DTのハブツールセット

特別な道具なしでホイールのハブサービスを行う方法がいろんなブログで紹介されています。それはそれでいいのですがDTのハブを使っている人はこのツールセットもっておいても損はないと思います。このツールはよくできています。

使い方はDTのホームページhttps://www.dtswiss.com/en/support/manuals/でわかりやすく紹介されています。私もこのホームページで勉強しました。道具好きにはたまりません。DTが教えてくれる通りすればばっちりメンテナンスができます。

高価なロードを買うのならこのツールセットを買おうと思たのですがやっぱりこれでよかったです。

シマノFH6700 24Hハブを手に入れました

シマノハブの古い品番のハブを手に入れました。後輪用10速で24hのハブです。

FH6700 24h 10速

新品ですがバルク品です。箱に入っていません。バルクですのでどこか傷があったり、ねじの部分が歪んでいたりすることもあるのですが今まで買ったバルク品の中で傷があっても回転部分の不良品には当たったことがなかったのです。しかしながらついに当ててしまいました。

玉押しの調整で済むと思っていましたがいくら調整してもうまく回転しません。高い買い物でもないのでまあいいかと思っていましたが念のためシマノのホームページを見て部品の詳細を見てみました。

シマノのホームページから検索できます。
Manuals & Technical Documents
を見ますと部品が詳細に調べることができます。

https://si.shimano.com/pdfs/ev/EV-FH-6700-2932.pdf

必要な部品は4番

Complete Hub Axle 141 mm (5-9/16″)

この部品の中に含まれています。

シマノ部品を検索しますとハブ軸組み立て品という名前です。ネットで購入することができます。品番を確認しますとこれに間違いありませんので注文いたしました。

ハブ軸組み立て品

届いた部品がこれです。この中の一部品が必要でしたが残ったベアリングなどまた使えますので余分な買い物とは思っていません。

揃った部品で新しいホイールが出来ました。ハブは調子いいです。よく回ります。

シマノのスモールパーツ、すごいです。今まで買えなかったパーツを簡単に買うことできます。

他所で買った自転車は面倒見ないところがあります。昔はどこで買えばいいのかわからなかったことがネットで調べたら探し当てることができます。今まで隠すことで商いが成り立っていたことが出来なくなってきています。私はありがたいのですが秘密にしていたことが皆さんに知られるようになって嫌な人もたくさんおられると思います。時代です。

アメクラ、ゴキソのナローハブについて

アメクラハブ後輪用を実測しました。

アメリカンクラシックRD205 24h

ハブフランジ左右66mm 左CTF27.8mm右CTF16.7mmでした。左右2クロス組で計算しますとスポークテンションは60:100です。左が高い数値です。

このハブを使ってリムをオフセットリムにすると簡単に左テンションが上がり駆動ロスの少ないホイールが出来そうです。

ちなみにオフセットリムXR31RTで計算してみます。Wheelproのソフトを使って計算しますと下図のようになります。

スポークテンション比率は左80:右100です。左が非常に高い比率です。ちょっと見過ごしていました。アメリカンクラシックのハブを見つけたら買いですね。良いホイールが出来ます。

次はあのゴキソハブです。

ゴキソハブはサイズが公表されています。以下ゴキソのHPよりサイズを参照させていただきました。

24穴センターホールリム使用、左右2クロスで組みますと64:100で良好なスポークテンション比率です。

オフセットリムを使えば80:100です。

オフセットリムに左3右2クロスで組みますと84:100と非常に高い数値を得られます。ただ左スポークはオーバーラップするために見た目が気になります。

ゴキソは使ったことがないのでよくわかりませんがこのナローフランジハブは左スポークテンションを高く得ることができます。

ツールド沖縄でゴキソホイールが活躍しましたのでとても気になります。

虫食い防止

いつもご連絡いただくベテランの方よりアドバイスです。

雨のライディングあとはハブの手入れをしていますと教えていただきました。

こんなコメントです。

今日は、先日一時間だけ雨の中を走ったので、ハブのチェックしてみました。

反フリー側は、水が入りやすいので、一時間走っただけで、グリスが真っ黒(新品はグリーンの透明)になっていました。

以前 ほったらかして 虫食いになったので、最近は、タイヤ交換時にやるようにしています。

ハブの手入れはいろんな方々のブログで方法はよくわかると思いますのでこのブログでは割愛します。

優秀なDURAハブでもやはりこまめな手入れは必要です。メンテを怠らない人にはシマノハブは裏切らないですね。私もさぼらないようにしないと。

 

プライムのハブについて

安価で軽量ハブを探していました。

Wiggleでプライムハブを見つけたので購入しました。価格は送料込みで9500円ほどです。送料込は大きいです。

届いたので内容を見てみました。

はっきりとわからないのですが、どうもノバテックの製品ではないかなと思います。

製品としてしっかりした品物でしたら別にどの名前でもいいのですが、プライム?なに?と思っていました。

 

