銀輪ホイールのインプレ

昨年の12月にご注文いただきましたシルバーホイールのインプレをいただきました。とても気に入っていただいたようで、写真も一緒にお送りいただきました。

ホイール注文のご連絡いただくきっかけは昨年の6月のブログ記事にあります。シルバーホイールを作製したことを書きました。これを読まれてご連絡いただきました。

お客様はクロモリフレームにシルバー軽量頑丈のキシリウムエリートで走っておられましたがスポークのトラブルから新しいホイールに替えることを考えておられました。

別注のクロモリフレームにあったホイールということで、シルバーホイールのハブとリムをお持ち込みいただきました。スポークはこちら提案しました。ホイールは12月2日の記事にしています。

ホイールのお届後しっかり乗り続けていただきご感想をいただきました。手組ホイールの良さ、欠点を知っていただくうえでとても参考になるインプレをいただきました。

リム AL300 ハブ シマノアルテグラ

以下原文です。

その後、年末年始の休みや週末の度に50から150kのサイクリングを重ね、気づいたら800k超えとなりました。使用感が定まりましたので感謝代わりに感想お伝えさせていただきます。

まず、この厳寒期にこれだけの距離走れたというのも、100k5時間位の行程ならイージーにこなせる属性を自分の自転車が所有したということだと思います。メインのコースが桑名大垣間の揖斐川河川道路往復です。90k程度です。気が向くと大垣から関ヶ原に向かい員弁抜けて桑名というコースで120k。前者はほぼ平坦ですが路面状況が砂利道から敷きたてアスファルト舗装まで様々です。後者は関ヶ原以降員弁まで若干のアップアンダーです。途中雪にふられることもありました。

 前のキシリウムエリート2012では、路面によって跳ね返りが強く衝撃による減速余儀なくされるケースが途中であり、また砂利道は降りて押すという状態でしたが、手組ホイールファンのホイールはそれらの悪路もクリア。一言でいうと接地効率がよく衝撃緩和に優れています。スピードについては不思議な感覚でなんとなく巡航時速25キロという具合でオートマの車に最初に乗った時と感覚が似ています。ただ回した分だけのキシエリと違うので当初は戸惑いました。なお平均時速は2kほど落ちましたが、痛みや疲労感と充分以上トレードオフです。坂は、アップは苦戦。重くなったという偽薬効果かもしれません。ただ下りの安定感と爽快さはそれだけでも価値があるものでした。ヒルクライムホイールならぬダウンヒルホイールの称号つけれます。総じて自身のサイクリングスタイルに全適合という具合です。

見た目そう変わらない手組み<ar713リム アルテグラハブ、ホシスポーク>からのハブ流用で今回作成いただきました。スポークと組みの技術で別物になるということ体感理解出来ました。商売として成立しないでしょうが、完成車のチューンナップでもっとも効果わかりやすい施策ではないでしょうか。

最後に、見た目。物珍しいのでしょうか何度かどこのメーカーと道行のサイクリストに聞かれるケースありました。HPお知らせしておき、費用感伝えると一様に驚かれました。トーケン買おうと思ったけどこちらの方が全然いいとお褒めいただきました。

多スポークホイールは疲れにくいということがよくわかります。スポークが多い分空気抵抗は増えるのですが乗り味は柔らかく疲れにくいということです。予算にあわせてベストのパフォーマンスを得ることが出来る手組ホイールはもっと見直されても良いかと思います。どんなホイールも長所もあれば欠点もあります。乗り手のご希望にあわせて最良のところを見出すには手組ホイールは向いていると思います。

参考になるインプレをお送りいただきまして感謝しています。

26mm高24mm幅シルバーホイールの作製

シルバーホイールのご注文をいただきました。ハブは10速シマノハブの持ち込みです。

シマノ10速ハブ HB6700 FH6700

リムとスポークをこちらで手配しています。

XR26RT シルバーリム 463g
なかなか手に入れにくリムですがうまく手配できました

リムはキンリンのクリンチャーリムです。台湾のキンリンワイドリムは22mm高、31mm高が国内では多く流通しています。しかし26mm高のシルバーリムは国内商社経由では手に入らないと思います。今回のホイールに使うリムはなかなか手に入らなかったのですがうまく手配できました。他のメーカーのシルバーリムは流通していますが非常に高価です。カーボンリムと変わらない価格なので驚きます。商社としましたらリスクを張って輸入しているので高い値段になるのは仕方ないと思います。趣味の世界は奥が深いので価格だけで決めるものでもありません。いずれにしましてもシルバーのリムは非常に手配しにくいことは確かです。

