テンションメーターと校正器

パークツールのテンションメーターTM-1はとても便利なもので使いやすいです。普段はデジタルテンションメーターを使っているのですが仮組の時などに大まかなテンションを知っておきたい時には手軽なので使っています。

ばねのねじを回して調整しています

私のTM-1は信頼できます。校正器を使ってTM-1のばね部分のねじを回して調整しているのです。必要なところが正確であればいいので、例えばコンペティションの100kgf、110kgf、120kgfを正しく読み取ればいいのです。

TM-1の調整は校正器があればそんなに難しくはありません。新しい交換表を作るか、パークツールの交換表に合うようにねじを回すだけです。

スポーク4種類すぐに校正できるようにしています

ブログの記事を参考に校正器を作ったと連絡いただいたことがありますが校正器は部品を揃えるのが面倒なだけで自作すればそんなに高価なものではありません。

販売してもいいかなと考えまして試作品を作ったのですがその都度スポークを取り換えずに済むように今は4種類のスポークをいつでも使えるようにしています。まあ校正器は簡単に作れますのでお勧めします。私のように4つも要りませんが一つあればとても安心できます。作るのが面倒な人はご連絡ください。

ゴキソホイールを再調整

ゴキソホイール再調整の機会を得ました。

ご依頼主はホイール作りのキャリアがある方で、ご自分で調整してみようとこのホイールに挑戦されたようです。ホイールを作れる方なのでご自分で調整してみようと思われるのは当然です。しかし残念ながらうまくいかなく困っておられたようでした。やはりカーボンホイールは難しいのかもしれません。

ゴキソのホイールはとても興味深いホイールです。ハブはとても重いのですがよく走るそうです。でも乗ったことがないのでよくわかりません。

前輪ホイール 793g
後輪ホイール 1024g

ホイールは完組ですが手組ホイールと同じです。ハブのサイズがホームページで発表されていますので詳細はよくわかります。

さて、ホイールはお客様がご自分で調整されたのでオリジナルの状態ではありません。いつもお預かりしたホイールはスポークテンショングラフを取るのですがデフォルト状態が分からないので残念です。しかしお預かり時のグラフを作りましたので示したいと思います。

前輪スポークテンション 角ばっているところで振れ取りバランスが取れている
後輪スポークテンショングラフ  リムが左に寄りすぎて前輪のようなテンショングラフです

元がはっきりわかりませんので私が普段作製しているスポークテンションに調整することにしました。

前輪は約110kgf、後輪ドライブサイドは125~135kgfで仕上げます。お客様にはニップルを回しやすくするためにオイルを一滴注すことの了解を頂きました。

ニップルはインターナルニップルなのでリムの外側より回します。

スポークのねじれを防ぎながらニップルを回すのですが慣れればこのニップルは簡単で扱いやすいニップルです。しかしリム穴からニップルを回すのは少しコツがいると思います。ハードルを高くしている一因のようです。

再調整には一度全部スポークを緩めて新しく組み上げていきます。遠回りのようですが早道です。

後輪ホイールは右から左に組むのが一番うまくいく組み方と思います。まず右ドライブ側を緩めのテンションで組み上げて縦ブレを取りその後左非ドライブ側のニップルを回してリムをセンターに寄せていくのが楽です。左に寄せていくと自然に右テンションは上がります。

簡単に言いますと後輪は右から左です。わかる人にはよくわかるコツです。秘伝のたれで自転車屋さんは絶対に教えてくれません。ホイール作りでうまくいかない人は試してください。

正確に測れるテンションメーターも大切です。チェックしながら組み上げていきます。

上手な人は30分くらいで組めますが精度の高いホイールにするにはやはりじっくり時間をかけるのが一番です。早いだけが上手なのではありません。

完成後の前輪スポークテンショングラフ
完成後の後輪スポークテンショングラフ

完成です。元のオリジナルはわかりませんが私なりのテンション構成で仕上げました。

一日置けばどのくらいテンションが変わるか?

