皮手袋でストレスリリーブ
ホイールを組み上げて最終に必要なことはいわゆるなじみだしです。ストレスリリーブと呼ばれています。
ホイールを作り始めたころは床に置いてぐいぐい押たり踏んでなじみだしをすると思っていました。バイクショップの人に聞いてもこの様に行うと教えてもらいました。しかしこれはやらない方がよいとあとでわかりました。
リムを痛めたりハブを損ねたりします。スリーブジョイントのリムには特に危険です。ジョイント部分を損傷します。踏んでなじみだしを行ったことがあります。案の定リムを痛めてしまいました。ジョイント部分が少しずれたのです。止めた方がいいと思います。
皮手袋、または軍手を2~3枚重ねてスポークをぐっと握ります。両手を使って各スポークを力いっぱい握ってホイール一周します。これを何周も繰り返します。仮に100kgfのテンションで組み上げたホイールもこのストレスリリーブを繰り返すと80kgfくらいに緩みます。またスポークレンチで少しずつテンションを上げていきます。こうして何度もスポークを握ってスポークテンションを上げていきますと落ち着いてきます。この状態まで続けて完成です。