今回のリムは32穴リムですがホイールとしまして王道の穴数です。スポークをうまく選択すればロングライドに適した疲れにくいホイールに仕上がります。

スポークはピラーのトリプルバテッドスポークで作ります。Jベントの部分が2.2mmありますので通常の2mmスポークより強化されているところがいいです。安心感が増します。

前輪を中央部1.5mmで作り、後輪左は1.5mm、右は1.8mmと左右のスポークを変えています。剛性を上げるのが理由です。

ピラーのダブルスクエアニップル(DSN)

ニップルはダブルスクエアです。後ろからテンションアップができますのでとても扱いやすいニップルです。手に入れにくいのが難点です。

モダンなシルバーホイールです なかなか手に入れにくいリムです
前輪スポークテンショングラフ
後輪スポークテンショングラフ

組みあがりましたホイールはとても存在感があります。クロモリフレームとあわせますとよく似合います。後輪はオフセットリムですので通常のスポークテンションより10%以上後輪左テンションが高いです。おまけに10速ハブなので一層左右テンション差は少なくできます。リム自体はチューブレスレディーなのでバルブとシーラントを使えばチューブレスホイールとして使用できます。見た目はクラシックですがモダンホイールの高性能ホイールとして使っていただけます。リム高は26mmありますので空力の援護も得られます。用途の広いホイールとして楽しんでいただけるホイールです。

ホイールのバランスとり

ホイールのバランスを取っておられる方は多いと思います。

いろんな情報があふれているいまこのバランス取りもよく知られてきました。

ゴルフパターのバランスとりに使う鉛板をリムに張り付ける方法はよく知られています

方法としましてはゴルフパッドに貼り付ける鉛板がよく使われます。1gの一円玉を使ってバランスを取りその時の一円玉の枚数を数えてグラムを出して鉛板を貼り付けます。これが一番よく使われる方法のようです。

百均で購入したハンダをぐるぐる巻きつけています

最近新手を見つけました。百均で求めたハンダをホイールのスポークに巻き付ける方法です。事前に1gの長さを知っておかないといけませんが写真のようにぐるぐる巻きつけるだけです。とても簡単で見た目もきれいです。取り外しも楽です。いいアイデアと思いますがいかがでしょうか?

32穴ホイールの組み替え依頼

このブログをお読みいただいた方よりご連絡いただきました。

現在使用中ホイールリムが減ってしまい交換を考えています。 今後チューブレス化を考えています おすすめのキンリンリムXR31T/RTに交換とスポークは 星ウィングスターがいいと思っています 見積りをお願いします。

使っておられるホイールはシマノハブを使った手組ホイールでした。このハブを使ってホイールを組み替えるご注文をいただきました。

キンリンのXR31T・RTはいまなかなか手に入りません。当初在庫がなかったのですがいつも買っているセラーに確認をしましたらあるということでした。少し時間が掛かったのですが手に入れることが出来ました。今はモノを持っているのが強いです。見つけたら買いかもしれません。部品はいつでも手配が出来る時代は終わった感じがします。

約一ヶ月お待ちいただきました。リムが揃い、ご連絡しましたらホイールをお送りいただきました。

これだけ丁寧に梱包していただくとありがたいです

梱包がしっかりしています。このホイールのハブを取り出して新しくホイールをお作りいたします。

ホイールの構成は次の通りです。

リム キンリンXR31T・RT 前後ともに32H

31mm高24mm幅 後輪は3mmオフセット

ハブ 前輪シマノHB9000 後輪FH6800 前後ともにお持ち込み

スポーク 前輪 ピラーTB2015

               後輪 左ピラーTB2015 右TB2018

ニップル ピラーDSN ブラス

スポークは星ではなくピラーのスポークを提案しました。スポークの中央部が1.5mmの細いスポークを使います。バテッドスポークの特徴を生かしてホイールを作りました。細いスポークは地面からの衝撃を吸収してくれます。長い距離を走るとよくわかるのですが振動が少なくなるということは疲れにくいということにつながります。輪行などのロングライドに適したホイールです。

