後輪ホイールの作成  後輪ホイールは右から左

後輪ホイールの作成手順を簡単に説明したいと思います。

ホイールを作る人ならすぐわかる話です。

XR22 キンリンリムは剛性高く安価
FH-RS400 32h ハブは重いがメンテは楽です
ERDを計測
ERDは598mmです
仮組が終わりました
スポークラインを整える 10秒ほどで終わりますがとても重要です

スポークを通し終わってテンションをかけて振れ取を始めるところからの話です。

 

左右のスポークはユルユルの状態から軽く緩みを取った状態まで均等にニップルを回します。

左右ともにとても緩い状態です。この時までは縦ブレのみを注意しています。横ブレは気にしません。

基本は右ドライブサイドのみスポークのテンションを上げていきます。

各スポーク少しずつ均等にテンション上げていきます。一周均等にテンション上げます。また一周均等に上げていきます。少しずつ何周にもわたってテンションを上げていきます。この時に左側には手を付けません。右のみ上げていきます。縦振れだけを取りながらテンションを上げていきます。

ここでスポークのテンションを測ります。均一になるようにテンションを調整していきます。だいたい100kgfで均等になるように調整します。

右は均等になり縦ブレも取れたところで左側にかかります。

左のユルユルのスポークをゆっくりテンション上げていきます。この場合も少しずつ一周、また一周とテンションを上げていきますとリムは左に寄っていきます。左の方にリムが寄っていきセンターに近づいていきます。

すでに縦ブレは大まか取れていますので左テンションをあげてリムを左に寄せてセンターを出していきます。

左にリムを寄せていきますと当然のことですが右スポークのテンションは上がっていきます。120kgf前後に上がります。

右から左です。

右を先に調整して次に左を調整するのです。

右のテンションはほぼ均一にテンションを取れていますのでリムを左に寄せて振れ取をするのですが振れが取れた時にテンションを確認しますと左テンションはバラバラです。

スポークテンションが均一でなくても振れは取れるのです。このことは前に説明していますがスポークテンションを完全に均一には出来ませんが振れを最小にスポークテンションは最大に均一化を図る。これがポイントです。

テンションの高いスポークの隣は緩くなっています。高い緩いが隣り合わせになっているのでこれを均等になるように調整していきます。これには慣れが必要です。左を調整しなおして左右のスポークテンションを均一化し振れを取りなおします。

次にストレスリリーブです。スポークを握ってなじみだしを行います。これも前に説明しています。

ストレスリリーブ  簡単ですが重要

ストレスリリーブを行いますとまた振れが出ています。少しずつ訂正していきます。テンションをあげ振れを取り直し、センターを出します。

簡単に説明しますと以上の事を行うのです。

そうです。後輪ホイールは右から左です。

ホイール作る人は、ははーん、そうするのかと納得いただけると思います。

いろんな人がブログで書いていますが、世界中の人が参加している有名フォーラムで確認したのがこの方法です。

スピードが違います。あっという間に出来上がります。微調整は必要ですが、振れは最小スポークテンションは最大限均一に守り精度をあげテンション偏差を5%以内に抑えれば言うことありません。高級完組でもこの数値まで精度を上げているホイールはとても少ないです。

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