今作業中のカーボンホイールの組み立てが終わり一回目のストレスリリーブ(なじみだし)も終わりました。

いつもホイールは一日、二日おいてから再調整していますのであまり気にしなかったのですがどのくらい変化しているのか見てみました。

仮組1回目
2回目のグラフ ストレスを取っています

ホイールは仮組の時に一回、仮組終了で一回と2回ストレスを取っています。

今日3回目になるのですが測ってみました。

1日前のデータと大きく変わりませんが次のグラフのようになります。

3回目のグラフです 少しドライブ側が緩みました

やはり少し変わっています。1日置くとなじむというかキンキンに張っていたスポークも休息取ったようです。129kgfから126kgfと少し緩んでいます。右ドライブ側を少しテンション上げて戻すことにしました。

ストレスリリーブ(なじみだし)でリムを床に於いて踏みつけるような手荒いことをする人がいますがこれは厳禁です。スポークを握ってなじみだしするのが一番リムに優しい方法と思います。10年ほど前ある自転車屋さんがこうするんや!と教わったことがありましたが一番リムにひどいことをしていることが後でわかりました。スポークを握る方法が一番良いと思います。

このホイールは3回目のなじみだしです。ここまでするとほとんど変わりません。しかし後もう一回行います。長く使われても振れは出にくくなります。偉そうなことを言っていますがちょっとした疑問の積み重ねと思っています。

手組ホイールを調整

とあるショップでご注文されたホイールですが受け取られた際に何か出来上がりに違和感があったようで乗らずにおられたようです。ネットで手組ホイールに関して調べていたら当ブログにあたりご連絡いただきました。ホイールの再調整のご依頼です。

お受けするときはいつも失敗したときの弁償も考えてお受けしています。今回は何とかこなせると思い、再調整お受けしました。

ホイールの内容は次のようなものです。

前輪
赤と緑のコントラストが印象的です

【フロントホイール】                                            

①リム MAVIC CXP-PRO 32H・クリンチャー

②ハブ ONYX    Vesper ROAD FRONT HUB         32H ・ハブシェルカラー:Green Anodized・アクスルカラー:Red Anodized・スチールベアリング

③スポーク SAPIM CX-RAY284㎜ ブラック・14G・2クロス/イタリアン組

④ニップル DT SWISSブラスニップル      ブラック 2.0 16㎜

⑥リムテープ     SCHWALBE       ハイプレッシャーリムテープ 700C×18㎜

⑦チューブ Panaracer R`AIR 700×18-23C・仏式48㎜

⑧タイヤ            Vittoria CORSAグラフェン2.0      700×23C ブラックスキンサイド・クリンチャー                                  

後輪
高級ハブです 左3クロス組 右2クロス組

【リアホイール】                                     

①リム MAVIC CXP-PRO 32H・クリンチャー

②ハブ ONYX    Vesper ROAD REAR HUB 32H ・ハブシェルカラー:Green Anodized・アクスルカラー:Red Anodized・スチールベアリング

③-1 ドライブ側スポーク DT SWISS        Competition 285㎜(スポークが長かったらしくカットされたとの事。カット後の流さは280㎜程だと伺っております) ブラック・14G・2クロス/イタリアン組

③-2 反ドライブ側スポーク         SAPIM CX-RAY288㎜ ブラック・14G・3クロス/イタリアン組

④ ニップル DT SWISS ブラスニップル ブラック 2.0 16㎜

⑦ リムテープ SCHWALBE ハイプレッシャーリムテープ 700C×18㎜

⑧ チューブ Panaracer R`AIR 700×18-23C・仏式48㎜

⑨ タイヤ          Vittoria CORSAグラフェン2.0      700×23C ブラックスキンサイド・クリンチャー

ホイールはご自分でプランを立てられビルダーさんに注文されました。

ご自分の体重、乗り方、フレームとの相性など考えてオーダーされています。ホイールの勘所を押さえた素晴らしいホイールと思いました。

お送りいただきましたホイールはハブがアクセントになっています。単なるアクセントだけではなく性能にこだわる高級ハブでした。存在感のある玄人好みのこだわりホイールに仕上がっています。

