ストレートプルスポークが折れた

ディスク 前輪ホイールです。 角を曲がる際に、タイヤがつんのめり、スポークにつま先が当たり スポークが一本、ハブの根本で折れたとご連絡いただきました。

ホイールはICANのホイールで、ストレートプルスポークを使っています。折れたのはニップル側ではなく頭の方でした。

矢印のスポークが折れた
ストレートプルスポークの頭部分が折れています

Jベントスポークは折れやすいと思っておられる方が多いと思います。私はそのご意見には賛成できない立場です。

一般にはJベントのスポークを使ったホイールが圧倒的に多いです。これがスポークが折れたと聞くのはJベントが多いからだと思っています。Jベントは折れやすくストレートプルスポークは折れにくいということはありません。今回のホイールは正真正銘のCX-RAYストレートプルスポークです。Jベントであろうとストレートプルであろうと折れるときは折れます。

スポークの折れを防ぐにはスポークテンションを揃えることが大切です。テンションの値はこれだという数値はありません。強すぎるのも弱すぎるのもいけないというとてもあいまいな値です。しかし大まかな範囲で経験から言われている数値はあります。前輪は100~110kgf、後輪右は120~130kgfの範囲がいいだろうというはっきりしない数字です。予防にいいのは均一なテンションが有効です。

このホイールは超ハイテンションが原因のようです。本当にホイールのスポークテンション管理は難しいと思います。ホイールは見た目では分からないです。特に安価な中華ホイールには注意が必要です。今まで何度も記事にしていますが、自分でメンテが出来る人はいいですが、ケアできるルートのない人は手を出さないほうが良いかと思います。

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