リムは約500g、31mm高24mm幅です。剛性があり高さの割には軽量です。空力が良いリムなので平地での走行では足を休めることが出来ます。

ニップルはブラスを選択しています。アルミニップルも強度がありますがやはり安心度はブラスが高いです。

スポークテンション均一化に注意を払い、振れを最小に組み上げます。NHKのチャリダーという番組で有名ビルダーさんがホイールを作っている場面がありました。この時ビルダーさんはスポークを弾いて音で均一になるように調整していました。音を聞き分けながらスポークを調整する方法は昔から行われていますがとてもいい方法と思います。ただ○○kgfで仕上がるということはできません。音の音色で仕上げますが慣れた人にはいい方法なのでしょう。

私もテンションメーターと音の聞き分けを併用しています。ギターのピックではじいています。きれいな音が出るのでわかりやすいです。このためテンションメーターの横にはピックを置いています。

ピックが活躍しています

音で判断には欠点もあります。音のほうが調整のスピードは速いと思いますが違いがわかりすぎてなかなか終わりがありません。いつまでも続けてしまいます。適当なところで切り上げることも必要です。割り切りることでホイールの仕上がりは格段にスピードアップできます。

スポークテンションばらつき度5%以下
スポークテンションばらつき度5%以下

テンションはグラフにしてお客様に報告しています。このグラフにはスポークテンションばらつき度を表示しています。このばらつき度は5%以下になるようにしています。理由はシマノDuraホイールが今まで調べた結果5%くらいの仕上がりでした。このため手組ホイールファンではDuraホイールを上回る仕上がりになるようにしています。大体いつも3%前後で仕上げています。難易度が高い数字ですが精度の高いホイールには必要です。

前輪811g 多スポークホイールはロングライドに適する
後輪1037g 軽いホイールだけが走るホイールではありません

リムはチューブレスレディーのリムなのでバルブとシーラントを用意すればチューブレスホイールとして使用できます。用途が広いホイールです。お客様のインプレが楽しみです。

シマノハブのオーバーホール

ホイールの組み換え前にハブのオーバーホールの依頼も受けました。ハブはシマノハブです。

きれいにしましたシマノハブ HB-9000 FH-6800

新品の時から一度も手入れされていないようです。

シマノハブはカップアンドコーンですのでベアリングの調整は自由度が高いです。シールドベアリングのように固定されていません。好みに調整できます。しかしこの好みにできるというところが意外と整備のハードルを高くしているのかもしれません。

シールドベアリングならベアリングを取り換えるだけでとても作業自体は簡単です。道具さえあればベアリングを取り出して圧入するだけです。

シマノハブの場合ベアリングにたどり着くのにいろいろ作法?があるように思います。この解決にはシマノのホームページを見ることが近道です。メンテナンス情報がしっかり開示されていますので安心です。

シマノ ホームページより HB-9000のメンテナンス情報
シマノ ホームページより FH-6800のメンテナンス情報

お預かりのハブはHB-9000,FH-6800で、作業を始めるとすぐに問題に突き当たります。最近のハブ構造は昔の単純な構造ではありません。開け方が分かりにくいです。作業の基本は同じことですがハブの修理ばかりやっているのではないので初めてのこともあります。こんな時に間違ったことにならないようにシマノのホームページを見て製品のメンテナンス情報を確認しています。図を見ますとハブ構造がよくわかります。とても的確で安心して作業を進めることが出来ます。

下手な職人ほど余計なことをすると時計修理の超ベテランの方から伺ったことがあります。直せないなら余計な手を加えないで欲しいといっておられました。

シマノのホームページで確認するのは素人くさい方法ですが近道で作業がはかどります。おススメです。

ピストホイールの作製

36hのピストホイールの依頼です。ハブとリムはお客様からの持ち込みです。

アラヤリム CTL-385 413g
サンシン トラックハブ 後輪用306g
サンシン トラックハブ 前輪用260g

クリンチャーのシルバーリムを希望されていましたが当方では36hシルバーのクリンチャーリムはなかなか手配できません。チューブラーリムなら競輪で使われるリムがありますので比較的容易に手に入ることを提案しました。しかしクリンチャーで作るということでしたので、ご自分で手配されハブとリムをお送りいただきました。なかなかの調達力です。メルカリやオークションで探せばあるものです。

