私は今振れ取台にパークツールの振れ取台を使っています。
メーターを付けて使っています。やはり精度が高いしホイール作りがし易いです。

もう一台振れ取台が必要になりいい方法がないか探していました。
ネットでマグネット台を使っている方の写真を見ました。
台とメーターでそんなに高くなく手に入れることが出来ます。
振れ取台をスチールの物にするとか、振れ取台をセットする台を鉄板にするとか、磁石が使えるように工夫が必要ですがとても安価に振れ取台ができます。
ホイール作りの情報&Tips
私は今振れ取台にパークツールの振れ取台を使っています。
メーターを付けて使っています。やはり精度が高いしホイール作りがし易いです。
もう一台振れ取台が必要になりいい方法がないか探していました。
ネットでマグネット台を使っている方の写真を見ました。
台とメーターでそんなに高くなく手に入れることが出来ます。
振れ取台をスチールの物にするとか、振れ取台をセットする台を鉄板にするとか、磁石が使えるように工夫が必要ですがとても安価に振れ取台ができます。
ずっと私のホイールを注目していただいた方より注文のメールが届きました。
このブログのコメント欄より連絡いただきました。ブログは私の管理下にありますので外に漏れることはありません。メールアドレス送って頂き連絡取りました。
『貴方のホイールが以前より大変興味を持ちました。サイクルショップ近くにあるのですが手組みホイールは製作しておりません、ですので私の考える理想のホイール製作をお願いしたいと思います、休日にクロモリのロードバイクで30キロ程のサイクリングを楽しんでおります、ですので安心安全の頑丈なホイールを希望します、リムはワイドリムの銀ピカでスポークもシルバーをお願いします、ハブはティアグラで良いかと思います、手組みホイールの事ははっきり言いまして詳しくありません、以上の私の希望で製作していただければありがたいです、時間は急いではいません、楽しみにゆっくり待たせていただきます。』
私から次の内容のホイールを提案してご注文いただきました。
リム H+SON TB14 32h
ハブ シマノ ティアグラ 32h
スポーク サピム RACE 2.0/1.8/2.0mm
ニップル サピム ブラス
前後共に 3クロス組
まさに手組ホイールの王道、32ホール3クロス組です。安全安心のホイールです。
転倒でスポーク1本折れても安全に帰れるホイールです。
昨今ハイテンションの少スポークホイールばかりが注目されていますがそこそこのスピードで安全にサイクルライディングを楽しむ方にはぴったりと思います。
この度しっかりとご自分の目指すライディングを知っておられる方からホイールを依頼されうれしくなりました。
ゆっくり待っていただけるということでホイールはできるだけ安価にお渡しできるように部品を手配しました。しっかりと喜んでいただけるようにしたいと思っています。ありがたいことです。
キンリンのリムを20本注文していました。
XR31T、XR31RTは風洞テストの結果も良好で(アメリカのhttps://novemberbicycles.com
が風洞テストを行っています)、重量は24mmワイド31mmハイトの割には485g前後と比較的軽量です。ワイドリムのため25mm以上のタイヤに適します。タイヤはロードでは25,28,32mm位まででしょう。剛性も十分満足いく強さがあります。
チューブレスレディーですのでリムテープにチューブレス用を使うとチューブレスホイールとして使えます。バルブとシーラントを用意するだけです。もちろんタイヤはチューブレス専用です。
XR31RTは後輪用で3mmオフセットしています。つまりスポーク穴が3mm片方にずれているのです。これが何を意味するかと言いますと後輪のスポークテンションを是正するのに役立っています。
ホイールが8、9速、10速とスプロケットが増えるに連れてハブの構造が変わってきました。今や11速が標準となっています。11速になるとハブの構造が大きく変わりました。
スピロケット1枚増えたために左スポークテンションは大きく変わりました。右スポークはキンキンに張っているのに左が緩いホイールとなったのです。左が緩いということはホイールの駆動パフォーマンスが下がることになります。
ハブの構造は11速そのままで左スポークのテンションを上げるにはリムの穴の位置を左にずらすことで左スポークテンションを上げることが出来ます。
リムの穴の位置がずれたリムを使うことによりスポークの左右スポークテンション差を少なくするのです。シマノホイールのRS21など下位グレードのホイールがよく走ると評判がいいのもこのオフセットリムを使っているからです。
