以前クリンチャー・チューブレス後輪ホイールは右に寄る記事を書きました。
センターが右に寄ることを知ってからはホイールの仕上げにはセンターを事前にずらせてお渡ししています。もちろん理由も書き添えています。
6.64-6.21=0.43 約0.2mmのずれ
クリンチャーホイールはタイヤインストール後にはスポークテンションが10~15%スポークテンションが下がります。リムのビードが影響しています。これはどんなに高級なホイールでも同じです。スポークテンションは下がります。この数値はタイヤ、リムの剛性によって違いますので正確な値はわかません。
しかし右にずれることは間違いありませんので私は0.2~0.3mmほど後輪を最初から左に寄せています。こうしておけば最終調整はブレーキ側で調整すればいいわけです。
ここまでこだわる必要がないと思われる方がおられるでしょうがわかっていることならば事前に対処しておけばいいという考えです。
センターゲージにはデジタルメーターを取り付けていますので正確に測れます。振れ取り台にもメーターを取り付けていますので数値管理は容易です。