3L3T組のホイールをテンション調整

個人用に組んだ3L3T組のホイールです。36穴のリムで組んだ、とても見て美しいホイールです。クロモリロードで走っています。

36hですので空力などは少スポークホイールに劣りますが見て美しいロードということで気に入っています。自己満足ですが。

半年ほど経ちますので振れ取り、テンションなどの調整をしようとタイヤを外してリムを掃除して再調整を行いました。

まず状態を観察するためにテンショングラフを出してみました。

グラフはこの状態です。2か所ほどグラフがひずんでいるところがあります。しかしスポークテンションはほとんど変化ありません。

少し歪あるがほとんど変化なし

これはホイールを作る時点で

★できるだけスポークテンションを均一になるようにする

★しっかりストレスリリーブを行う

この2点を守っているからです。

★スポークを均等に張っていれば緩みの誤差は少ない

★スポークラインをしっかり整えることにより歪は防げる

今回スポークを2か所再調整しました。次のグラフが調整後のグラフです。

テンションをしっかり揃えるとスポーク折れなどのトラブルは少ないです。

ホイールの作製依頼されました

今持っておられるリムを使ってホイールを作ってほしいと依頼を受けました。

前輪20h、後輪24hの軽量リムです。キンリンのリムと思われますがよくわかりません。

ハブ、スポーク、ニップルの選定をこちらで提案いたしまして最後にお客様が納得して決めていただくという方法で見積をいたしました。

 

私のブログからコメント欄より連絡いただきました。アドレスを教えていただき当方より連絡取り話を進めました。私がこのブログの管理者ですので安心していただけます。

 

ビジネスのことですからお互いに納得しないといけません。私の提案ホイールについては詳しく説明いたしました。ホイール作りについては詳しい方でこういう理由でと説明しますとすぐに同意いただきました。

送っていただいたリムが届きましてからはERDを計測しスポーク長をだしてスポークをカットという手順です。

出来上がりました。

部品の届くのが遅くなり少しお客様にご迷惑かけましたがしっかりいいホイールが出来上がりました。

テンショングラフ、スポーク長のデータをつけてお届けしました。

FIXを使う

スポークプレップを考えた人がFIXという緩み止めを作りました。

最近はこの緩み止めを使っています。

アメリカで発売されました。使用法を読むとスポークプレップを作った人の新製品ということです。テフロン系の薬品をつかっているそうです。スポークプレップも同じテフロン系なのでスポークプレップの改良品です。

使い方ですが説明文を読むと

スポークのねじ部分の余分なオイル分を取り去ることが大切と書かれています。

2種類の薬品を使ってスポークのねじ部分の油分を取り去ることを勧めています。

私は塗料のうすめ液とアルコールを使っています。

小瓶に入れたうすめ液でまずスポークのねじ部分の油分を取り去ります。

次にアルコールでもう一度油分を取り去ります。シャカシャカとねじ部分を液の中で攪拌するだけです。

この方法はFIXの説明書に沿った方法です。簡単に行えます。

乾きましたらねじ部分にFIXを塗ります。百均で買った小さな筆を使っています。自然乾燥でいいのですがヒートガンを使うこともできます。これですとすぐに乾きます。

しっかりとねじ部分にFIXが塗られています。はがれません。

スポークプレップを使っていた時は使い方が悪かったのかプレップがはがれたことがありました。油分を十分に取り去っていないのが原因です。FIXの説明文を読み込んで思いついたのですがスポークプレップを使うときもFIXと同じこの方法、2種の薬剤でねじ部分をしっかり洗う方法、これを使うのがいいようです。

なれると本当に簡単です。少し手間がかかりますがホイール製作には手間を惜しんではいけません。