チューブレスタイヤ、ビード上げが大変です②

前回記事の続きです。

スポーク調整が終わったカーボンホイールにチューブレスタイヤを取り付けようとしています。これで3回目の挑戦になりますがうまくビードが上がりません。タイヤは新品のタイヤではないのでどうしても簡単にビードは上がってくれません。

3度目の試みです これだけシーラントが残っていました ビードが上がらない元です

諦めないでもう一度ビードの部分をきれいにしました。今度は丁寧に前のシーラントの滓を取り除きました。親指の爪を使って丁寧にこすって取り除きました。写真で分かりますが前回手を抜いていましたのでシーラントが残っていました。今度はもう何も残っていません。やっと新品状態にできました。

もう一度石ケン水を使ってトライしてみました。果たしてビードは上がりました。ただし、パキンパキンとビードが上がる音はしません。新しいタイヤでしたら甲高い音がしますが今回は音がしません。空気圧は4気圧ぐらいで止まったままですがタイヤはふくらんでいます。どこかで空気が漏れているのでしょう。

バルブコアを外してシーラントを30ccほど入れてみました。タイヤ全体にシーラントがいきわたるように回して再度空気を入れてみましたらパキンと音がなりビードが上がりました。

約2時間奮闘してやっとホイールは使えるようになりました。チューブレスタイヤは乗り心地はいいのですがやはりメンテが大変です。タイヤ2本連続で本当に疲れました。クリンチャーに戻そうか迷っています。

チューブレスタイヤ、2度目のビード上げが大変です

チューブレスタイヤは乗り心地がとてもいいです。初めてのチューブレスなら感激することは間違いありません。

シーラントの固まりがビードに付着しています これが厄介です

しかしリムテープが劣化してテープを取り換えるとかになりますと、タイヤの再インストールが大変なのがよくわかります。このことは今まで同じような記事を何度も書いています。タイヤメーカーさんの説明書、ホームページ、YouTubeどれを見ましても新品の時のビード上げを説明しています。2回目、3回目のインストールがどれだけ大変なのかはどこにも説明されていません。これは経験しないと分からないことです。

当ブログで何度も何度も愚痴っていますのでああ、また言うてるなという感じですがとても扱いが難しいと思います。

再インストールのコツはタイヤを新品状態に戻すということです。しかし完璧に新品状態に戻すことはできません。きれいにしたがこれでビードは上がるかな?と何度も繰り返すことになります。一度で済めばいいのですが簡単には前に進めません。これが面倒です。

ここまできれいにしたら大丈夫ということが分かりませんのでこれが嫌になります。チューブレスタイヤの再インストール料金が2倍になるショップがあります。価格が2倍でも安いなと思ってしまいます。

シーラントが固まった付着物をきれいに取り除きインストールすればうまくいくと思います。難しいことではなく、ただひたすらタイヤを新品のようにきれいにしたら再インストールは成功します。但しこれはとても面倒なだけで楽しいことではありません。

チューブレスタイヤの運用方法を考えました。次の通りです。

①チューブレスタイヤを長年使ってこられたベテランライダーさんに教えていただいた方法です。チューブレスタイヤはシーラントなしでもある程度の時間は乗れます。これを利用してシーラントを使わないでタイヤチューブと併用するという方法です。パンクすればチューブを入れる、チューブがあれば家まで帰れると思います。シーラントを使わないので再インストールでもタイヤに付いたシーラント滓を取り除く必要はありません。

②勿体ないけれど常に新品タイヤを使うという方法もあります。自転車屋さんにお願いしますとチューブレスタイヤの再インストール工賃は2倍以上することがあります。それなら少し勿体ないですが常に新品タイヤを使うことにすればタイヤインストールはそんなに面倒なことではありません。常に新品タイヤを使うといいましてもそんなに頻繁にパンクするわけではありませんので古いタイヤの再インストールに難儀するのならこれは一案かもしれません。古いタイヤは知り合いにプレゼントするか、チューブ方式で使うということもアリだと思います。つまり古いタイヤはチューブレス方式で使わないというやり方です。

