シティーサイクル用のホイール、評価いただきました

ホイールをお届しましてすぐに乗っていただきました。ご感想いただきましたので報告したいと思います。ありがたいことに良いホイールという評価をいただきました。ホイールの内容は11月15日に記事にしています。

手組ホイールファンのホイールを正しく評価していただくにはいろんな方からの判断を集めていくしかありません。今回も参考になると思います。

36穴リムで作っています

以下原文インプレです。

とりあえず20キロほど乗ってきましました。
以下インプレッションになります


フレーム
中華ミキスト 鉄
コンポ
4700 フロントシングル
タイヤ
無印グランプリ 28C
チューブ
RAIR

直進安定性が良いですね。振動吸収と路面追従も最高です。
それにペダリングが楽、
踏んでも回しても気持ち良いです。
途中知人の所に寄り乗ってもらいました。
(速い!)と驚いてました。
楽で楽しくおまけに速い。

スピードを求めるフレームではありませんが ロスなく進むのは気分が良いモノです。 

素晴らしいホイール 重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。

お客様には手組ホイールファンの宣伝になると思いますと正直なところを申し上げてインプレお願いしています。結果的に宣伝になっていますが感じたところを述べていただいて初めてわかるものです。アマゾンの星印と同じです。良い点数いただきました。うれしいです。

フックレスリム使用36mm高カーボンホイールのインプレ

11月10日の記事にしています36mm高のフックレスリム使用のカーボンホイールのインプレをいただきました。熟練のライダーさんが感じられた印象記ですので細かいところも良く感じ取っていただいています。お客様より許可いただいていますので参考にしていただきたいと思います。

前輪 631g フックレスリム使用
36mm高フックレスリム使用 813g

以下原文です。

ホイールの感想です。

80km.1900m upのライドをしたファーストインプレッションです。

タイヤは「シュワルベプロ1TL 」

平坦 漕ぎ出しは完組と比べもっさり感あるものの、速度が上がればぐーーんと伸びる感じ。

30kmくらいの巡航はとても楽、手持ちの完組は尖った印象に対し、手組みは乗り味マイルド、踏み込みコシあり、よく転がりバランスがよい印象。

登坂 ぐいぐい登れる。踏むヒルクライムにはとても良いかも。手持ちの完組のヒラヒラ感とは違い、しっかり堅実に登る感じ。ホイール重量は手持ちの完組とほぼ同じですが、乗り心地の質の面でかなり違いを感じます、

今まで完組でないと走らないと先入観がありましたが、手組み、首折れスポークがここまで走るとは驚きです。今後のホイール選択に手組みも入ってきました。

趣味ライドで十分気持ちよくライドできます。

手組ホイールは走らないと思っておられたそうです。しかし実際はよく走ってくれているようです。良い印象で安心しました。優良可で点数つけますと優の下、良の上というところだと思います。気に入っていただきましてよかったです。

ジップ303後輪ホイールの調整依頼

2010年ころの古いジップ303後輪の調整依頼がありました。

シルバースポーク、シルバーハブは珍しい
後輪641g 軽量です
右ドライブ側はラジアル組 左非ドライブ側はクロス組

届きましたホイールがこのホイールです。昔この303を持っていましたので懐かしいです。

ハブ、スポークがシルバーです。今では別誂えのホイールでないと手に入れることが出来ないスタイルです。お客様もこのスタイルがお気に入りでクロモリフレームに取り付けておられるようです。

お預かり時点のスポークテンショングラフ

ホイールはいつも現状を確かめます。グラフにするとわかりやすいので一番にグラフで確認いたします。現状はスポークテンションのばらつきが大きく目立ちます。

組み方は右ドライブ側がラジアル組、左非ドライブ側はクロス組と変則組で仕上げています。この組み方で組むと左右クロス組よりも2~3%ほど左右比が改善できます。しかし右のラジアル組は駆動には参加しませんのでプルスポークが6本、プッシュスポークが6本ということになります。この組み方だから非常に駆動効率の良いホイールが出来上がるということはわかりません。今では珍しい組み方です。

リムについてですが、現在手に入るカーボンリムとこの13年前のリムと比べますと強度的には大きく変わっています。このリムではドライブ側のスポークテンションが100kgfありません。今のリムとは違いますのでこのテンションよりも大きくテンションアップをはかることは危険なのでやめました。

