シルバースポークで定番カーボンディスクホイールの作製

当ブログでは定番となっています36mm高28mm幅カーボンリムを使ってディスクホイールを作製しました。スポークはシルバースポークを使いました。アルミホイールでは普通のシルバースポークですがカーボンホイールではあまり使われているのを見たことがありません。黒いホイールは一般的ですがシルバースポークに少し変えるだけで印象の違うホイールが出来上がります。

前輪700g
後輪823g
後輪 左右2クロス組 wing21シルバー使用

リムは36mm高なので空力が期待できますので平地にも登りにも使える万能ホイールです。ただ、どこでも使えるということは専用ホイールには負けるということですのでこの辺りの選択には注意が必要です。勿論使いやすいホイールであることには間違いがありません。平均点は高いがその上があるということでどの場面でも優が取れるホイールではありません。

結論としましては、初めてのカーボンホイールとしては是非ともお勧めしたいリム高のホイールです。しかも穴ナシリムを使っていますのでチューブレスタイヤ、クリンチャータイヤどちらでも対応します。テープを使いませんのでとても楽な運用です。

スポークはwing21のシルバーです。Wing21はカタログ値では260mmで4.7gです。CX-RAY、エアロライトと比べますとほんの少し重いスポークです。重いということは剛性が高いということでCX-RAYと比べますと乗り味は少し硬くなりますがこれはお好みです。体重、乗り方が影響しますのでいろいろ乗り比べるしか分からない事柄ですが経験から言いますとスポーク数が20本ですので硬いホイールではありません。

ハブはTNIのREVOハブです。高級ハブではありませんが必要十分なハブとして使えます。国内商社さんのハブです。もし問題起これば取り換え出来るという安心感があります。しかし今まで問題なく使っていますのでとてもいいハブと思います。

出来上がり写真を見ますとやはり見かけることが少ないシンプルな無印ホイールです。何もないところがいいと思っています。スポークテンションに注意して仕上げています。

TB25リムからXR31T/RTにリム交換

2年前にお納めしましたチューブラーホイールをクリンチャーリムに取り換えたいとご連絡いただきました。

前輪822g
後輪1039g

ホイールはキンリンのチューブラーリムTB25を使ったホイールです。ハブはシマノティアグラハブ、スポークはDTのコンペティションで組んでいます。当初はDTのRR411のようなリムをご希望でしたがキンリンのXR31T/RTを提案しました。

XR31T/RTは24mm幅なのでDTのリムより幅広くなりますのでご使用の23cでは難しいのではないかと思っておられました。

そこでリム幅とタイヤの関係性を説いた105%ルールをご説明しました。23cタイヤに24mm幅リムは十分使える(最適かも?)とご理解いただいたようです。キンリンXR31T/RTで作り替えるご注文をいただきました。

25mm高リムから31mm高リムなのでスポークをカットして作り替えることにしました。新しいスポークは使いません。リムとニップルの交換で新しいホイールを仕上げます。手組ホイールの良いところだと思います。

お預かりのティアグラハブはあたりが出ていましてとても軽く回ります。シマノハブはやはり育っていくハブだと感じます。

ハブの再利用の場合はスポークの向きを考えて同じ穴に通すことが大切です。ハブにはすでにスポークによる傷跡がありますのでその穴位置にあわすことです。スポークの方向が違うとハブの穴位置が変わるのでフランジが割れる原因にもなります。この穴位置には注意が必要です。

前輪887g
スポークテンションを揃えることが大切です
後輪1109g
スポークテンションを揃えることが大切です

スポークをカットして、元の穴位置に通して組み上げました。スポークのテンションを出来るだけ均一になるように、フレは出来るだけ最小になるように組み上げます。一行だけの説明ですがなかなか厄介な作業です。何度も馴染みだしを行い完成します。

XR31T/RTリムは重量が約500gと軽くはありませんが剛性があり空力の援護がありますのでとても優秀なリムだと常々感じています。出来上がりの総重量はけっして軽くはありませんが軽いだけが走るホイールではないということがよくわかるホイールです。ご感想が楽しみです。

1317g、超軽量アルミホイールの作製

お客様からは4月にご連絡いただきました。登り用として1250gくらいのアルミホイールをご希望でした。この重量はアルミリムでは難しいことお伝えしました。1350g前後ならできるのでお見積りしました。じっくりといろいろお調べなったようです。ご検討の結果、手組ホイールファンにご注文いただきました。

