25mm幅45mm高リム使用カーボンホイールのご注文

リピーターのお客様よりカーボンホイールのオーダーをいただきました。
リム幅が25mmと少し幅が狭いリムで作ります。

ハブは持ち込みされました。ホイールは前後共に28穴です。

25mm幅45mm高リム ブレーキ面はオプションで強化されています
前輪ハブ 96g 28穴
後輪用 233g 28穴

前後共にスポークはwing21のシルバーでニップルもシルバーです。
スポーク数が28本あります。
メーカーの風洞実験では翼型スポークの空力は扁平スポークより良いということです。

前輪は2クロス組、後輪は3クロス組で組んでいます。

シルバースポーク、シルバーハブで作られたホイールは目が引く
穴ナシリムで作られたホイールはバルブ穴が一つだけ リムテープは要らない
穴ナシリムなのでバルブな穴だけあいています

今回のカーボンリムのブレーキ面はリムをオーダーする際にオプションでブレーキ面の強化を行っています。
このため通常のカーボンリムと比べてブレーキの効きが良いです。
ディスクブレーキのような効き具合と聞いています。

オプション加工でブレーキ面を強化しています

リムブレーキのカーボンリムではブレーキの扱いは慣れが必要です。
ブレーキレバーを引いては緩め、引いては緩めという使い方をします。
ずっとブレーキレバーを引き続けることは危険です。
これはブレーキ面が擦られて熱くならないようにするためです。

ディスクブレーキに替える理由として一般的にはリムブレーキより良く効くということがあげられます。

今回のリムのように効き具合が良くなるということなら今までの機材がそのまま使えるということですので投資金額を押さえることが出来ます。自転車のフレームを変えないでカーボンホイールの利点を生かす方法としてとても良い方法だと思います。

リムブレーキ方式、ディスクブレーキ方式それぞれ長所短所がありますのでよく考えられたら良いでしょう。

前輪 739g 28H 2クロス組
後輪 881g 3クロス組

出来るだけ真円を保つように、出来るだけスポークテンションが均一になるようにスポーク調整を行います。馴染みだしを繰り返してスポークを調整します。

このホイール、お客様には喜んでいただけると思います。

AL31Wアルミリムでホイール作製

このブログに連絡が入りました。

リム:TNI AL31W(ステッカーは剥がす)
使用方法:ロングライド
金額:手数料と送料込で6~7万円程度
手組ホイールの知識はあまりないため、ハブ▪スポーク▪ニップル▪組み方についてはそちらで決めていただけましたら幸いです。

前回の記事に続きますが、今回もTNIのリムでホイールのご注文です。

AL31Wリムはお客様の体重から前後共に28穴で提案しました。
ハブはシマノハブで、前輪後輪をティアグラRS400で仕上げます。ハブは必要十分な性能です。スポークは前輪が中央部が1.5mmのサピムのLaser、後輪は中央部が1.8mmのRaceで組みます。

当ブログにはベテランライダーさんからの注文が多いです。いろいろとホイールを試された経験がある方々なので硬い柔らかいの違いが良くわかっておられます。

AL31W 24mm幅31mm高 500g前後 高剛性 シールをはがす前に計測しました

リムは高さが31mmありますのでとても剛性が高いリムです。市販リムの中ではトップクラスと考えます。但し重量が500g前後ありますので少しでも軽い方が良いと思われる方には向きません。

前輪 812g
後輪 1061g

ホイールがよく走る走らないはリムで決まると考えています。乗り味はスポークで、ハブも大切ですが先ずはリムです。最初からAL31Wをご希望されているお客様はホイールのことをよくご存じです。

因みにホイールは4万円台で仕上がっています。メール2往復で商談はまとまりました。任すところは任す、お買い物上手なお客様です。ありがたいです。

24mm幅31mm高のワイドリムでホイール作製

お客さまよりご連絡をいただきました。

「オールラウンドに使えるC19幅のリムブレーキホイールが欲しいと思い、ご連絡させて頂きました。」

お客様に提案しましたホイールは次の仕様です。

リム AL31W 前輪後輪共に28H 後輪は3mmオフセット
ハブ 前輪 シマノ RS400 後輪 シマノ RS400 共に28H
スポーク 前輪 TB2015 2.2/1.5/2.0mm
スポーク 後輪 DTコンペティション 2.0/1.8/2.0mm
ニップル ダブルスクエアニップル

24mm幅31mm高  高剛性のリムはよく進む
RS400 28H 必要十分なハブです 良く回る
RS400 28H 必要十分なハブです 良く回る
後輪1079g  スポークはコンペティション 3クロス組
前輪823g  スポークはピラーTB2015  2クロス組