幸いにもこのリムはチューブラーリムなのでタイヤインストール後のスポークテンションは変わりません。クリンチャーリムならスポークテンションは大きく変わりますがこれについては心配は要りません。

左右のスポークテンション比率は約60:100を得られていますのでテンションアップは考えず、均一になるように調整を行いました。

調整後のスポークテンショングラフ

調整後のグラフを示します。これなら一目瞭然です。乗り味は大きく変わらないと思いますが安心度は増しました。

技術料+送料が往復かかりますが安心して乗れるということは大きなメリットと思っています。

SACRAホイール前輪のスポーク替え

ACRAホイールの前輪スポーク2本が歪んで取り換えの依頼がありました。メーカーは廃業されましたので部品調達などのメンテは大変かもしれません。

前輪623g 18h

お預かりホイールの前輪エンドキャップははめ込み式ではなくネジ式でした。5㎜のアレンキーを2つ用意してひねれば簡単に外れます。

スポークはストレートプルスポークでニップル側を緩めればあとは容易に外せます。少しの勇気と慣れで進めることはできます。作業は簡単ですが精度の高い道具が必要です。このような作業がお好きな方は自分でやるのが楽しいと思います。費用対効果を考えますとビルダーに任されるほうが安心です。

①スポーク長の確認用 ②③傷んで取り換え

スポークの長さを確認するために傷んでいないスポークを1本外して長さを確認致しました。ホイールには予備のスポークが3本ついていたようです。このスポークを使い取り換えます。外したスポークの長さを調べて予備スポークの中から選びますと1本だけカットすればいいことが分かりお預かりスポークから取り換えスポークを2本準備しました。

2本取り換えました  スポークは歪んでいました

スポーク2本を取り換えるだけではきれいな仕上がりにはなりません。スポークを外した時点でほかのスポークはバランスが崩れています。すべてのニップルを緩めて組み直すほうがうまく調整できます。急がば回れです。

調整しました 出来るだけスポークテンションを揃えています

スポークの取り換えと調整が終わりました。何度も馴染みだしを行います。組みかえですが方法は新しくホイールを作るのと同じです。フレが出にくいホイールにするには手間を惜しんではいけません。

BoraOne 50の調整

BoraOne50を購入された方よりご連絡いただきました。程度のよいホイールを手に入れたのですがやはり心配なので見てほしいとのご相談です。

ハブはそのままで、ニップルを回すだけの調整になると思いますがそれでも良ければお送りくださいとお返事しますと送ってこられました。

200サイズの箱に丁寧にいれてお送りいただきました 上の箱が160の箱です
タイヤがついて820g 軽量です
タイヤがついて997g とても軽量です

200サイズのとても大きな箱に入れられてお送りいただきました。傷がつかないように養生されて梱包を見ただけでも自転車愛が感じられました。

ホイールの点検をしましたところ前後ともにフレは少しありました。0.3~0.5㎜の振れを調整しましたので前後ホイール共に5,6カ所ニップルを回しただけの調整です。やはり高価なホイールはよくできています。

調整は簡単といえば簡単ですが全く初めての方には勇気がいると思います。ホイールは壊れはしない頑丈なものですが扱うには専用の道具が要ります。

このBoraOneは一般的なニップルレンチは使えません。ニップルのサイズが大きいのでパークツールの赤色、黒色ではニップルは回せません。専用のレンチが必要です。使われているスポークは扁平スポークなのでスポークの供回りを防ぐ道具も要ります。振れ取り台もがっちりしていないと微妙な振れが分かりません。

ほんの少しニップルを回すだけでですが理屈が分かっていないとできないと思います。難しい作業です。そのために高い送料を出してまでしてお送りいただきました。

BoraOne 50を点検してわかったことですがこのホイールのスポークは細めのスポークです。メーカーはわかりませんがサピムならCX-RAY、DTならエアロライトクラスのスポークで高級スポークを使われています。

お客様はダンシングで走るとシュータッチがすると言っておられました。ホイールは乗り手との相性がありますのでこのスポークでは少し剛性が足りないのかもしれません。力のあるライダーさんにはスポークの剛性が合っていないのかもしれません。