ハブはサンシンの36Hトラックハブ、リムはアラヤのCTL385です。アラヤのリムはとうにディスコンとなっていますがうまく新品のデッドストック品を見つけてこられました。視点を変えるとまた違う景色が見えますがホイール部品もこの理屈が通ります。違うマーケットにはあるということが分かった次第です。

ハブはリユースですのでスポークをハブ穴に通すには前の使った通りに組む必要があります。スポークを通す方向が同じということです。違う組み方で穴位置を変えるとまた新しい傷が出来、フランジを傷める原因となります。このため前輪はイタリアン、後輪はJIS組みで作ります。

スポークはピラーのTB2015、ブラスニップル12mmシルバーを使いました。バテッドスポークにはホイールの軽量化を図ると共にスポークの弾性が体重によるリムの変形を少なくする利点があります。少し値段が上がりますがストレートスポークを使うより利点が多いスポークです。

ニップルは丈夫なブラスニップルを使います。アルミ軽さよりもブラスの丈夫さを提案しました。

クリンチャーのシルバー36Hはなかなか手に入れにくい
前輪883g
スポークテンションを約100kgfで仕上げています
後輪934g
スポークのテンションを約100kgfで仕上げています

スポークのテンションはいつも記事に書いています通り出来るだけ均一になるようにしています。素材がすべて均一なものであればテンションを揃えることは容易ですがなかなか思う通りには行きません。上手に加減しながら振れを最小にしてスポークのテンションを揃えるようにしています。これには経験が必要です。何度も馴染みだしを行い出来上がりました。

ゾンダホイールを分解して分かったこと

自転車さんにいって新しいホイールは何がいいかと尋ねますとゾンダかレーシング3を勧められます。これを買っておけば間違いありませんと教えてくれるホイールです。

誰もが勧めるゾンダの後輪を分解する機会を得ました。以前のブログでも記事にしたことがありますが調べるポイントが違っていまして気が付かなかったことがあります。

右ドライブ側 14本84g 1本6g
左非ドライブ側 7本36g 1本約5g

ゾンダのスポークは太さが右と左が違います。右は14本84gで1本約6gです。左は7本36gで1本約5gです。右ドライブ側を太くして剛性アップをはかっています。ホイールを作るうえでの手法としてはよく使われる方法です。

この組み合わせを参考にすると左をサピムLaser、右をサピムRaceという組み合わせで作れば同じような感じになります。DTなら左をレボリューション、右をコンペティションになります。

スポークの太さを変える組み合わせはホイール好きの人には徐々に知られるようになってきました。名ホイールを参考にして作るのはとてもいい方法と思います。

G3ホイールの作製

以前ゾンダ後輪をカーボンホイールにリメイクしましたことを書きました。このブログ記事を読まれた方よりご連絡いただきました。

お客様はジャンクのゾンダ後輪ホイールを手に入れられたようです。使い道のないゾンダホイールの再生となりました。

別注G3リム 穴ナシリム使用 ゾンダハブを再利用しました
後輪754g フリーは後で取り付けます
ドライブ側140kgfになっていますが実際は130kgfです

ゾンダの後輪リムは30mm高です。カーボンリムは36mm高なのでスポークをカットすればゾンダリムからカーボンリムに移植できます。リムはG3用として別注の穴なしリムをオーダーしました。

分解したゾンダのドライブ側スポークは1mm厚の扁平スポークでした。非ドライブ側のスポークは0.95mmのスポークで左右の太さを変えています。右側の剛性を上げて作っています。

ホイールを作るうえでテンションメーターは欠かせませんが今使っているメーターのテンション換算表では1mm厚のスポークがないのでスポークテンション校正器を使って1mm厚の扁平スポークを実際に130kgfで引っ張りテンションメーターを使って測ることにしました。

メーターは0.3mmの値になればいいわけです。

スポークテンションを上げてホイールの右側のテンションを予定の値になるように仕上げてフレを取り、センターを出せば完成です。

時間をあけてストレスリリーブを何回も行い、狂いが出ると微調整の繰り返しを行うことで完成します。文章で書くと数行ですが難易度の高い作業となります。

お客様はロードバイクの上級者です。ハブはきれいにオーバーホールされていました。部品のフリーはご自身で管理されておられます。これを取り付ければ完成です。前輪は前の記事にしています、ストレイトプルスポークのプライムハブを使って20穴の穴ナシリムで作ったホイールで1セットとなります。