すでにカーボンホイール、レーシングゼロを持っておられます。使われる目的は登りだけです。軽量のアルミリムにTNIのAL22がありますのでこのリムを使った軽量ホイールを提案しました。

以下詳細です。

リム AL22 前輪20H 後輪24H

ハブ ノバテック A291SB 20H  F482SB 24H

スポーク 前輪TB2015(2.2/1.5/2.0mm)黒

スポーク 後輪左TB20152.2/1.5/2.0mm)黒 右コンペティション(2.0/1.8/2.0mm)黒

ニップル ダブルスクエア 黒

前輪548g
出来るだけスポークテンションを揃えます
後輪769g
出来るだけスポークテンションを揃えます

出来上がりは前輪548g 後輪769g  合計1317g

超軽量アルミホイールです。このホイールで平地を走るとリム高から得られる空力の援護がないため極端な言い方ですがずっとくるくる回し続けないといけません。その代わり登りになりますと軽量を生かして力が発揮できます。高さのないナローリムなので外周部が非常に軽く登りはとても楽で言わば登り専用です。1フレーム2ホイールとよく言われますが、リム高のある平地用のホイールを持っていられる方にはお勧めです。

超軽量カーボンチューブラーホイールの作製

これで3度目のホイールご注文です。超軽量カーボンチューブラーホイールの作製依頼を受けました。リム、ハブはご自分で手配されました。スポークはこちらで用意いたします。

このホイールの作製ではストレイトプルハブなのでスポーク長算出が一番の要です。ハブの計測が正確でないといけません。

ストレイトプルスポークはニップルを回すときにスポークも一緒に回ることがあります。扁平スポークならねじれ防止としてスポークホルダーを使いますが丸スポークの場合スポークホルダーが使えません。プライヤーなどで回転防止をしながらテンションを上げていくことにも注意が必要です。

これらは慣れている人には何でもないことですが難しいといえば難しい。今回のお客様のようにプランだけはご自分で、あとはプロに任せるという方法はうまく考えられたと思います。

たとえが大げさですがある製品を作り上げるのに中小企業の親父がバックアップするドラマのような感じです。以下あくまで個人的な意見です。

自転車の性能ではフレームは大きな要素といわれています。しかし素人では硬い柔らかいまでは感じることが出来ますがそれ以上になりますと難しいです.

その点ホイールは違います。差異がはっきり出ますので面白いです。そのホイールのプランを自分で考えて部品を揃えて製作発注する。組み立ても自分でやればいいのですがこれは結構年季が必要です。このややこしいところを省いてプランを仕上げるという方法はいい方法です。手前味噌になりますがお客様は良いところに目をつけられました。

自分でプランしてホイールを仕上げる、勿論こうしたらどうですかと助言はいたしますのでとても楽しく、時間やお金に於いても経済的です。

出来上がりのホイールです。

前輪539g 
ノバテックハブ使用 左右2クロス組
出来るだけスポークテンションを均一に仕上げました

ONYXピンクハブでホイール作製

ホイール作成を依頼した場合の支払い方法はどうなるでしょうか?というお問い合わせいただきました。銀行振り込みでお願いしています。というお返事からお話は進みました。

お客様よりハブをお送りいただきました。リムはキンリンのXR31T/RTで、スポークはTB2015黒という組み合わせです。

以下詳細です。

リム XR31T/RT 前後ともに32H

ハブ 持ち込みONYXハブ 前後共32H

スポーク TB2015 黒 

ニップル ダブルスクエア 黒

ハブは持ち込みいただきました。ピンクのハブでとても存在感あります。リム、スポークは黒色なのでピンクが差し色になりとても美しく仕上がります。

前輪 105g
後輪 356g

ハブを計測しました。前輪用105g、後輪用356gと重量は決して軽いとはいえませんが回転はとてもなめらかです。重量があるということは丈夫ということでもあります。何事もトレードオフですべてがいいということはありません。また、通常ならラチェットリングに爪がカリカリと当たる音がするのですがこのハブは特殊な構造でそのような音がしません。とても静かに回るハブです。さわってみると作りの良さがよくわかります。とても素晴らしいハブでこれなら欲しいと思います。

スポークは提案を受けていただきました。ピラーのTB2015です。中央部が1.5mmのバテッドスポークを使います。細いスポークは地面からの衝撃を和らげてくれますのでロングライドに適したホイールに仕上がります。

