関西人はいいものを安く買った時は恥ずかしげもなくこれなんぼやってん、ということが多いし、周りの人はそれを面白がってくれますし、品のないことだとは言いません。いいものを安く買った時は皆さんとてもニコニコしていますし、友達はよかったね、どこでこうたん?といっています。関西ではそれが普通の光景です。
サドルが傷んだので新しいのを探していましたら通販でこれを見つけました。千円とちょい(関西ではこの言い方でとおる)でこのサドルを購入しました。
今まで使っていましたサドルはこのサドルの10倍以上していました。見た目がシャープなデザインで30cmの長さがあるのが気に入っていました。ショップの人がサドルには相性がありましていろいろ試さないと良さが分かりませんが、これはいいサドルですよ、サドルはスピードに関係ないのですが大切ですよ、というアドバイスでした。
この助言でブランドサドルを購入したのですが今回のサドルを買ってみてとても複雑な気持ちです。
安価なサドルですが価格10倍以上のサドルと比べても遜色なく使えます。100gほど重くなるのですがレースに出るわけでもないので1gでも部材を軽くしたいとは思いません。
ブランド品は確かに品質基準がしっかりしていますので安心なのは確かです。しかしブランドというフィルターを取り払うと安価なものでも十分使えるものが沢山あります。いい年してちょっと遅いのですが今頃になってわかりました。関西人だけでなく安くていいものはうれしいものです。