反応は鈍いほうが使いやすい②

テンションメーターの校正をご依頼頂きました。

この中国製のテンションメーター付属の交換表が正しいのかずっと疑問をお持ちのようでした。本ブログよりご連絡いただきました。

メーターを50kgfから130kgfまで10kgf単位で測り、新たにスポーク3種類の交換表を作りました。

お預かりしました時はとても扱いにくいなと思いました。どんな機械も扱いには慣れが必要ですがとても時間が掛かりました。

 

このメーターは使うのに少し慣れがいるようです。理由は反応しすぎるのです。ばねが柔らかいので微妙な変化にも反応してしまいます。使っているうちになれるとは思うのですが反応が良すぎます。メーカーにはそれぞれ意図がありますので私がどうのこうのいうことはないとは思いますが私の素直な印象です。

ばねを強いものに交換して交換表を新しく自分用に作り直すのも一法と思います。

パークツールTM-1と比較しました

パークツールのTM-1は正確ではありませんが使いやすさという点で見るとよくできていると感じます。

 

メーターなしでもご自分が楽しむためのホイールでしたら十分作れます。特別必要なものではありません。

また購入された場合でもテンションメーターは新しく購入されたホイールのテンションを事前に調べておくとかスポークテンションの均一化のためだけなら校正など必要ありません。

しかし性能の良いホイールを作るための道具として使うならいずれのメーターも正確な数値を知るためにメーターの校正しなおしは必要と思います。

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