ニップルはダブルスクエアを使っています。ニップルも重要な部品です。ダブルスクエアは前からでも後ろからでもニップルを回すことが出来ますので使いやすいニップルです。

前輪797g
前輪スポークテンショングラフ  バラつき度を出来るだけ小さくします
後輪1042g 重さと性能は別のものです
後輪スポークテンショングラフ 出来るだけバラつき度を小さくします

ホイールは日にちをかけて何度もテンション調整を行います。この点が完組ホイールと違う点です。時間をかけて調整すれば狂いが出にくい。簡単なことですが量産ホイールにはできないことです。いわば職人仕事ですので手間をかけて仕上げています。

マリアローザ・ホイールと呼ばせていただきます

出来上がりのホイールはとても美しいホイールで、マリアローザ・ホイールが出来上がったと喜んでいます。安心できるハブを持っていれば何度も楽しめるのがいいです。

シルバーホイールの作製

神戸のビルダーさんが販売されているホイールと同じようなホイールが欲しいとご連絡いただきました。リムは22mm高のシルバーリムに台湾ハブ、スポークはサピムのRaceという組み合わせのホイールです。

手組ホイールファンでは22mm高のリムはご用意できなく26mm高、31mm高ではご用意出来ますとお返事しますと26mm高で見積依頼があり、ご注文いただきました。

ホイールは下記の仕様です。

リム キンリンXR26T/RT  前後ともに32H

ハブ 前輪 シマノHB-RS400 32H

   後輪 シマノFH-5800 32H

スポーク 前輪 ピラーTB2015 後輪左 TB2015 後輪右TB2018

ニップル ピラー ダブルスクエア シルバー ブラス

前輪813g
前輪スポークテンショングラフ
後輪1044g
後輪スポークテンショングラフ

シルバーリムはなかなか手に入れることが難しいリムです。自転車部品を扱う店ではプレミア価格となっているショップもあります。当方もいつも仕入れるセラーさんに頼んで仕入れたリムです。

シルバーホイールはクロモリフレームによく似あいます。クラシックな自転車にはぴったりのホイールです。今回のリムは26mm高24mm幅と最近のワイドタイヤにも適したリムでクラシックなイメージですが実際はモダンなホイールが出来上がります。リム高がありますので剛性が高いホイールです。

ハブはシマノハブを提案しました。シマノハブはユーザーが育てるハブです。こまめにグリスアップを行いますと20年使われても大丈夫です。リムのほうが先にすり減ってしまうくらい長持ちします。

スポークは中央部が1.5㎜のバテッドスポークを使います。細いスポークは地面からの衝撃を吸収してくれますのでロングライドに適しています。

ニップルはダブルスクエアを使いました。前からでも後ろからでもテンションアップが出来るニップルです。扱いやすいのでお勧めです。難点は手に入れにくいことです。

見た目はクラシック、製品内容はモダンというホイールです。リム剛性が高くスポークテンションを揃えて仕上げていますので踏み込めば反応してくれるホイールです。ロングライドに適した存在感たっぷりのホイールが出来あがりました。

重量は前輪が813g後輪が1044g合計1857gと決して軽くはありません。普通なら敬遠する重量ですがホイール選びで誤解されていることが多いので説明したいと思います。

軽いホイールが欲しいとおっしゃる方が多いのですが軽いから走るという考えは間違いです。勿論軽さは必要な条件ですが軽さよりも剛性と組付けが大切ということを見逃してしまうことが多いようです。剛性の高いリムは凹みにくいです。どんなホイールにも体重がかかるので地面と接している部分は凹んでいます。この凹みの連続で前に進むわけですが剛性が高いと体重による凹みが小さいので駆動ロスが少ない訳です。組みつけが大切なのも同じです。すべてのスポークがロスなく働いてくれるように均一なスポークテンションで組み上げることが必要です。

1500g以下と当初ご希望でしたが出来上がりは1857gです。重量があるのですがこのホイールはよく走ります。理由は剛性高いリムと組みつけの良さです。ホイールは軽いに越したことはありません。しかし軽さ以上に大切なことはリム剛性とスポークテンションです。

お客様はこの説明をご理解いただきました。インプレが楽しみです。

4セット目のホイールをご注文いただきました

アルミホイール、カーボンホイールと何度もリピートいただきましたお客様より今回はワイドリムを使ったカーボンホイールをご注文いただきました。

どうしても自慢話になってしまいますが以下お客様より伺ったお話です。

お客様はいろんなブランドホイールを試してこられて手組ホイールファンにたどり着かれました。以来ホイールは手組ホイールファンにご注文いただいています。

お客様のライド仲間は超高級の自転車、ホイールに乗っておられる方々が多いグループのようです。手組ホイールファンの無印ホイールを取り付けて走ると何処のホイールかと仲間より聞かれるとのことです。そんなグループの中で手組ホイールファンのホイールは頑張って!?います。