③今まで通りの方法です。ただひたすらタイヤをきれいにして再インストールする方法です。注意点としてチューブレスタイヤの場合通常のポンプは使えないときがあります。新品のチューブレスタイヤなら通常ポンプが使えますが、2回目、3回目ではブースター付きポンプかコンプレッサーを使わないとビードは全く上がりません。

④最後にもう一つ、クリンチャーに戻る。

確かにチューブレスタイヤは乗り心地がいいのですが今まで分からなかった事柄が出てきます。チューブレスタイヤは良い点が多いのですが取り扱いは面倒です。良い点ばかりではなく裏面の理解も必要です。

カーボンホイール後輪のスポーク替えで剛性アップ

よくレースに出ておられるライダーさんにホイールを試乗していただきました。

後輪847g

100kmほど乗っていただいた感想は乗り味が柔らかいという印象でした。乗りやすいホイールですが踏み込んだ時のシャープさがないというご意見をいただきました。いわゆる温いホイールです。これは主にスポークの剛性が原因です。

ホイールは43mm高25mm幅の穴ナシリム、スポークは左右サピムのCXRAY、ハブはノバテックハブで組んでいます。今回の場合、スポークが細くて剛性が足りないホイールだったようです。これは乗り手によって違います。今回は剛性不足でありましたが乗り手によってはこれで良い場合もあります。ホイールは乗り手の力、好みによって違ってきます。

ライダーによって剛性調整をするのが良いかと思いますが、どちらかといえば高めの剛性が扱いやすいと思います。太いスポークで作ると剛性高いホイールとなります。この辺りは好みです。

今回の場合左右がCXRAYなので右12本を少し太くして剛性をあげることにしました。つまりCXRAYからコンペティションにすることにしています。

コンペティションに取り換えて867g 20g増えました 剛性は大きく変わります

後輪の左右スポークがCXRAYの場合24本では乗り味は柔らかく乗りやすいホイールですが力のある人には物足りないホイールでした。

今回ドライブ側のCXRAY12本からコンペティション12本に取り換えました。これにより20g増え、このスポーク替えでホイールの剛性は大きく変わります。

乗り手の体重やパワーで同じホイールでも感じ方は違います。ホイールが温いと思われたらスポークを取り換えれば蘇ります。

シティーサイクル用のホイール、評価いただきました

ホイールをお届しましてすぐに乗っていただきました。ご感想いただきましたので報告したいと思います。ありがたいことに良いホイールという評価をいただきました。ホイールの内容は11月15日に記事にしています。

手組ホイールファンのホイールを正しく評価していただくにはいろんな方からの判断を集めていくしかありません。今回も参考になると思います。

36穴リムで作っています

以下原文インプレです。

とりあえず20キロほど乗ってきましました。
以下インプレッションになります


フレーム
中華ミキスト 鉄
コンポ
4700 フロントシングル
タイヤ
無印グランプリ 28C
チューブ
RAIR

直進安定性が良いですね。振動吸収と路面追従も最高です。
それにペダリングが楽、
踏んでも回しても気持ち良いです。
途中知人の所に寄り乗ってもらいました。
(速い!)と驚いてました。
楽で楽しくおまけに速い。

スピードを求めるフレームではありませんが ロスなく進むのは気分が良いモノです。 

素晴らしいホイール 重ねてお礼申し上げます。ありがとうございました。

お客様には手組ホイールファンの宣伝になると思いますと正直なところを申し上げてインプレお願いしています。結果的に宣伝になっていますが感じたところを述べていただいて初めてわかるものです。アマゾンの星印と同じです。良い点数いただきました。うれしいです。

フックレスリム使用36mm高カーボンホイールのインプレ

11月10日の記事にしています36mm高のフックレスリム使用のカーボンホイールのインプレをいただきました。熟練のライダーさんが感じられた印象記ですので細かいところも良く感じ取っていただいています。お客様より許可いただいていますので参考にしていただきたいと思います。