ハブフランジのサイズを見るとノバテックA291SB,F482SB-11の寸法と同じサイズです。

ハブの塗装は違いますが基本的なサイズは同じです。

後輪のABGアンチバイトガードが装備されています。これはノバテックの特許だそうです。

 

サイズ、形、中のベアリング、ABGとこれらから判断してノバテックと思っています。

どこで作られたとかべつにどうでもいいことですが価格がお安く性能がよかったらいいのです。20/24hしか販売されていませんが安価にいいホイールが出来ると思います。

Duraハブを再利用

ハイトゲージでduraハブの計測を行います。

ネットでデータを得ることができるのですが実際に測るほうが正確で安心できます。

デジタルハイトゲージはゼロ設定ができるので取り扱いが簡単です。

ハブの軸幅と両フランジ幅を測れば左CtoF幅、右CtoF幅が出ます。

測った数値をスポーク長計算ソフトに入力すれば容易にスポーク長が出ます。

 

新品のハブでしたら気にする必要ないのですが再利用の場合は気を付けなくてはいけません。ヘッドイン、ヘッドアウトのスポークを通す穴に要注意です。

写真のように前のスポーク跡がありますのでこの穴を追って同じようにスポークを通します。これをしないとフランジが折れる原因となります。気を付けなくてはいけません。

もうすぐほかの部材が届きます。いいホイールが出来ると思います。

Duraハブについて

キンリンのXR31t/rtを使ったホイール作製のオーダーいただきました。

24/28h サピムCX-RAY 黒を使ったホイールです。今部品の到着待ちですが改めてハブを見直すことになりました。

 

この現行品Duraハブを

センターホールのリムで後輪ホイールを組みますとスポークテンションは

左45:右100 の比率です。

3mmオフセットリムで作ると

左58:右100 の比率です。

11速の場合上記のスポークテンションです。やはりオフセットリムでないとテンションを上げることが難しいです。58:100でしたら右をキンキンにテンション上げなくても十分左を上げることができます。

実測重量はフロント121g、リア247g、合計368gです。軽いという重量ではありませんが回転の調子は滑らかです。簡単に当たりの調整ができるのもいいです。値段は前後で約4万円ほどしますので海外通販ならゾンダが買える値段です。まあ高いといえば高いですね。

最近はティアグラハブばかりで作っていましたのでDURAの良さを忘れていました。やっぱりいいですね。音も静かで十分現行品は高級感あるいい作りです。

これなら定期的にグリスを入れ替えれば20年は大丈夫です。自分用に使ってもいいかなと思います。リム、スポークを取り換えながら好きなタイプのホイールを作っていくスタイルは古いかもしれませんが大切です。

 

古い昔の話ですがカメラメーカーのキャノンはFDレンズユーザーをバッサリ切り捨ててEFレンズにしました。古くからのユーザーはメーカーの言うとおりに従ってまた新しいシステムのボディとレンズを揃えていきました。実際EFレンズは昔のボディには使えません。最新のレンズは最新のボディにというわけです。方やニコンは古いFレンズも使えるシステムで対抗しました。新しいボディになっても古いレンズが使えるシステムを開発しました。古いシステムを捨ててもキャノンレンズがいいからキャノンについていった人たちが多いのも確かです。

バッサリ古い分を切り捨てて新しいシステムをユーザーに使ってくださいと勧めないと買い替え需要が見込めないのでしょう。キャノンもニコンも素晴らしいメーカーですが私はニコンが好きです。

自転車業界もこんな感じに進むのでしょうか?いやもう進んでいますね。私の走るスピードは変わらないのに機械ばかり変わっていきます。

アンカーボルトでベアリングを取り出す

ベアリングの取り外しですが私はベアリング取り外しの専用道具を使っていますがアンカーボルトを使ってたたき出す方法があります。これでもやったこともあります。いろんなやり方があると思いますが一例として参考になればということで紹介します。

8mm、16mmアンカーボルト

アンカーボルトはホームセンターで8mm、16mmを買っておきます。数百円の安価な品物です。これが役に立ちます。

ハブ左右のキャップを外しますと中のスペーサーが見えます。このスペーサーは完全に固定されていません。コンクリート用の8mmアンカーボルトでベアリングを叩き出せるように細いドライバーなどで動かします。スペーサーをうまく動かしアンカーボルトを差し込んでハンマーでたたきだします。これ状態をこの文章からは理解しにくいのですが実際ハブの形態を観察するとよくわかります。そうか、これを叩き出したらいいのだなとわかります。1、2回力を入れてたたくと簡単に外れます。今度は反対側です。片方のベアリングを取り出すと中のスペーサーも一緒に出てきますので残っているのはもう片方のベアリングです。16mmのアンカーボルトを差し込んでたたき出します。少々乱暴にしてもつぶれることはありませんので勇気を出してベアリングをたたき出します。ポロっと外れます。

