

  • カンパ、フルクラムのホイールが評判いいのはやはり一定水準以上のビルダーが組んで高い品質管理を行っているからです。またデザイン性では非常に優れています。当ホイールのデザイン性は一般的で普通のホイールです。デザイン性では負けています。

 

  • 本ホイールは出来るだけテンションを均一化し且つ振れを最小にしています。テンションばらつき偏差を5%以内に抑えています。この数値はDURAホイールクラスの数値です。スポークを軽く叩いてみると揃っていることがよくわかります。各スポークに均等に力が加わるので駆動ロスが少なく長く使われても狂いが少ないです。テンショングラフを参照ください。

 

  • ゾンダはクリンチャーのみホイールです。当ホイールのリムはチューブレスレディーですのでチューブレス用のリムテープを貼りバルブ、シーラントをご用意されればチューブレスホイールとして使えます。当ホイールではチューブレスを選択できます。

 

  • シーラントなど面倒な点がありますがチューブレスで乗って良さを知ってしまいますとなかなかクリンチャーには戻れません。安価にチューブレスを楽しめるのも当ホイール良いところです。

 

  • ゾンダのリムは穴なしリムですのでメンテナンスは個人では難しいと思います。当ホイールは汎用部品を使っていますのでメンテナンスは楽です。部品交換が発生しても容易に部品手配ができます。

 

  • ゾンダとXR22R/RTの比較をしてきました。ブランドの力は偉大です。しかしながらノーブランドでもそんなに負けるものではありません。

後輪はセンターをずらす

以前クリンチャー・チューブレス後輪ホイールは右に寄る記事を書きました。

センターが右に寄ることを知ってからはホイールの仕上げにはセンターを事前にずらせてお渡ししています。もちろん理由も書き添えています。

6.64mm
6.21mm

6.64-6.21=0.43  約0.2mmのずれ

クリンチャーホイールはタイヤインストール後にはスポークテンションが10~15%スポークテンションが下がります。リムのビードが影響しています。これはどんなに高級なホイールでも同じです。スポークテンションは下がります。この数値はタイヤ、リムの剛性によって違いますので正確な値はわかません。

 

しかし右にずれることは間違いありませんので私は0.2~0.3mmほど後輪を最初から左に寄せています。こうしておけば最終調整はブレーキ側で調整すればいいわけです。

ここまでこだわる必要がないと思われる方がおられるでしょうがわかっていることならば事前に対処しておけばいいという考えです。

 

センターゲージにはデジタルメーターを取り付けていますので正確に測れます。振れ取り台にもメーターを取り付けていますので数値管理は容易です。

シールはがしの情報をシェア

リムに貼られているシールを外したい時があります。

私もシールはがしはこのブログで以前記事にしたことがあります。皮手袋をして片手にはヒートガンをつかってこすり取るという原始的な方法でした。

皮手袋でこすり取る

もっと洗練された方法をホイールのご注文いただきました方より教えていただきました。ブログの記事にしていいですかとおたずねしましたらOKいただきました。プロの方より教えていただいた方法です。

ポリエシャン

 

これをつかえば比較的簡単揮発性の低いものです。
1000円以下で買えます。

剥がして残ったのりを拭き取る感じです。

ウエスがいいかな紙系はお勧めできません。

ラッカーシンナーを使うと残ったノリが溶けてしまい、とるというより、のばすみたいな感じになります。

ポリシヤエンは揮発性はシンナーに比べて低く、おもに革製品の汚れ落としや接着剤剥離に使用しています。
匂いはシンナーやトルエンより弱い?と思います。

私は、仕事上嗅ぎ慣れているのであくまで主観ですがもしかしたら、マニキュアの除光液でもいけるかも?100匀で買って試すのもいいかも?

 

いい話はシェアしたいと思います。

通勤用、毎日のホイール

当ブログにホイールのご注文メールをいただきました。当ブログでは何度もホイールのスポークテンションを揃えることが肝心ですと書いてきました。これらの記事を読まれてテンションが揃っているホイールに乗ってみたいというご希望です。毎日の通勤用に使うホイールとして丈夫でよく回り疲れにくいホイールをご注文いただきました。

昔のハブも今のハブもほぼ同じ重量です

ハブはシマノハブを送っていただきました。ディスコンになっていますちょっと前の105ハブです。この時代のハブは美しいです。

ハブは計測したほうが安心です

リムはチューブレス対応のキンリンXR22 T/RT32Hを使います。スポークは定番のDTコンペティション、ニップルはブラスです。

 

10速ハブですのでハブオフセットが少なく左テンションが非常に高いホイールに仕上がりました。

多スポークホイールは丈夫です。スポークが地面からの振動を和らげてくらますので長時間乗られても疲れにくいホイールです。クラシックなスタイルがとても新鮮です。

後日インプレの連絡いただきました。

 

約一ヶ月ほど通勤や週末サイクリングに使用しましたが、とても快適な乗り心地に満足しております。
同じタイヤ、チューブ、空気圧で使用していますが、路面からの振動がまろやかになり、**歳の身体には優しいホイールです。また、ブレーキタッチも良くコントロールしやすいです。

 