前輪 631g フックレスリム使用
36mm高フックレスリム使用 813g

以下原文です。

ホイールの感想です。

80km.1900m upのライドをしたファーストインプレッションです。

タイヤは「シュワルベプロ1TL 」

平坦 漕ぎ出しは完組と比べもっさり感あるものの、速度が上がればぐーーんと伸びる感じ。

30kmくらいの巡航はとても楽、手持ちの完組は尖った印象に対し、手組みは乗り味マイルド、踏み込みコシあり、よく転がりバランスがよい印象。

登坂 ぐいぐい登れる。踏むヒルクライムにはとても良いかも。手持ちの完組のヒラヒラ感とは違い、しっかり堅実に登る感じ。ホイール重量は手持ちの完組とほぼ同じですが、乗り心地の質の面でかなり違いを感じます、

今まで完組でないと走らないと先入観がありましたが、手組み、首折れスポークがここまで走るとは驚きです。今後のホイール選択に手組みも入ってきました。

趣味ライドで十分気持ちよくライドできます。

手組ホイールは走らないと思っておられたそうです。しかし実際はよく走ってくれているようです。良い印象で安心しました。優良可で点数つけますと優の下、良の上というところだと思います。気に入っていただきましてよかったです。

ジップ303後輪ホイールの調整依頼

2010年ころの古いジップ303後輪の調整依頼がありました。

シルバースポーク、シルバーハブは珍しい
後輪641g 軽量です
右ドライブ側はラジアル組 左非ドライブ側はクロス組

届きましたホイールがこのホイールです。昔この303を持っていましたので懐かしいです。

ハブ、スポークがシルバーです。今では別誂えのホイールでないと手に入れることが出来ないスタイルです。お客様もこのスタイルがお気に入りでクロモリフレームに取り付けておられるようです。

お預かり時点のスポークテンショングラフ

ホイールはいつも現状を確かめます。グラフにするとわかりやすいので一番にグラフで確認いたします。現状はスポークテンションのばらつきが大きく目立ちます。

組み方は右ドライブ側がラジアル組、左非ドライブ側はクロス組と変則組で仕上げています。この組み方で組むと左右クロス組よりも2~3%ほど左右比が改善できます。しかし右のラジアル組は駆動には参加しませんのでプルスポークが6本、プッシュスポークが6本ということになります。この組み方だから非常に駆動効率の良いホイールが出来上がるということはわかりません。今では珍しい組み方です。

リムについてですが、現在手に入るカーボンリムとこの13年前のリムと比べますと強度的には大きく変わっています。このリムではドライブ側のスポークテンションが100kgfありません。今のリムとは違いますのでこのテンションよりも大きくテンションアップをはかることは危険なのでやめました。

幸いにもこのリムはチューブラーリムなのでタイヤインストール後のスポークテンションは変わりません。クリンチャーリムならスポークテンションは大きく変わりますがこれについては心配は要りません。

左右のスポークテンション比率は約60:100を得られていますのでテンションアップは考えず、均一になるように調整を行いました。

調整後のスポークテンショングラフ

調整後のグラフを示します。これなら一目瞭然です。乗り味は大きく変わらないと思いますが安心度は増しました。

技術料+送料が往復かかりますが安心して乗れるということは大きなメリットと思っています。

SACRAホイール前輪のスポーク替え

ACRAホイールの前輪スポーク2本が歪んで取り換えの依頼がありました。メーカーは廃業されましたので部品調達などのメンテは大変かもしれません。

前輪623g 18h

お預かりホイールの前輪エンドキャップははめ込み式ではなくネジ式でした。5㎜のアレンキーを2つ用意してひねれば簡単に外れます。

スポークはストレートプルスポークでニップル側を緩めればあとは容易に外せます。少しの勇気と慣れで進めることはできます。作業は簡単ですが精度の高い道具が必要です。このような作業がお好きな方は自分でやるのが楽しいと思います。費用対効果を考えますとビルダーに任されるほうが安心です。