いつもお預かりしたホイールは最初にスポークテンションチェックを行います。

まず後輪です。

右テンションが平均約147kgfでした 以上に高いのでリム、ハブには良くありません

果たしてお客様が違和感持たれるはずでした。ショップからはドライブサイドを120kgfで仕上げたと報告されたようですがびっくりのスポークテンションで平均約147kgfでした。

このテンションでハブが壊れることはないのですがやはりハイテンションであるのは間違いありません。長い時間乗り続けるとスポーク、リムの経年変化に影響します。おまけにスポークテンションのバラつきが大きいです。駆動ロスが拡大するのは否めません。

次に前輪ですが、今度は逆にとても約90kgfと少し緩いのです。センターも出ていません。左右のテンションは左約84kgf、右約90kgfです。おまけにスポークテンションが揃っていません。強弱強弱と連続しています。少しくらいバラつきがあっても乗れますがやはりホイールにとってはよくありません。特定のスポークに疲労が進み折れなどのトラブルの元になります。また振れも出やすくなります。

やはりスポークテンションは揃っているのが一番です。

再調整しましたホイールのテンショングラフです。できるだけ揃え、出来るだけ振れを押さえています。この言葉とおり特別なことはしていませんが丁寧さが必要です。

スポークテンションはできるだけ均一にしています
異常なハイテンションを下げて左右均一に仕上げました

結果ですが、今まで納品しましたお客様から沢山インプレお送りいただきまして理解したことをいいますと、

◎圧倒するほどに変わるということはないのですがなんとなく進むようになったとよく言われます。

◎コーナーのラインが取りやすくなった、安定しているという言葉もいただくことが多いです。

劇的ということはないのですが乗った感覚はよくなります。均一に張ったスポークには均等に力が加わります。リム、スポークに偏った過度な負担がかからないのでトラブルなく長持ちします。このことが一番の利点と思います。

お客様のインプレをまた紹介したいと思います。

ゾンダ後輪ハブでG3カーボンホイール作製

ゾンダの後輪ハブを使って36mm高カーボンホイールを作りました。もちろんゾンダと同じニップル穴のないリムをオーダーしました。

リムはリムメーカーに寸法をしっかり指定して作ってもらいました。左非ドライブ側には純正スポークを切って使い、右ドライブ側はコンペティションにしました。純正スポークは扁平部分が邪魔をしてスポークカッターが使えません。ねじは切れますので1本ごとに切ってスポークを用意しています。今回の作業はスポークカッターがあるから出来る仕事と思います。なければ難しいでしょう。

スポーク長の出し方はとても大変でした。ハブ実寸を計測したのですが一発でうまくいきません。スポークオフセット値の撮り方が難しかったです。組み立ててはばらす作業を何度も行いました。少しずつデータを取って仮組が終わりました。

仮組が終われば後はニップルを締めこんでいくだけです。通常の作業です。出来上がりはよくできたと思います。

①リムの手配

②スポーク長の計算

③穴なしリムを使う

④厄介な組み立て

ゾンダハブ使用カーボンホイール
後輪882g
カーボンリムはスポークテンションを揃えやすい

とてもハードルが高く作り甲斐のあるホイールでした。出来上がりは882gです。以前購入のゾンダ現物は874gでしたのでほぼ同じ重量です。左右のスポークテンション比は約72:100です。通常のハブでは左が右の半分以下ですのでとても優秀です。 リム高が少し高くなり、外周部がカーボンで軽くなりスポークが重くなったということはホイールの剛性が上がり且つ空力がアップしたと考えます。

1346g超軽量アルミホイールのインプレをいただきました

ヒルクライムは不思議なスポーツです。しんどいけれど達成感がとても大きいと思います。皆さんがのめりこまれるはよくわかります。下りは注意が必要ですがレースとしては割と安全です。

さて、キンリンのXR200ナローリムでヒルクライム用として特化したホイールのご注文をいただきましたお客様よりインプレお送りいただきました。1300g台のホイールはやはり武器となると思います。ホイールは8月にご注文いただきましたがご都合があって最近乗られたようです。