前輪スポークは中央部が1.5mmのピラーのTB2015スポークです。後輪スポークはDTのコンペティション(2.0/1.8/2.0mm)を使いました。どちらのスポークもバテッドスポークです。中央部が細くばね性があるスポークで、地面からの衝撃を和らげる働きをします。このため乗り味が優しくなります。2mm径のスポークで組まれたホイールとは全く印象が違います。

一般に完成車についてくるホイールは、ユーザーの範囲が広いのでほとんどのホイールは安価に剛性高くできる2mm径のスポークが使われることが多いです。お客様の体重や乗り方にあわせて作った誂えのホイールはついていません。

フレームも硬い、柔らかいがありますので自転車の乗り味はそれぞれ個性がでます。特にホイールはフレーム以上に特徴がでますので、一つのフレームでもホイール次第でいろんな乗り方を楽しむことが出来ます。

ホイールが前に進む時、地面に接している部分は僅かですが凹んでいます。この凹みの連続で前に進みます。剛性が高いリムを使うとリムの真円を保つ力が強いので地面に接する部分の凹みが少なくできます。真円を保てる力が強いホイールは駆動ロスが少なく良く進みます。

手組ホイールはロングライドに適しています 疲れにくいホイールです

今回のホイールは高剛性のアルミリムを使っています。出来るだけ各スポークのテンションが均一になるように調整し、振れが最小になるように仕上げています。お客様には喜んでいただけると思います。ご感想が楽しみです。

トラック競技用カーボンホイールの作製

トラック競技をされている方よりご連絡いただきました。種目は500mTTに取り組んでおられます。 自転車はスチールフレームのピストバイクと伺いました。

今回は決戦用として、カーボンリムのチューブラータイヤ用ホイールを希望されています。 ホイールに求める性能としては、踏み出しの軽さはある程度犠牲にして巡航速度の維持を考えられています。

前輪用ハブ 172g
後輪ハブ 224g

手持ちのGRAN COMPEのスモールハブの持ち込みです。ご意見を伺い、最終的には前輪55m高、後輪88mm高のチューブラーホイール決まりました。

前輪は20Hラジアル、後輪は24Hの2クロスで扁平スポークを使います。リム高がありますのでとても短いスポークになります。スポークは国内のセラーさんでは手配できません。
海外のセラーさんに注文しています。

風洞実験で調べた結果丸スポークと扁平スポークの空力差は1Wの違いとアメリカのあるホイールメーカーさんが調べました。
競技に出る方なら1Wは大きな値です。丸か扁平か、果たしてお客様は扁平スポークを選択されています。
秒を争うスポーツですのでスポークの価格は3倍以上違いますがこの選択は正しいと思います。

前輪 719g
前輪 ラジアル組
後輪 887g
後輪 2クロスで組んでいます

今回の後輪ハブは一般的な8速10速の後輪ハブのようなセンターオフセットがありません。前輪と同じ作りで左右のスポークテンション値は同じです。

作り方としましては前輪2つ仕上げる感じです。各スポークのテンションを出来るだけ均一になるように、フレは最小になるように仕上げています。ご感想が楽しみです。

ミニベロ用ホイール作製

このブログを読んでいただいた方よりミニベロホイールの見積もり依頼がありました。

451ホイール
ハブ シマノ RS300 前100mm 後輪135mm仕様変更希望
スポーク ブラック ニップル シルバー
リム ALEXRIMS DA22 (他のリムでも可)

簡潔に要点をシッカリと伝えていただいています。

ハブ軸を交換して135mm幅にします。
シマノハブは130、135どちらもハブシェルは同じですので軸を交換すれば対応できます。

上ハブはハブ軸130 下ハブは135mm  ハブシェルは同じ 軸だけ交換しました

ハブ軸を交換すれば130も135も使えることは意外と知らないユーザーさんが多いようです。細かい部品の供給をしっかりできるシマノはやはり素晴らしいと思います。

今回のホイールは小径車です。スポークが短いので簡単につくれそうに見えますが短いスポークは難しいと思います。通常の700cのホイールの方がずっと楽に作業は進みます。

大きいホイールも小さいホイールも基本は同じですのでスポーク長の計算もすべて同じです。
では何故難しいのか?