①スポーク長の確認用 ②③傷んで取り換え

スポークの長さを確認するために傷んでいないスポークを1本外して長さを確認致しました。ホイールには予備のスポークが3本ついていたようです。このスポークを使い取り換えます。外したスポークの長さを調べて予備スポークの中から選びますと1本だけカットすればいいことが分かりお預かりスポークから取り換えスポークを2本準備しました。

2本取り換えました  スポークは歪んでいました

スポーク2本を取り換えるだけではきれいな仕上がりにはなりません。スポークを外した時点でほかのスポークはバランスが崩れています。すべてのニップルを緩めて組み直すほうがうまく調整できます。急がば回れです。

調整しました 出来るだけスポークテンションを揃えています

スポークの取り換えと調整が終わりました。何度も馴染みだしを行います。組みかえですが方法は新しくホイールを作るのと同じです。フレが出にくいホイールにするには手間を惜しんではいけません。

BoraOne 50の調整

BoraOne50を購入された方よりご連絡いただきました。程度のよいホイールを手に入れたのですがやはり心配なので見てほしいとのご相談です。

ハブはそのままで、ニップルを回すだけの調整になると思いますがそれでも良ければお送りくださいとお返事しますと送ってこられました。

200サイズの箱に丁寧にいれてお送りいただきました 上の箱が160の箱です
タイヤがついて820g 軽量です
タイヤがついて997g とても軽量です

200サイズのとても大きな箱に入れられてお送りいただきました。傷がつかないように養生されて梱包を見ただけでも自転車愛が感じられました。

ホイールの点検をしましたところ前後ともにフレは少しありました。0.3~0.5㎜の振れを調整しましたので前後ホイール共に5,6カ所ニップルを回しただけの調整です。やはり高価なホイールはよくできています。

調整は簡単といえば簡単ですが全く初めての方には勇気がいると思います。ホイールは壊れはしない頑丈なものですが扱うには専用の道具が要ります。

このBoraOneは一般的なニップルレンチは使えません。ニップルのサイズが大きいのでパークツールの赤色、黒色ではニップルは回せません。専用のレンチが必要です。使われているスポークは扁平スポークなのでスポークの供回りを防ぐ道具も要ります。振れ取り台もがっちりしていないと微妙な振れが分かりません。

ほんの少しニップルを回すだけでですが理屈が分かっていないとできないと思います。難しい作業です。そのために高い送料を出してまでしてお送りいただきました。

BoraOne 50を点検してわかったことですがこのホイールのスポークは細めのスポークです。メーカーはわかりませんがサピムならCX-RAY、DTならエアロライトクラスのスポークで高級スポークを使われています。

お客様はダンシングで走るとシュータッチがすると言っておられました。ホイールは乗り手との相性がありますのでこのスポークでは少し剛性が足りないのかもしれません。力のあるライダーさんにはスポークの剛性が合っていないのかもしれません。

こんな場合はブレーキのシューを少し広げて擦れないようにするか、スポークの剛性を上げてホイールがよれないようにするしかありません。

今回のお客様にはスポークの交換までしなくてもいいのではないでしょうかという提案で終わりました。もう少し乗ってみて答えを出すということです。

お預かり時点では少し風邪をひいたぐらいの振れでしたので数か所のニップルを回して直しました。結果をグラフにしまして診断書がわりにしていただきました。

前輪スポークテンショングラフ
後輪スポークテンショングラフ

いくら程度が良いホイールといいましてもリユースの場合はやはり心配です。往復の送料と工賃は出費といえば出費ですが安心料と考えていただければ良いかと思います。お客様にはご納得いただきました。

次のホイールは手組ホイールファンにご注文いただけそうです。ありがたいことです。

ディスクカーボンホイールのインプレをいただきました

9月25日に投稿していますディスクカーボンホイールのインプレをお送りいただきました。

28mm幅46.5mm高 軽量リムです
前輪671g
後輪790g

46mm高28mm幅のディスクカーボンリムを使っています。リムハイトがありながらとても軽量です。ホイールの印象はとても良かったようです。以下お送りいただきましたインプレを記事にすることを了解いただきました。参考になると思います。