前輪586g
後輪760g

以下インプレです。

組んで頂きましたホイールを、今日やっと履いて走ることが出来ましたので簡単ですがインプレさせていただきます。
本日、150km、2800mupのライドで、組んで頂きましたホイールを使用してみました。
タイヤはVittoria Rubino Pro Speed G+ 23c 新品、バイクはScott addict 2015、 ホイールの比較対象はキシエリPRO SLになります。
登りですが、やはり軽さは正義ですね。客観的に判断してもキシエリより速く登れました。また、嫌な振動も無く、滑るように回ってくれます。工作精度を感じさせてくれました。 ケイデンス90弱位でクルクル回しながら乗るのが気持ちいいホイールと思います。
平地巡行は真っ直ぐ走る分には大丈夫です。ただ、リムハイトが無いし、軽いのでスピード維持は楽ではないですね。
下りですが、タイヤなのかホイールなのか分かりませんが、ヒラヒラし過ぎて正直、怖いです。コーナーでバンク角が1発で決まってくれません。平地巡行でもヒラヒラ感はありました。

結果としては、ヒルクライム専用ならオススメします。ゾンダ買うよりコレ買って余ったお金をタイヤやスプロケットに回した方が幸せになれますね。半目、今日のようなライドだと、トータル的にはキシエリの方が楽に走れますね。登り以外は結構、気を遣います。タイヤのせいかも知れませんが…

私は登り専用に組んで頂きましたので満足しています。 (AL22Wだと、もっと安定してくれますかね?)

お客様はヒルクライムに特化されていますのでキンリンのXR200リムは結果的によかったようです。しかしホイールはこれ1本でオールラウンドOKとはなかなかいきません。今回のご注文のように的を絞ったホイールはとても上手なやり方で楽しいホイールと思います。ホイール沼は広くて深くなかなか一度入り込むと抜け出ることはできませんが趣味の世界ですのでいろいろ楽しむのが一番と思います。

ゾンダスポークを測って見ました

ゾンダのスポークを測りました。278mm10本で約60gです。私はスポークをグラム数で区分けしていますのでゾンダのスポークは6gスポークです。

ゾンダ 右ドライブ側スポーク 10本 59.5g

扁平スポークなのでCX-RAYのように見えるのですが軽いスポークではなかったです。重いスポークでコンペティションとほぼ同じです。コンペティション284mmを10本測ってみました。62gです。6グラムスポークです。

コンペティション黒10本 62g

ゾンダは前輪16本後輪21本のスポークを使っています。こんなに少ないスポークで剛性を出すにはやはり重いスポークでないと剛性は保てません。

折れたり、ゆがんだりしてスペアスポークを手配しないといけないとき高価なスポークを購入しなくても6gスポーク、コンペティション黒を代用すれば使えます。純正スポークを購入しなくても見た目さえ気にしなければコンペティション黒で十分代用できると考えます。

歪んだスポークを取り換えました

この8月にお買い上げいただきましたお客様より連絡が入りました。林道を走っている時に小枝がスポークに挟まりがこけられたそうです。お怪我がなくてもよかったですが、前輪が小枝でロックされスポークに大きな力が入り歪んでしまいました。

丁寧な梱包です ホイールバッグで送られました
大きな力でニップル穴が歪みました
アンビルの上で叩いてリムを修正
写真上スポークが大きく歪んでいました

お送りいただいたホイールを調べますとリムも少し歪んでいます。スポークを取り外し直せる範囲でリム面を叩いて歪修正しました。もとには戻らないですが使える範囲には収まります。ニップル穴も少し変形しましたのでニップルワッシャーで補強しています。

リムはキンリンのXR31T/RTリムで剛性があるのか大きな歪は出ていません。一部歪みみましたが十分使える状態でした。このリムは本当に優秀です。

8月納品時のスポークテンショングラフです
修理後のスポークテンショングラフ 均一にしています

スポークのテンションをチェックして仕上がりです。何度もなじみだしを行います。こうすることで振れは出にくくなります。テンションの状態をグラフにしましてデータと一緒にお客様にお返ししました。

