手の感覚について

ディスクホイールを作製していました。

RR421リムで作製

リムはDTのRR421ディスクリムです。ワイドリムで軽量ながら剛性も期待できる優秀なリムと思います。

フロントホイールを作っている途中でなんとなく1本スポークが違うなと思っていました。

 

スポークはピラーのTB2015というトリプルバテッドスポーク(2.2/1.5/2.0mm)を使っています。スポークカットを行った時点ではいつもの通り計算したスポーク長にカットしてニップルにグリスを塗りながら作業を進めました。

 

仮組が終わった時点ではわからなかったのですがスポークテンションを上げている時にわかりました。やはり1本太さが違うのです。どうもおかしいのでノギスで測りますと太さが1.8mmあります。どうもピラースポークのストックの中に1本紛れ込んだのでしょう。スポークカット前の時は長さがほぼ同じでわかりませんでした。いつ紛れ込んだのかわかりません。

上DTスポーク 下ピラースポーク

点検しますとスポークのマークが違いました。やはり違っています。スポークはDTのコンペティション(2.0/1.8/2.0mm)でした。長年スポークをさわっていますと感覚でわかるようになってきました。

 

ではスポークテンションはどうでしょう。

 

このホイールですがスポークの違いはすぐに分かるのですがスポークテンションはなかなかさわってもわかりません。私には感知しにくいです。

スポークテンションを上げて振れも全くないホイールに仕上げましたがスポークのテンションを調べると全く揃っていませんでした。

強弱、強弱と各スポークがバランスとりながら仕上がります。振れはきれいに取れています。

スポークを握ってテンションの違いはよくわかりませんのでテンションメーターを信頼して作ることにしています。もちろんある程度違いはわかるのですが細かい絶対値となるとスポークを握っただけではわかりません。校正したテンションメーターが頼りです。

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