理由はニップル回すときの反応です。ニップルを少し回しても大きく振れ取りに反応するからです。しかも一般的なニップルレンチではスポークの間隔が狭いので12㎜、14mmの標準ニップルは回せません。使えないことはありませんが標準ニップルでハイテンションに仕上げるのは至難の業です。これはホイールづくりが出来る人なら良くわかることです。

振れがなく走ればいいホイールとスポーツ車のホイールとは内容が違います。
スポークテンションが100kgf前後に揃ったホイールに仕上げるには標準ニップルでは小径車は出来ないと思います。

前輪 687g
後輪 922g

小径車にはホイールづくりのノウハウが詰まっていると思います。たかがミニベロと侮ることは出来ません。

約46mm波型超軽量リム仕様ディスクホイールのご注文

以前ご注文いただきましたお客様よりご連絡いただきました。軽く波打っている形状の超軽量リムを使ったディスクホイールのご注文です。

リムは約400gの波型リムです。
ハブはTNIのREVOハブを持ち込みされました。スポークは羽形状のwing21を使います。

46.5mm高28mm幅 402g
TNI REVOハブ 後輪用 242g
TNI REVOハブ 前輪用 133g

ウィング21はサピムのCXRAYよりは剛性が高くCX-SPRINTよりは剛性が低いスポークです。空力はCXRAYよりは少し良いということです。
CXRAY使ったホイールでは少し温いと感じておられる方には適しています。ホイールの硬さはスポークが大きく影響します。
ホイールメーカーの宣伝文句に最強のスポークとか書いて宣伝していることが多いですがこれには注意が必要です。

CXRAYはとても優れたスポークですが万能ではありません。使い方には注意が必要です。
自転車の乗り方、使い方にあわせてスポークを決めることです。

今回の仕様で若干温いと感じる場合は後輪のギア側を少し太くすることで解決できます。
ホイールの硬さをスポークで調整する、誂えのホイールならではと思います。

シルバースポークが新鮮です
後輪 790g
前輪683g

シルバーのスポークで作りました。昨今黒スポークばかりのホイールですのでとても新鮮な印象です。
縦ブレ、横ブレを最小に仕上ています。各スポークテンションのバラつきはほとんどありません。精度の高いリムを使うと組み立ては安心できます。

良いホイールが出来ました。

MTBホイールのリム交換

今までに何度もご注文いただいているレーサーのお客様よりリム交換のご依頼です。

ホイールはHopeの完組ホイールです。

Hopeホイール前輪と交換用のTNI リム
TNIリム ED30 32H
リム交換前のHopeホイール後輪  987g

Hopeホイールはリム幅が24mm、太いタイヤが使えないことはありませんが幅広タイヤを使うならリム幅の広いリムがいいです。新しく取り換えるリムはTNIのED30リムで35mm幅です。TNIブランドのリムは価格がこなれて高性能です。お客様はうまく選ばれています。

交換リムのリム高はHopeホイールと同じでした。これならスポークを交換することなしに分解、組み立てができます。

リムのバルブ穴を同じ位置にセットして結束テープで固定


リム高が同じならホイールに結束テープで交換するリムを固定して、順番にニップルを緩めて新しいリムに移していきます。ニップルは黒色をご希望です。新しいダブルスクエアニップルを用意しています。

今回一番難儀したのはホイールの分解でした。完組ホイールはニップルが緩まないように緩み止めを使っています。カチカチに固めてあるので分解にはとても時間がかかりました。ニップルレンチを使いますがレンチだけではスポークは一緒に回ってしまいます。スポークをプライヤ―などで固定してニップルレンチで回します。オイルをわずかに注すと回しやすくなります。

スポークを再利用しないならスポークを切れば簡単に分解できます。しかしもう一度使う大切な部品なので丁寧にニップルを外していきます。分解、組み立ては専用ビットを取り付けた電動ドライバーを使うと仕事が捗ります。

組み立ては先ず八分のスポークテンションで組み立てて振れ取りを行う方法がいいです。縦ブレ、横ブレをとりセンターチェックを行います。一度組み終わったら徐々にテンションアップを行い、時間をあけて何度も馴染みだしを行います。         

リム変更後のMTBホイール
リム幅が35mmになりました  太いタイヤが安定して使えます
リム変更後の前輪  1069g
リム変更後の後輪  1289g

ホイールは太いタイヤを安定して使えるように変身できました。MTBホイールはロードホイールと比べて選択肢が少ないと感じています。完組ホイールのバリエーションが少ない分手組ホイールの出番が多くなります。剛性の高いリムを使い丁寧に組み立てたホイールは良く走ります。いいものがなければ作る、これをお勧めします。

46mm高28mm幅リムブレーキ用定番ホイールのご注文

昨年末にご注文いただきました。リム入荷にとても時間が掛かりました。政治が影響しているかもしれません。お客様にはお待たせしましたので申し訳ないのですがリムの入荷を待つしかありませんでした。

強化ブレーキ面

使用リムは定番のリムを使っています。46mm高28mm幅のリムブレーキ用リムです。ブレーキ面はオプションで強化タイプをオーダーしています。ブレーキ面が強化タイプのリムですのでブレーキはとても良く効きます。今までご注文いただきましたお客様からはとても良く効くというお言葉をいただいています。わざわざディスクブレーキに交換しなくてもいいようです。良くきくブレーキは安心度を高めます。