ゾンダかレー3

いつも走るコースでカンパのホイールに乗っている人に私はホイール屋ですので声をかけることがあります。

ハブでわかりますので並走しながらカンパのホイールですか?と聞きますとゾンダです、と多くの方が答えてくれます。

ゾンダはどうですか?ともう一度尋ねますと、よく走ります、もうこれで十分ですという人が結構おられました。

そりゃそうです、普通サラリーマンのライダーさんならそんなにとっかえ、ひっかえホイールを替えるわけにはいきません。

☆が沢山のゾンダ wiggleホームページより

皆さんいろいろネットで調べ、評価を参考にします。自転車屋さんにもホイールのことを相談するとゾンダかレー3を買っておけば間違いありませんという答えが大概返って来ます。また、試乗会で試乗してもガンガン走れるわけでもありませんので詳しく比べることが出来ません。つまりネットショップの評価、自転車屋さんだけが参考になります。

最近のことですがヒルクライム用として軽量ホイールをご注文いただきました。ご依頼主は2017年にヤフオクに出品しましたシマノホイールをお買い上げいただいた方でした。今回のホイールで2セット目のお客様ということです

何故新品のシマノホイールを出品したかといいますとホイールのテンションを調べたかったのです。データを得られたのでヤフオク出品しました。

WH-010シマノホームページより

ヤフオク出品の時のデータです。残していました。

調整前の後輪ホイール
調整後の後輪ホイール

約1万円の新品シマノホイールWH―010を丁寧にスポークテンション調整して出品しましたところお買い上げいただいたわけですが今でも快調に走り、別に持っておられるゾンダよりもよく走ると評価されています。

シマノのエントリーモデルがゾンダよりもよく走るという話は興味深いお話です。理屈の分かったお客様です。

ブランドの力は大きいです。おまけにどこの自転車屋さんも援護射撃してくれます。購入するほとんどの人はいろいろ乗り比べた人ではありません。2000gのホイールから1500gに交換したら違いが大きくでるのは当然です。ゾンダ、レー3がいいのは当たり前です。

確かにゾンダ、レー3を選べば間違いありません。これは正しくその通りです。否定しません。しかしながら1万円のシマノホイールはよく走ると思っています。ホイールをよく知っている人たちの意見です。

知り合いの方でゾンダを続けて乗っておられた方が久しぶりにシマノのエントリーモデルを乗った時の感想です。このホイール、よく走る!と再認識されたようです。

この方はビギナーの時はホイールが悪くて走らないと思ってゾンダに替えたのですが長く乗っている間に地力がついたようです。少し重いエントリーモデルでもしっかり回せる力がつきました。結果的にシマノエントリーモデルのホイールは悪くないと思われたようです。

そうです、力がまだまだの時には重いホイールは走らないと思いますが重いホイールは剛性が高いです。力のある人はホイールの剛性を求めます。力がつくと剛性が分かるようになるのでこの話は理屈に合っています。

クリスキングのハブが届きました

カーボンホイールのご注文いただきました。クリスキングのハブを希望されましたが残念ながら私のほうでは適当なハブを手配することが出来ませんでした。いろいろ連絡のやり取りの結果ハブはお客様が手配されることになりリム、スポークは私のほうで準備しますということで商談は進みました。

今回のリムはハイグレードリムなので在庫していません。入用買いを行っています。ハイグレード軽量リムは通常より時間が掛かります。

お客様はクリスキングのハブを手配され先に送ってこられました。10万円以上もするハブですがお送りいただきました。お客様とはメールのやりとりだけです。お顔合わせて商談というわけではありません。それなのにこちらを信頼していただき高価なハブをお送りいただいたことに感謝いたしています。

憧れのクリスキングハブですが特徴はこんなところにあるのかもしれません。

・自社製作の精密ベアリング

・丈夫で軽量

・メンテナンスがほとんど不要

・見て美しいハブ

・豊富な色を選べる

・みんなが羨む、とても大切なポイントです

リムが届くのはもうしばらくかかると思いますが毎日ハブを眺めてニヤニヤしています。美しいハブです。