以下インプレです。

受け取りましたホイールですが、セットアップに手間取り、乗り始めるまでに時間を要しましたが、その後は順調に使用出来るようになり10日ほどで600㌔程度の距離を乗りました。

まず今まで使用していたHUNTとの決定的な違いは高速度域での巡航性能です。リム幅・リム高が大きくなり、スポーク本数が増えたことで、ホイール全体の安定感が大きく向上しています。路面に張り付く感覚が強く感じ取れ、今までよりも少ない出力で同等の巡航速度を維持できるようになりました。ホイールが安定しているので、今までよりもフレームが撓り、より大きな推進力が生まれているのが要因かと思います。

スポークテンションの均一化していただいているので、大きなトクルをかけてもホイールがヨレずにの回転が綺麗な為、ディスクローターがブレーキパッドと接触することもありませんし、乗っていてストレスを感じません。

ホイールの重量増に関しては、現段階では長い登り坂での使用を行っていないので、こちらは以後に要検証が必要です。来月の鈴鹿8時間エンデューロでは間違いなくアドバンテージを得れると確信しております。この度はありがとうございました。

とてもありがたいインプレです。この記事をお読みいただいた方にはホイールの選択肢として大いに参考になると思います。よくご連絡いただくことに何日の記事のホイールと同じ見積もりが欲しいといただくことがあります。実際ご使用いただいての印象記ですので参考になると思います。

MTBホイールのスポークテンション調整依頼

7月にご注文いただきましたホイールの出来が予想以上に良かったようで安心されと思います。同じお客様より新規に購入されたMTB用のホイール点検をご依頼いただきました。

このパッキングは大変だったと思います
2セットお送りいただきました

奥様も同じホイールということで2セットお送りいただきました。このパッキングは大変だったと思います。玄関が埋まってしまう大きさです。ホイールは手作りの箱にとても上手に入れられていました。大きな箱ですので送料は高額です。それでも手組ホイールファンにご依頼いいただきましたことはありがたいなと思っています。

ホイールはディスクホイールで29er用のホイールでした。スポークは2mmの丸スポークです。32穴のリムは高さの低いワイドリムでした。

ホイールをお預かりしましたらいつもスポークテンションを調べます。グラフにしてみました。

前輪は駆動ロスに大きく影響はありませんがこの状態では振れが出やすい
このようなスポークの張り方は振れがなくても駆動ロスが大きい

予想していましたがやはりスポークテンションは高い低いがあるスポークテンションです。このような量産のホイールにはいつも見られる状態で振れ取りさえできれば一応OKという品質です。ベテランライダーのお客様もご存じのことです。

このようなテンションが揃っていないホイールは新品の時には振れがなくてもしばらく乗っていると振れが必ず出てきます。クランクから伝わる各スポークにかかる力は同じでも受ける側のスポークの張り具合が揃っていなければ駆動にロスが生じます。

スポークテンションが揃っていると長く乗られても振れが生じることはとても少ないです。高価なホイールは手間がかかっていますのでテンションは揃っています。

安価なホイールのアップグレードにはスポークテンションを揃えることがとてもよい方法と考えます。タイヤの次に効果のある方法と考えています。

ニップルを回すときには注意が必要です。それはスポークも一緒に供回りしてしまうことです。ハイテンションで張ってあるスポークはニップルと一緒に回りねじれが生じます。これを防ぎながら回す必要があります。これが技術といえば技術ですが結構難しいと思います。慣れないとできません。

左右のスポークテンションは出来るだけ均一になるように調整しました
調整後の後輪スポークテンショングラフ

テンション調整が終わった後のテンショングラフです。お預かり時との違いがとてもよくわかります。ホイールは振れ取りが終われば完成ではありません。スポークテンションが揃ってこそ完成したと思います。