リム1本30ドルの追加オプションで良く効くブレーキならリムブレーキ用を使い続けるのもいいアイデアと思っています。リムブレーキのカーボンホイールではブレーキが問題でディスクブレーキに替える方がおられるという話をよく聞きますのでこれはいい話です。

スターラチェット方式ハブ

使いました後輪ハブはDTのスターラチェット方式を使っているハブです。DTの特許が切れてもうだいぶ時間が経ちました。スターラチェット方式のハブが容易に手に入るようになっています。ハブはとても大切な部品ですがリーズナブルな価格のハブでもよく回るホイールは作れます。

前輪655g
前輪スポーツテンショングラフ
後輪847g
後輪スポーツテンショングラフ

ホイール完成後お客様にお渡しするまでに約1週間の時間がありました。ほぼ毎日ホイールの馴染みだしを繰り返しています。馴染みだしを繰り返しますとスポークのテンションは安定します。しっかりと馴染みだしを行ってお渡しできます。振れが出にくい、よく回るホイールが出来上がりました。喜んでいただけると思います。

前輪65mm高、後輪78mm高、波型リムでホイール作製

リムの入荷に約3カ月かかったのですがとてもカッコイイホイールが出来ました。
波型のリムで前輪は65mm、後輪は78mmの高さでどちらも幅は32mmです。このホイール見た目は重そうですがとても軽量です。前輪757g、後輪903gで仕上がっています。スポークはサピムのCXRAYで組みました。

前輪65mmリム
前輪スポーツテンショングラフ  スポークテンションが出来るだけ均一になるようにすればグラフは丸になる
前輪757g
後輪78mmリム
後輪スポーツテンショングラフ スポークテンションが出来るだけ均一になるようにすればグラフは丸になる
後輪903g

ホイールはリム、スポーク(組付け)、ハブの順番で重要度が決まります。ハブは大切な部品ですが10万円近くするハブと1万円ぐらいのハブと回転に関しては大きく変わりません。見た目は違いますが回転に関してはほぼ同じと考えても良いかと思います。おっ、高級ハブを使っているなとわかるのですが安価なハブと比べて回転は大きく変わりません。

しかしリムと組みつけはホイールの性能に大きく影響します。リムは大切です。加えて組みつけもとても重要です。先ずは振れ取りですがそれ以上にスポークの張り方が影響します。剛性の高いリムを使い、各スポークテンションが均一になるように作られていれば駆動ロスが少ないホイールが出来上がります。

使われる部品が良く振れ取りがしっかりされていても各スポークのテンションが揃っていなければ中途半端なホイールになります。
今回これらの注意点をしっかり踏まえて組みました。リムが高価なので誰にでもどうぞという訳にはいきませんが、見た目が立派でよく回るホイールを試してみようかと考えている方にはおすすめします。

後輪135mm幅でホイール作製

お客様より後輪エンド幅が135mmの指定でご注文いただきました。

前輪798g
後輪1068g

ホイールリムは当ブログで一押しのリムAL31W(XR31T/RT)リムで作りましたホイールです。
通常前輪100mm,後輪130mmが多いのですが今回は後輪エンド幅135mmです。

シマノはスモールパーツが豊富で助かります

一般には後輪は130mmが多いので135mmのハブはなかなか手に入りません。しかし使用するハブはカップアンドコーン方式のシマノRS400ハブですのでハブ軸を交換しますとご希望の135mmハブが出来ます。シマノではハブ軸組み立て品という名前で交換部品は容易に手に入ります。ありがたいことです。

130mmのハブ軸を135mmのハブ軸に交換には少しコツが要ります。ベアリング球が落ちないように指で押さえ、新しい135mmの軸棒を入れますとスムースに取り換えできます。シマノハブでは玉押し調整は基本の整備技です。玉押しをコーンレンチで調整する技はハブの構造を知るとよくわかります。

バイスに挟んで作業を進めると楽で速い
ハブ軸を135mmに変更

ハブ軸を交換しますとホイールのセンターはズレます。今回軸長が5mm長くなりましたのでリムのセンターは2.5mm左にずれます。当然ながら新しくホイールのスポーク調整が必要です。

リムセンターを2.5mm反ギア側にずらすにはギア側スポークを緩め、反ギア側を締め付けることが必要です。結構ニップルを回します。作業は新しくホイールを作るのと同じです。

出来上がりの左右スポークのテンション比を確認しますと左スポークテンションが相当上がっています。左右のテンション比率が約95:100の比率でした。駆動ロスは大幅に減ります。

左スポーク(ブルー)のテンションが高い(95:100)

オフセットリム+135mm幅のハブを使うことでこのスポークテンション比率を得ることが出来ます。エンド幅135mmのクロスバイクがロードバイクに負けないスピードで競争できるとなると楽しいです。