後輪スポークを取り換える

このブログの記事に何度か使わせていただいている方のカーボンホイール点検依頼を受けました。私の作ったホイールではありませんが一見さんではありませんのでお受けしました。ちなみにこの方は京都の方です。

DT350ストレイトプルハブ使用 非ドライブ側CX-RAY ドライブ側CX-sprint
お預かり時タイヤついた状態でのスポークテンショングラフ  タイヤのビードが影響してスポークテンションは大きく下がっていますが約100kgをキープしています。悪くないです。

ホイールは手組ディスクホイールです。後輪がどうももっさりするとのことです。このもっさりという言葉ですが、国語辞典では見てくれがぱっとしなく動作が鈍い様子と書かれていますが見た目は洒落たロゴが入ったホイールです。

乗り手はFTP300近いパワーライダーさんですのでおそらく剛性が足りないのではないですか?ということをお伝えしました。

ホイールの剛性が足りない場合はスポークを増やすのですが、スポーク数を増やせないなら、つまりリム、ハブを交換できない条件では太いスポークに変えるしかありません。

ホイールの剛性はスポークの総面積に比例します。ということはスポークを変えればいいのですがいきなり2mmの太いスポークに交換もできません。理由はカーボンリムの場合太いスポークはカーボンが割れる恐れがあるからです。

いつも使っているリムメーカーでは一番太くて1.8mmまでと注意を促しています。おそらく今回のリムも同じと思いますので太さは1.8mm迄のスポークに交換することにしました。

ホイールを調べますと左非ドライブ側にはCX-RAY、右ドライブ側にはCX-sprintと扁平スポークを使い分けています。粋な使い方です。

サピムのホームページでCX-sprintを調べますと

Some professionals use the CX-Sprint on the drive side and the CX-Ray on the non drive side. This shall bring a more equal stiffness on right and left side in one wheel.

ホームページのデータによりますとCX-sprintの重量は260mmで5.2gです。DTのコンペティションは4.9gの丸スポークですので扁平スポークのほうが軽いように見えますがコンペティションのほうが軽いのです。260mmでCX-RAYは4.3gです。

最終的には左スポークCX-RAYを取り換えてDTのコンペティションに替えることにしました。右ドライブ側はそのままCX-sprintで残しています。

取り換え前のCX-RAYスポーク 12本で54g
取り換えスポーク コンペティション12本で75g

総重量はCX-RAY12本で54g、コンペティションで75gでした。約20gの増加です。わずか約20gの重量差ですが理論的には剛性は上がっています。

タイヤ外してテンション調整前の状態 左側にばらつきアリ
左側のスポークをできるだけ均等に調整しました

再度乗られた印象を聞かせていただくのが楽しみです。

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