関西人はいいものを安く買うことに喜びを感じます。お客様はもともと関西人ですが今は違うところにお住まいです。しかし関西気質は変わりません。お仲間のホイールと比べて1/3の価格で買ったホイールで十分互角に走れていることが楽しいといっていただいています。

無印のホイールですがスポーク調整がよくできていればブティックブランドのホイールと乗り比べても互角とは言いませんが十分楽しめます。高級車に乗るのが楽しい方も沢山おられます。乗ったことがないのですがその気持ちは分からないでもありません。しかしリピーターのお客様は見る目があれば余計なお金を駆けなくても充分楽しめるというお考えです。実際大いに楽しんでおられ、ご友人まで紹介していただきました。

今回ご注文いただきましたホイールは次のようなホイールです。

前輪638g
前輪スポークテンショングラフ
後輪790g
後輪スポークテンショングラフ
リムは迫力あります

リム 30mm幅40mm高 カーボンリム 前後共24h 穴ナシリム フックレス

ハブ ノバテック ストレイトプルハブ前後共24h

スポーク サピムCX-RAY wing21

ニップル DT SquorxPro ブラス 黒

リムにはうねりがあります。ブティックブランドのホイールのようです。フックレスタイプでご注文いただきました。通常のリムと比べて格上のプロ仕様のリムです。当然価格も倍ほどしますがとても軽量です。勿論通常のリムも充分な強度があるのですが軽さが違います。

ハブは量産ハブのノバテックのストレイトプルハブです。ブティックブランドのハブではありませんが性能に関しては必要十分なハブと考えています。しっかりとした材料、部品で作られたハブなら高価なハブと比べて価格差だけの違いがあるのかという見方です。ハブに性能差があるのかもしれませんがその差よりもホイールの作りなどトータルで考えられています。価格も重要な必須条件です。こうしたお考えでご注文いただいています。

スポークは軽くて丈夫で空力のあるサピムのCX-RAYを前輪、後輪左に使い後輪ドライブ側には少し太いwing21で剛性を高めています。

ニップルは目立たない部分でありますが重要な部品です。高価なニップルですが内部に固着防止剤が注入されているSquorxProを使いました。

ホイールの出来栄えはスポークテンションで決まります。しっかりとスポーク調整行いました。お客様のインプレが楽しみです。

3セット目のカーボンホイール作製

リピーターのお客様より3セット目のカーボンホイールをご注文いただきました。

ブランドホイールにはないご自分の乗り方に合ったホイールが出来るということで気に入っていただいています。既成ホイールの1/3の価格も魅力と思います。今回ハブはご自分で手配されて持ち込みされました。

前輪683g
後輪808g
フックレスタイプのリムです

リムは36mm高28mm幅の定番リムを使っていますがフックレスタイプです。フック、フックレスどちらも選べます。出来上がりにはリム入荷にすこし時間が掛かりますが好みのタイヤが使えるホイールが出来上がります。

ハブはご自分で手配されたノバテックハブです。

スポークは粘りがあって軽量、衝撃を吸収してくれるサピムのCX-RAYを指定されました。ロングライドに向いている万能スポークです。

ニップルは少しお高くなりますが内部に固着防止剤が入っているDTのSquorxProニップルのブラスを使います。

メールで相談しながら部品を決めていくのですがもう3回目となりますと簡単に話が進みます。お待ちいただくこと約一ヶ月です。組みあがりにはスポークテンションが均一になるように注意しています。お客様は乗る場面に応じてホイールを選んでおられます。理想的な乗り方です。

31mm高24mm幅キンリンワイドリム使用アルミホイールの作製

約1年このブログをお読みいただいた方よりスポークテンションが揃っているホイールはどのようなものなのか使ってみたいとご連絡いただきました。

今使っておられるホイールはDTのRR411リムの28穴です。ご自身のホイールと比較してみたいので新しいホイールは28穴のホイールを提案して欲しいとご依頼いただきました。