こんな場合はブレーキのシューを少し広げて擦れないようにするか、スポークの剛性を上げてホイールがよれないようにするしかありません。

今回のお客様にはスポークの交換までしなくてもいいのではないでしょうかという提案で終わりました。もう少し乗ってみて答えを出すということです。

お預かり時点では少し風邪をひいたぐらいの振れでしたので数か所のニップルを回して直しました。結果をグラフにしまして診断書がわりにしていただきました。

前輪スポークテンショングラフ
後輪スポークテンショングラフ

いくら程度が良いホイールといいましてもリユースの場合はやはり心配です。往復の送料と工賃は出費といえば出費ですが安心料と考えていただければ良いかと思います。お客様にはご納得いただきました。

次のホイールは手組ホイールファンにご注文いただけそうです。ありがたいことです。

ディスクカーボンホイールのインプレをいただきました

9月25日に投稿していますディスクカーボンホイールのインプレをお送りいただきました。

28mm幅46.5mm高 軽量リムです
前輪671g
後輪790g

46mm高28mm幅のディスクカーボンリムを使っています。リムハイトがありながらとても軽量です。ホイールの印象はとても良かったようです。以下お送りいただきましたインプレを記事にすることを了解いただきました。参考になると思います。

以下インプレです。

受け取りましたホイールですが、セットアップに手間取り、乗り始めるまでに時間を要しましたが、その後は順調に使用出来るようになり10日ほどで600㌔程度の距離を乗りました。

まず今まで使用していたHUNTとの決定的な違いは高速度域での巡航性能です。リム幅・リム高が大きくなり、スポーク本数が増えたことで、ホイール全体の安定感が大きく向上しています。路面に張り付く感覚が強く感じ取れ、今までよりも少ない出力で同等の巡航速度を維持できるようになりました。ホイールが安定しているので、今までよりもフレームが撓り、より大きな推進力が生まれているのが要因かと思います。

スポークテンションの均一化していただいているので、大きなトクルをかけてもホイールがヨレずにの回転が綺麗な為、ディスクローターがブレーキパッドと接触することもありませんし、乗っていてストレスを感じません。

ホイールの重量増に関しては、現段階では長い登り坂での使用を行っていないので、こちらは以後に要検証が必要です。来月の鈴鹿8時間エンデューロでは間違いなくアドバンテージを得れると確信しております。この度はありがとうございました。

とてもありがたいインプレです。この記事をお読みいただいた方にはホイールの選択肢として大いに参考になると思います。よくご連絡いただくことに何日の記事のホイールと同じ見積もりが欲しいといただくことがあります。実際ご使用いただいての印象記ですので参考になると思います。

MTBホイールのスポークテンション調整依頼

7月にご注文いただきましたホイールの出来が予想以上に良かったようで安心されと思います。同じお客様より新規に購入されたMTB用のホイール点検をご依頼いただきました。

このパッキングは大変だったと思います
2セットお送りいただきました

奥様も同じホイールということで2セットお送りいただきました。このパッキングは大変だったと思います。玄関が埋まってしまう大きさです。ホイールは手作りの箱にとても上手に入れられていました。大きな箱ですので送料は高額です。それでも手組ホイールファンにご依頼いいただきましたことはありがたいなと思っています。

ホイールはディスクホイールで29er用のホイールでした。スポークは2mmの丸スポークです。32穴のリムは高さの低いワイドリムでした。

ホイールをお預かりしましたらいつもスポークテンションを調べます。グラフにしてみました。

前輪は駆動ロスに大きく影響はありませんがこの状態では振れが出やすい
このようなスポークの張り方は振れがなくても駆動ロスが大きい

予想していましたがやはりスポークテンションは高い低いがあるスポークテンションです。このような量産のホイールにはいつも見られる状態で振れ取りさえできれば一応OKという品質です。ベテランライダーのお客様もご存じのことです。

このようなテンションが揃っていないホイールは新品の時には振れがなくてもしばらく乗っていると振れが必ず出てきます。クランクから伝わる各スポークにかかる力は同じでも受ける側のスポークの張り具合が揃っていなければ駆動にロスが生じます。

