ミニヴェロホイールの作製

リムとハブをお送りいただきました。ミニベロホイールの作製依頼です。

アレックスリム DA22
カンパハブ 前輪145g
カンパハブ 後輪用

リム アレックスリム DA22 シルバー 32H
ハブ カンパ レコード 32H

ハブはカンパニョ―ロ レコード 32H 前後セット 新品です。
リムは小径車リムとして手に入れやすいアレックスリムの製品です。

リム、ハブの正確なサイズは出ていませんので計測します。ホイール作りで一番大切な作業です。
スポークは2mm径の丸スポークを使いました。バテッドスポークや扁平スポークで作るのであれば特注になります。
通常の丸スポークであればカット対応できますので用意しやすいです。

後輪 736g
後輪スポークテンショングラフ
前輪 666g
前輪スポークテンショングラフ

小径車の32穴ホイールでは各スポークの間隔が狭いのでニップルが回しにくいという問題点があります。辛抱強くU型のレンチを使えばできますが楽な解決方法はリムの外側から回せるダブルスクエアニップルやDTのSquorxProニップルを使うことです。高価なニップルですが使う価値はあります。比較的楽にハイテンションに仕上げることが出来ます。スタンダードニップルの倍以上の価格ですのでこれを使うショップは少ないようです。ニップルの長さは16mmと結構長いサイズです。リムベッドの形状をみて使えるリムなのかの確認は必要です。

小さいホイールだから作るのは簡単そうに見えますが小径車ホイールは難しいと思います。ニップルを少し回しても大きく反応するのが理由です。大方の振れを取り、きれいに回るようにしてから調整を進めます。ニップルは少し回しても大きくリムは振れます。700cのリムと同じ感覚でニップルを回すとなかなか調整ができません。注意が必要です。
出来るだけ振れを最小になるように、出来るだけスポークテンションが揃うように調整します。

小径車のクロス組は2クロスで組みます。3クロスでは作りません

出来上がりました。

ホイール3セットのご注文

5年前にご注文いただきましたアルミホイールのスポーク替えと、新しいホイール2セット分のリムとハブをお送りいただきました。

5年前に納品しました黒スポークのホイール  シルバースポークに変更
5年前に納品しました黒スポークのホイール  シルバースポークに変更
バンテージ19 28H  前後セットでお送りいただきました
H+son ボックスリム 32H

ホイールはキンリンの22mm高のリムでシマノ105ホイールを使っています。黒のスポークをシルバーに取り換えます。他のホイールは①シルバーリムを使いハブはシマノのティアグラハブを使うホイールと②H+sonのボックスリムにサーリーのトラックハブを使ったホイールです。

勝手な想像ですが前にご注文いただきましたホイールが良かったのかもしれません。お客様よりまた新しくホイールを2セット作製依頼をいただきました。ありがたいことです。

ホイール作製の際、丸スポークを使う場合はハイテンションに仕上げるときに注意が必要です。ニップルレンチを回した時にスポークも一緒に回ってしまいスポークにねじれが生じます。扁平スポークを使う場合スポークテンションを上げるとスポークのねじれが見えますので比較的作業は楽です。ねじれ防止用としてのスポークホルダーを使います。

DTのスポークホルダーとニップルレンチ

丸スポークでは専用のスポークホルダーはありません。スポーク用のプライヤーなどでねじれを止めながらニップルレンチを使ってスポークテンションを上げていきます。この作業には高度な熟練が必要です。価格は丸スポークの方が扁平スポークの1/3と安価ですが作業ははるかに難しいです。ビルダーさんの熟練度は細い丸スポークの扱い方で分かります。過度にCXRAYなどの扁平スポークを勧めるビルダーさんには要注意かもしれません。ホイール注文の際には参考になると思います。

ホイール3セット、それぞれのご希望を伺って組み上がりました。

バンテージ19 シマノ ティアグラハブ RS400  28H
H+son ボックスリム 32H 後輪はJIS組
後輪 JIS組
シルバースポークに変更しました

①5年前にお納めしたホイールのスポーク替え
②シルバーリム、シルバーハブでホイール作製 前後共に28H
③ピスト用のホイールは後輪をJIS組に

ホイールの組み立てにはあまり時間が掛かりませんがスポークのテンション調整には時間が掛かりました。
出来上がり毎に3度に分けて発送しました。喜んでいただけると思います。