普段は100km~120km走られるロングライドをメインで楽しんでおられるようです。クロモリフレームに乗っておられるベテランの方です。

提案のホイールはこのブログで何度も紹介していますキンリン社のXR31T/RT 31mm高24mm幅のアルミリムを使ったホイールを提案しました。

ハブはノバテックの軽量ハブ、スポークは前輪にバテッドの1.5mmスポークです。後輪左は1.5mmのバテッドスポークを使い、右には1.8mmのバテッドスポークを使います。中央部が細いバテッドスポークはショックアブソーバーの働きをしますので地面からの衝撃を吸収してくれます。ロングライドに適した疲れにくいホイールです。

左前輪用 右後輪用 3mmオフセット

前後ともに28穴リムで作製します。後輪はオフセットリムなのでスポークテンションの左右差を少なくできます。約10%是正できますのでこれは大きなメリットです。リム重量は約500gと重量はあるのですが31mm高なので軽いほうといえます。リム剛性が高いので走行中の体重が原因で起こるリムのひずみは小さいです。このため駆動ロスが少なく、空力の良いよく回るホイールに仕上がります。以下詳細です。

リム XR31T/RT 前後共に28H

ハブ ノバテックA291SB,F482SB 共に28H

スポーク 前輪TB2015 2.2/1.5/2.0mm シルバー

スポーク 後輪左Laser 2.0/1.5/2.0mm 右コンペティション 2.0/1.8/2.0mm シルバー 

ニップル DSN シルバー

前輪750g
出来るだけスポークテンションを揃えています
後輪936g
オフセットリム使用で左のテンション値が高く仕上がっています

出来上がりました。振れは最小になるように、スポークテンションは出来るだけ均一になるように調整しています。特に後輪左のスポークテンションは高く仕上がっています。

今使っておられるDTホイールとこのキンリンホイールの乗り比べは楽しみです。

因みに当方のキンリンホイールとゾンダを乗り比べられたユーチューバーの方がおられます。この方のご意見ではキンリンのほうがいいようです。

クロスバイク用ホイールのインプレいただきました

4月4日の記事にしていますクロスバイク用ホイールのインプレをお送りいただきました。

結論から言いますとホイールは気に入っていただきました。お客様はご自分でホイールのシールまで作られて存在感を高めておられます。これはとても参考になりました。

シールはご自分で作られました
トレックのホイールではありません
トレックのホイールではありません

今まで何度かシールのことはお客様より提案いただいていました。本腰を入れて作ろうと思っています。

今回のホイール提案の際、ホイールにもお寿司屋、うなぎ屋のように松竹梅ばありますが梅でいかがですかとご提案しました。そのホイールが今回の梅ホイールです。

あとで松、竹ではどう変わりますか?とお尋ねいただきました。変わるのはハブとスポークですとお答えしています。台湾ハブの軽量ハブを使いますと約300g、シマノハブでは約500gと200gの差があります。スポークもサピムCXRAYのような上位スポークを使えばスポークの値段は3倍以上価格は違います。しかし性能は何倍も違いうのかといいますと数ワットの違いです。レースに出るのなら最上位スポークがいいかもしれませんが普段使いのホイールなら梅クラスのホイールが良いとお勧めしました。

ハブはシマノの下位グレードです。スポークはバテッドの丸スポークを使っています。

シマノハブは乗る人が育てるハブです。玉あたりを上手に調整すればグレードに上も下もありません。どちらもとてもよく回ります。グリスアップを怠らなかったら長く使える丈夫なハブです。

長い前書きとなりました。

今回のホイールはブログの記事にさせてくださいとお願いしていましたので少し加点いただいたかもしれませんがご感想をお送りいただきました。ホイールは予想以上であったことがよくわかります。読者さんにもホイールをお勧めいただきました。

以下原文です。


15年使った街乗りクロスバイクのホイールを変えようと探してもほとんどがディスクブレーキ仕様でした。

リムブレーキで探すと 手組みホイールファンがヒット。
早速連絡をすると松竹梅のメニューがあるが梅仕様をすすめられました。
梅は重いので漕ぎ出しが少し重く感じられるが走り出すと良く走る旨でした。

実際には取り外したボントレガー アルミホイールより軽かったです。

素人ながらの感想は良く走ります。
漕ぎ出しも違和感なくスピードに乗ります。
段差もボントレガー製に比べショックが柔らかいです。

リーズナブルな価格で街乗りクロスバイクには十分な性能です。
おススメします。

ありがたいインプレでした。

オーダーホイールなので決してお安くはありませんがお高くもありません。こちらの説明をご理解いただきご注文いただきました。お客様とはとてもいいご縁をいただきました。