前輪634g 20Hプライムハブ ストレイトプルスポーク使用
できるだけスポークテンションを揃えています

前輪20H後輪21Hのホイールが完成しました。使えなかった部品が生き返り新しいホイールとなりました。これは高級ホイールです。

46mm高28mm幅カーボンホイールの作製

同じお客様から2セット目のご注文をいただきました。最初のホイールを気にいっていただきました。同じサイズのリムを使いホイールの使用部品も同じです。違いはリムの仕上げを変えてご注文です。

存在感たっぷりのカーボンホイールに仕上がりました

リムの仕上がりはグロッシータイプといいましてつやがあり模様も出る仕上がりとなっています。前回と同じように前輪のブレーキ面は強化仕上げとなっています。

リム重量463g 46mm高28mm幅なのでとても軽量です
前輪ブレーキ面はオプションで強化されています

リム重量はリム高46mmあまりますので約460gと少し重くなりますが得られる空力と剛性を考えますととても優秀リムです。レースに出られるのならこのリム高が使いやすいかと思います。

ホイールの良さを決める要素としまして最も重量な部品はリムと思います。セラミックベアリングを使っているという謳い文句のホイールがありますがNTNなどの優秀なスチールベアリングを使っていれば十分だと考えます。

使用するハブは台湾製軽量ハブで性能は必要十分なハブです。日本製のベアリングが入っています。

スポークはピラーのWing21を使いました。空力の良いスポークです。サピムCX-RAYよりはほんの少し重いスポークでこのわずかな重量差が剛性を違いを出しています。前輪20本後輪24本の数量はちょうどよいねばりを発揮できるようです。普段CX-RAYを使ったホイールに乗っておられる方の印象ではWing21のほうが剛性高いという評価でした。しかしこれが32本になりますと剛性がありすぎて疲れるという人もおられます。柔らかすぎず、また、硬すぎずという乗り味で良いかと思います。カーボンリムは高剛性ですので一般にはCX-RAYが多く使われています。しかしもう少し剛性があればいいのにという方にはWing21はちょうど良い硬さのようです。

以上はあくまで今までのお客様からの意見を集めました。

リムは穴なしリムですのでリムテープはいりません。チューブレスホイールとしてとても運用はとても楽なホイールです。

前輪663g
スポークテンションを均一にしています
後輪853g
できるだけスポークテンションの均一化を図ります

お客様には2セット目のホイールなので乗り心地はわかっておられます。今回はリムの仕上がりが違います。グロッシータイプはとても存在感があります。無地のUDタイプは標準仕様でどちらかといえばおとなしいのですがこの違いは大きいです。見て楽しいホイールに仕上がりました。

カーボンリムの到着

以前のブログ記事にゾンダ後輪をカーボンホイールに組み替えた記事を書きました。これを読まれた方よりご連絡いただき、持っておられるゾンダ後輪をカーボンホイールに組み替えのご依頼受けました。

36mm高28mm幅のカーボンリムを別注しました
ゾンダ後輪をカーボンホイールに組み替えました

このようなリムは普段在庫していませんので別注です。いつもオーダーを出しているメーカーの担当の方に連絡して別注リムの注文をいたしました。

オーダーにはいろいろとやり取りをします。穴の位置指定がメインのやり取りです。図面の確認も送ってくれました。当方の幼稚園英語でもなんとか理解してくれて商談が出来ています。リムは約一ヶ月かかります。昨日到着しました。

リムとは別にニューイヤーカードとノベルティのキャップが入っていました

折しも新年ですので新年のご挨拶としてこんなノベルティグッズをいただきました。僅かな買い物ですが定期的に購入していますのでいわば固定客です。少量の買い物でもそれなりの敬意を払ってくれています。うれしいものです。

サラリーマン時代の営業で回っていた時のことを思い出します。小口ながらも定期的に買っていただいたお客様とはとてもいい関係でした。今は逆の立場で買う方の立場です。メールだけのやり取りながら国が違っても長く続くといろんなことが分かってきます。担当者は中国特有の旧正月の休みに入りますが定期的にメールを見るので心配いりませんと連絡くれています。少量の買い物でも長く続けると信頼感が生まれます。どこの国でも同じと思います。