16mmアンカーボルトで反対側を取り出す

ベアリングの圧入には棒状の寸切ボルトを使っています。専用の道具もありますがやることは同じ事なのでホームセンターで寸切りボルト、ナット、ワッシャーを買って安価な自作の道具で圧入しています。ハブ本体、新しいベアリングにはグリスを塗っておきます。押し込むのに20mmワッシャーと外した古いベアリングを使えば新しいベアリングと同じサイズなので楽に均等な力を加えることができます。ゆっくり押し込んでいきます。

圧入用のボルト、ナット、ワッシャー

シールドベアリングを使ったハブはベアリングを取り換えることにより新品に戻ります。ちょっとハードルが高い作業ですがやってみる価値はあります。

 

シマノフロントハブのグリスアップ

約一年前に組んだホイールのグリスアップ行いました。

まだまだ使える状態ですが新しいグリスを購入しましたのでこれを使うとどんな変化が起こるのか楽しみでグリスアップを行いました。

高価なグリス 3ml入り

いろんなブログやユーチューブ、メンテナンス本でやり方を解説していますのでざっと説明いたします。

 

ゴムのキャップを外すのにホーザンのソルダーエイドを重宝しています。これは本来はんだ付けの際に使う用具ですが錐の先などの尖っているものを使えばいいのです。

ホーザン ソルダーエイド

古いグリスをきれいにふき取ってこのグリスを塗ります。3mlで700円ほどのとても高いグリスです。ハブ構造が簡単にできていますのできれいに古いグリスをふき取って新しいグリスを塗りこむだけです。

きれいにしました

あたりの調整はできるだけハブキャップ部分ががたがた動かないようにナットを締めるのですが動き出すギリギリ手前まで締めます。この加減はトライアルアンドエラーです。納得いくまでやってみることです。

 

さあ回転を調べます。

振れ取り台に乗せて回転をみます。スポークに印のテープを貼って一定の力を加えて回転数を数えました。

33,36,32,40,37,37,37,41,37,40回転でした。10回テストして平均回数を出します。平均37回です。

グリスアップ前に回転数を調べておきました。

36、32、37、39、38、45、38、41、43、36回転です。その時の平均回数は38.5回転です。グリスアップしてもほぼグリスアップ前と同じです。

結論です。

とても高価なグリスでしたが回転数は前の状態とほぼ同じ回転数です。3mlで700円のグリスでとても期待していたのですが、この高価なグリスはシマノグリスと回転に関してはおおよそ同じでした。

このことは逆にいえば定期的にグリスを替え正しく整備するとずっといい状態で使えるということです。

高いグリスだから高回転を期待するということではなく、よい回転を維持するにはグリスに関係なくこまめにグリスアップすればいいということが分かりました。

シマノのハブは優秀です。安価なハブも手入れがよければ高回転を維持できる。しかも普通のグリスで十分回転を維持できると改めて感じました。

前輪ハブベアリングを取り換えました

ベアリングを取り換えればほぼ元の状態に戻るシールドベアリング使用のホイールですがベアリングの取り換えは簡単です。取り扱いで慣れているからかもしれませんがホイール作りのほうがはるかに難しいと思います。

取り換え終わった前輪

ノバテックの前輪用A291SBハブは699規格の日本製シールドベアリング使われています。

このベアリングをハイブリッド・セラミックベアリングに取り換えました。ベアリングの抜き取りには専用の抜き取り金具を使っています。

スライドハンマーを使いました

初めのころは恐る恐る作業していましたが数をこなすうちに慣れてきます。しかし慣れというのは思わぬところで落とし穴がありますので注意は必要です。

ベアリングの抜き取りは時間的にはそんなにかかりません。簡単に抜けます。左右抜き取って新しいベアリングのインストールです。この作業は慎重にゆっくり圧入していきます。工具は自作のものを使っています。

難しそうに見えますが難度から言えばホイールを作ることのほうが大変ですのでメンテナンスに興味のある方は楽しい時間になると思います。

 

さて回転を調べてみました。

同じ仕様のホイールがありますので回転を調べてみました。

方法としては原始的ですが回転数を数えます。スポークに印のテープを貼って一定の力を加えて何回回ったかを数えました。力を加えるのにだいたい同じ感覚で回します。

力は毎回同じではないので5回やってみて平均値をとるようにしました。

 

オリジナル状態のハブを使ったホイールとセラミックベアリングに取り換えたホイールの回転数はオリジナルでは平均75回転、セラミックベアリングの場合は平均148回転でした。

結果として約2倍セラミックのほうが回転します。あくまでも単純な比較です。ベアリングを取り換えてだいたい同じ力を加えて回転数を数えその平均値を出しただけです。

ベアリングを替えたからスピードが倍になるわけではありません。しかしとても興味深い結果です。

エディ・メルクスのホイールも決戦用にはグリスをオイルに替えてチューンアップしていたということですからホイールのチューンには底がないように思われます。