スポークテンションが揃っていると長く乗られても振れが生じることはとても少ないです。高価なホイールは手間がかかっていますのでテンションは揃っています。

安価なホイールのアップグレードにはスポークテンションを揃えることがとてもよい方法と考えます。タイヤの次に効果のある方法と考えています。

ニップルを回すときには注意が必要です。それはスポークも一緒に供回りしてしまうことです。ハイテンションで張ってあるスポークはニップルと一緒に回りねじれが生じます。これを防ぎながら回す必要があります。これが技術といえば技術ですが結構難しいと思います。慣れないとできません。

左右のスポークテンションは出来るだけ均一になるように調整しました
調整後の後輪スポークテンショングラフ

テンション調整が終わった後のテンショングラフです。お預かり時との違いがとてもよくわかります。ホイールは振れ取りが終われば完成ではありません。スポークテンションが揃ってこそ完成したと思います。

多スポークホイールのインプレをお送りいただきました

FTP300Wのパワーライダー様よりご注文いただきました多スポークホイールですが、約3か月乗られてホイールの印象をお送りいただきました。ホイールは7月26日のブログ記事で発表しています。

前輪740g
後輪961g

ホイールは次の仕様です。

リム キンリンXR31T/RT F28 R32

ハブ ノバテックA291SB F482SB

スポーク 前輪ピラーTB2015 後輪左ピラーTB2015 右DTコンペティション

ニップル ブラス

以下お送りいただきましたインプレです。

約3ヶ月使用しましたので、そのレビューを連絡させて頂きました。

◯比較したホイール

・R31T/RTで組んだ多スポークホイール

・リム高24mmの軽量アルミ完組ホイール(1470g、外幅25mm)

・BoraONE35

・BoraONE50

◯条件

15kmの平坦路で出力(300W弱で±1W)、フォーム、タイヤ(GP5000)、空気圧を揃えてタイムを比較

速度域は36~40kmぐらいです。

ホイールを履き替えてタイムを比較したり(非同時測定)、二人で交互に履き替えながら同時にタイムを比較したり、あれこれ悩みながら複数回実施。

◯結果

いずれの比較においても速いホイールと、遅いホイールで1%ちょっとの差しか現れませんでした。

また、中間のホイールは入れ替わることも多々あったので、僅かな風の変化に呑まれてしまう程度で、有意差かどうかはわかりませんでした。

ただし、有意差かどうかは置いといて、

傾向は、BORA50(ホッとしました) > R31T   ≧ アルミ完組 ≧ BORA35(悲) でした。

◯感覚的な部分

比較することで感触は明確に差がありました。

明確に乗り心地が良いのはR31Tでした。

路面の凹凸のフィーリングが曖昧になり(私には好印象)、ラテックスチューブや太めのタイヤを低圧で履いてるような印象。

きめのギャップでもカンカンきません。(ちなみにBORA35が最もカンカンでした)

ただし、登りに入り慣性を失って、登り速度域の巡航に入る間際は明確に重く感じます。これはBORA50も同じ。

登りのタイムにどう効くかはわかりませんが、ツーリング用途で組んでもらっており、登りは他人に合わせることが多いので気にしていません。

最後まで元気に平坦で適度な速度で引っ張れれば良し。

剛性の大小は私には判断できず。どれもちゃんと踏めば、スプリントもできると思います。

過去に高価でもシュータッチするホイールなども経験し手放してきましたが、そういうことはありませんでした。

◯耐久性

私は体重があり(74kg)、悪路も突っ込むので、スペック的には丈夫に見える安価な完組ホイールはたいてい初期に振れが出ます。

しかし、今回のホイールは毎日の通勤や悪路を含む200kmオーバーのツーリングもしていますが、今のところ目視で確認できる振れは出ていません。

総括すると、私はツーリング用に、丈夫で高価ではないホイールが欲しかったので、十分満足しています。

以上です。

とても詳しく述べていただいていますので参考になると思います。キンリンリムの多スポークホイールは気に入っていただいたようです。ありがたいことです。

リムの剛性を生かしてスポークの張り方を丁寧に組み上げればお客様の期待を裏切らないホイールに仕上がります。ホイールの見た目は地味ですが長く楽しんでいただけます。

改造レーシング3のインプレいただきました

9月2日に出しましたブログ記事に24gの増加で剛性を高めるという記事があります。オーナー様より改造後のインプレをお送りいただきました。

ホイールはアルミホイールの道標となっているレーシング3をカーボンホイールに改造しました改造版レーシング3です。

改造版レーシング3var.2

最初お納めしました時は気に入っていただきましたが乗り続けているといわゆるぬるさが目立ってきました。見た目はとてもいいのですが乗るとぬるいホイールという仕上がりでした。お客様からご連絡いただき後輪スポークをスポークを太くすることで剛性を上げることにしました。