このように教えていただきますと私だけでなくこのリムで作ってみようと思われる方に参考になると思います。ありがたいことです。

バルブを疑う

私のカーボンホイールはリム穴なしのリムを使っています。

穴なしのリムで作ったホイール

最近のことですが突然タイヤ空気圧が減ってきました。パンクかなと思いホイールを風呂場で調べました。バケツでは幅が狭くて水に浸けられないので調べることができません。風呂場は急遽の策です。奥さんが嫌がる人もおられるかもしれません。幸いにも私は調べることができます。どう思われているかはわかりませんが…。

 

調べてみてタイヤからは漏れていませんでした。

コアを変えてもだめで最終バルブを交換

リムにはテープを貼っていません。後は疑うところはバルブしかありません。コアも交換しましたが改善しません。ビードが上がらないのです。最終的にバルブを交換しました。コアを変えても改善しないときはバルブの交換です。果たしてうまくビードが上がりました。

 

ビードが上がり順調に空気圧も上がります。このまま1日置いてみました。最初空気圧は7気圧にしましたが1日経ちますと半分に減っていました。前輪は別段大きな変化はありません。後輪タイヤにはシーラントを30mml入れています。シーラントをいれてこれで大丈夫と思っていましたが1日で空気圧が半分近くになるのです。どうしてなのか全くわかりませんでした。

5時の位置がシワっと湿っている

じっくりリムを観察します。バルブ位置を12時にしますと5時くらいの位置でタイヤがなんとなく湿っている感じです。約20cmくらいの幅で湿っています。おそらくこの位置からわずかですが空気漏れがしていたのかもしれません。

 

空気を入れなおして1日観察、翌日また空気を入れなおして観察を繰り返して5日経ちました。そのうちにぴたりと空気漏れが止まりました。5時の位置が湿らなくなりました。乾いています。7気圧に入れて一日観察しまして1気圧の減りです。たぶん漏れていた外側のシーラントが乾いて目止めしているのではないかと思われます。はっきりとした答えは出ません。とにかく空気漏れはしなくなりました。これなら合格です。でもどうしてなのかわかりません。おそらくなじむまで時間が必要なのでしょう。

 

チューブレスホイールは結構問題児です。面倒かけられるので逆に面白いです。いろいろ対応策を考えます。しかし乗り味がいいので±を考えますと+で気に入っています。

 

バルブ交換からいろんなことが分かりました。チューブレスホイールはクリンチャーホイールと違っていろいろ厄介なことを起こしてくれます。テープ巻き、バルブの点検、ビードが上がらない、タイヤをはめにくい、石ケン水、ビードワックスを使うなどお作法が沢山あります。これらが原因でクリンチャーに戻られる方もおられると聞きます。

 

チューブラー、クリンチャー、チューブレスそれぞれ良いところがありますのでこれでないとということはありませんが私にはチューブレスホイールは+1です。

後輪ハブの分解

カーボンホイール後輪の回転にゴリ感がありハブを分解することにしました。このホイールは私個人用のホイールですので気兼ねなく作業を進めました。うまくいかなければハブを取り換えればいい話です。

外したフリー 爪4つ リング ゴムキャップ
中にベアリングが2個入っています

2本のアーレンキーを使って両サイドのキャップを外します。フリーも簡単に外すことができます。フリーには4つ爪がついています。これはリングで止めていますのでこれも外します。油分、汚れをきれいにふき取ります。

フリーを外したところ
汚れています

フリーを外した写真を見ていただきますとよくわかりますがグリスが茶色くなっています。きれいにふき取りました。

スライドハンマーは便利です

次にシャフトをゴムハンマーでたたいて抜き取ります。ハブ本体に圧入されているベアリングはスライドハンマーで抜き取ります。

 

フリーのベアリングはポンチとスライドハンマーを使いました。すべて分解しました。

すべて分解してきれいにしました

順番を忘れないように並べています。

 

ハブの分解にはやはり専用の道具が要ります。道具は高価ではありませんので興味のある方は揃えられたら良いかと思います。

アンカーボルト、水道用の部品も使っています

アンビルの上に置く小さな台は水道用の部品を使っています。こうした小物はホームセンターでぶらぶらしていて見つけることが多いです。普段から代用品を考えていてこれなら使えるなとアイデアが浮かぶことがあります。

 

さて、ハブの構造は簡単ですのでゴムハンマーでたたけばベアリングは外せます。つぎはベアリングのインストールです。

 

私は補助金具を使ってベアリングを叩きながらインストールしています。ねじの力を使って圧入する道具もありますがたたいて入れていくのも楽です。最初たたくときの方向が難しいですがゆっくり水平にたたけばいいことです。うまく真っ直ぐ入らないとわかるとすぐに中止してやり直しです。初動がいちばん大切です。

音が結構しますので昼でないとダメですね。アンビルの下には布切れを敷きホイールにはバスタオルのようなものをかけて音をできるだけ抑えるようにしています。ご近所、家庭内で仲良くする知恵ですね。

ゴリ感が取れたホイール

1時間くらいかかりました。久しぶりにハブベアリングのインストールを行いました。やはりちょっとした道具は必要です。これらの作業は難しいことではありません。ハブの構造は簡単ですのでその気になればできます。その気とは勇気ですね。壊しても大丈夫と思ってやれば意外と簡単です。ホイールを作るよりずっと簡単です。