イタリア ミケのアルミホイールを購入

英国の通販からまた安いホイールを買ってしましました。

前輪962g 20hラジアル組
後輪1170g 左右2クロス組

重量は前輪962g後輪1170g 合計2132g と 重いホイールです。重いリム、太いスポーク、重いハブの組み合わせです。 前輪は20穴のラジアル組、後輪は28hの2クロス組です。ミケハブは気に入っていましてハブを転用できると思って買ったのですが残念ながら後輪ハブの穴位置が変則でした。購入時の写真で確認できなかったのです。うまく分からないように写真を撮っているのかなと疑っています。

ハブの穴位置が違うので通常のリムでは使えません。つまりリムは一般には販売されていない穴位置が変則なリムです。専用の穴あきが必要なのでこの特殊リムだけという制限があります。あとで転用できないハブ、リムなので勿体ないです。勿論カーボンリムを別注すれば穴の位置を指定できますので再利用できますが今のところそこまで予定はありません。

スポークは初めて見るスポークです。2mmの丸スポークを中央部から扁平にした変わったスポークを使っています。

スポークの総面積は前輪62.8㎟後輪87.92㎟合計150.72㎟です。仮にサピムのCX-RAYで組んだとしますとスポーク総面積が85㎟ですのでおおよそ2倍の面積です。これは強力です。ガチガチの高剛性ホイールです。

購入時のデフォルト状態ではスポークテンションが次のグラフです。

前輪 購入時のスポークテンション
後輪 購入時のスポークテンション

箱から出したホイールの振れはほとんどないのですがテンションばらつきは結構あります。これを修正すればホイールは変身します。調整手順は次のように行いました。

①なじみだしをもう一度しっかり行う。

前輪 一度各スポークに力を加えますと大幅にスポークテンションが下がります
後輪 一度各スポークに力を加えますと大幅にスポークテンションが下がります

②振れ取りのやり直し

購入当初からセンターは出ていなかったのでしっかりとセンターを出すようにします。

前輪 一度下がったスポークテンションを適切な値まで調整します
後輪 一度下がったスポークテンションを適切な値まで調整します

このような安価のホイールはストレス取りに機械でプレスする方法を行います。手組ホイールのきめ細やかな馴染みだしとは違います。プレス機で押し込むだけのなじみだしですので不十分な点が多いものです。再度手を加えて修正しました。3種類のグラフで見ますとよくわかります。

ミケのハブは使っているベアリングが大きいです。大きいベアリングが最大の特徴です。ハブ重量は軽量の台湾ハブより約100g重く、シマノ105やアルテグラよりも約100g軽いハブです。重量は増えますが回転が滑らかで丈夫です。

脚力ある人にはよい練習ホイールといえます。前輪20後輪28のホイールなのでテンション調整をしっかりして使うと良いホイールと感じました。安価です。重いホイールは走らないホイールではないことがよくわかると思います。

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