今回パワーと経験に裏付けされた感性がないとなかなか感じ取れないことをうまく文章にしていただきました。記事にすることをお許しいただきましたので参考になると思います。

以下お客様のインプレです。

先日、スポーク交換を施してもらいました改造レーシング3ですが、感想を述べさせていただきます。

スポーク交換後、重量的には重くなってるはずですが、出だしは明らかに軽く進むようになり「ぬるい」印象は改善されました。

ただ、やはり巡航は46mmハイトの方が軽く進む感じです。
これはリムハイトの違いということで、全てにおいて合格点なホイールと言うことだと思っています。
(注:お客様は46mm高のホイールもご注文いただいています)

今回、タイヤも変えてみました。

自分の好みでミシュランパワーカップを使用してましたが、コンチネンタル gp5000に交換しました。

自分の偏見のようなものですが、今まではパワーカップは乗り心地良くて伸びが良い印象で、gp5000は乗り心地硬くて軽く回る印象といった感じでしたが、今回改造レーシング3を色々試してみて、印象が変わりました。

以前の「ぬるい」時より出だしが軽くなったのであれば、苦手な巡航性能を補う形で、パワーカップがベストなチョイスかと思ってましたが、gp5000の方が色々な場面での使い勝手で言ったらベストチョイスというか、しっくりした感じです。


空気圧も色々試してみました。

一般的な空気圧より少し高い目が好みですが、パワーカップでの46mmハイトより0.4bar低いところが良い印象です。

ちなみにメーカー推奨で言えば、コンチネンタルはミシュランより高い空気圧での運用を推奨してますが、改造レーシング3にあてはめると、ミシュランより低い空気圧がしっくりした感じです。

今回の件で、色々とホイールの事を考えさせていただき思ったのは、つくづく自転車はバランスが大事なんだなと改めて思った次第です。

これからも色々なシチュエーションで合格点な改造レーシング3を使用し、場合によっては46mmハイトを使い分けようと思っております。

改造レーシング3ver.2は常用ホイールとして合格したようです。雑誌記事に出ているライターさんのステマ的インプレではない生の情報をいただきました。メーカーの推奨値を参考にご自分の価値観で判断されている姿勢は参考になると思います。

落車ホイールのリム交換

2年前に45mm高のカーボンホイールの点検依頼をいただきましたお客様のお知り合いからご連絡いただきました。お客様は譲り受けられたホイールを使われています。修理に手組ホイールファンを紹介されたといっておられます。

2年前に点検したことがあるホイールです

落車されてから後輪ホイールが一定間隔で音が鳴るようになったそうです。いつも行かれている自転車屋さんで見ていただいた結果はホイール内部で何か不具合があるとのことです。結局は自転車屋さんでは対応できないということでした。

自転車屋さんに相談されたあと手組ホイールファンにもご連絡いただきましたがカーボンリムの内部に問題がある場合どうしようもないということをご説明しました。音がしないときもあるようでしたが大切な部品にすこしでも問題があるのは気持ちのいいものではありません。お客様には新品を購入するかリムの交換をお勧めいたしました。

最初に相談された自転車屋さんではホイールの買い替えを勧められたそうです。ハブはDTの350ストレートプルハブでしたのでこれを使わないのはもったいない話です。

よく考えられたようで再度ご連絡いただきました。

ホイールは45mm高のリムでした。このブログでは定番ホイールの46mm高リムなら在庫があることをお知らせしましたところリム交換のご依頼をいただきました。

手組ホイールファンでは穴ナシリムがメインですので取り換えは46mm高の穴ナシリムに交換となりました。少しだけリム高が増えましたのでスポークをカットし傷んでいる左スポークは取り換えということで組み上げることにしています。

後輪867g
出来るだけスポークテンションを均一に
取り換えたリム 459g

出来上がりのホイールは新品状態になりました。ハブは使い込まれていますのであたりが出ています。見込み客を失った自転車屋さんには悪いのですが、ハブ、スポークが再利用できた上にホイールは新品になりましたのでお客様にはプラスとなりました。