下図を比べていただきますとよくわかります。
オフセットリムを使うと右2/左2クロス組で理論上では左49%が左62%と大きく是正されています。
3mmオフセット
3mmオフセットリム使用で左テンションが大きく変わることが分かります。
スポークの組み方を右2/左3クロスで組んでも51%で2%ほどしかスポークテンションは変わりません。この組み方で劇的に変わるなら世界中のホイールメーカーが使っています。しかしながらやらないよりはましです。過度に期待してはダメということです。
こういう理由で後輪はオフセットリムをお勧めしています。
現在の11速ハブの構造ではオフセットリムを使う、2:1組で左のスポーク本数を半分にして左右のスポークテンション差を是正する方法が考えられます。また1:1組では右テンションを目いっぱい上げて相対的に左も上げる方法も考えられます。
あとは目的別にホイールの特性を考えることかなと考えています。前回提案したように多スポークは多スポークの利点があります。少スポークホイールは空力がいいとかそれぞれの利点を生かしてホイールを考えたらいいと思います。
ロードバイクで輪行を計画しています。
4月にしまなみ海道を走る予定しています。
人数は4,5人の予定です。
私のバイクはクロモリで行く予定です。いつも輪行で遠出をするときのホイールは32hか36hの所謂多スポークホイールで行きます。
少々重くてもホイールは32ホール、36ホールのホイールの利点は
疲れにくいことです。数の多いスポークが地面からの振動を吸収してくれますのでハンドルを長く持つことによる疲れが出にくいことが一番に上げられます。
また、落車とか何かのトラブルでスポークが折れても乗って帰れることが多いことです。スポークが多いと安全性が高くトラブルに強いことが上げられます。
輪行で遠くに出かけるときに注意することは無事に帰ることです。もちろん通常のツーリングでも安全に帰ることが一番大切なことです。しかし遠方にて山の中での落車でバイクトラブルが起これば大変なことです。
この2点が重要です。
疲れにくく安心安全のホイールは多スポークホイールです。少々の空気抵抗は犠牲にしても無事に帰れるホイールが必要と思います。
私は空力を意識した少スポークのホイールは近郊で、遠方への輪行は多スポークホイールで色々と乗り分けています。
何本もホイールは要りませんが輪行される方には多スポーク、少スポークとホイールの乗り分けはお勧めです。
10坪ほどの店構えでもう15年以上バイクショップをされている人が近所におられます。
来店客は主にママチャリの修理がメインの仕事ですがショップの中にはシマノの部品が山のように積まれています。ネットで大いに販売されているのでプロショップとしては知る人ぞ知るの自転車屋さんです。
この方は有名なナカガワさんのフレームで組んだロードバイクで走っておられます。
コンポーネントの話でためになる話を一つ。
仕事柄シマノのDuraを使っていますが105で十分です。ティアグラもいいですよ。ヨーロッパのプロ選手は105やアルテグラですよ。ほんの一握りの人がDuraなど高級ブランドの提供受けていますがたいていは105、アルテグラで走っているのですよ。ブレーキの利きなんて見分けられる人いませんよ。本の紹介では違うと書かないとスポンサーから叱られるが実際はわかりませんよ。こんな事言ったら商売に支障きたすからいえませんがね。
とても正直な人です。
軽さを求めるならDuraですがね、実際、ハブに関してもティアグラのハブで十分ですよ。長いこと使うのならDuraでしょうけれど、ティアグラのハブを頻繁に変えればいいのですよ。回転は変わらないですよ。
私と同じ意見です。
Duraハブの軸棒とアルテグラハブの軸棒は若干違うのですがこれを見分ける人はいませんよ。高いからいいというわけでもありませんよ。これを言ってしまうと商売に影響するので大っぴらには言えませんがね。
私もそう思います。
今日は気持ちの良い話が出来たので何か買おうとティアグラのハブを一つ買って帰りました。店頭でハブのチェックをしてくれました。
少しゴリ感があるけど自分で触るのも愉しいことだからこのままにしときますとの事でした。面白い店長さんです。
今メインで使っていますホイールを紹介します。
前輪
ハブ シマノHB6700 18h
スポーク サピム CX-RAY ラジアル組
ニップル アルミ
タイヤ Hutchinson Intensive2 Tubeless Folding Road Tyre25c
後輪
リム キンリン XR-31RT 3mm オフセット 24h
ハブ Bitex 24h 10/11兼用
スポーク 左右サピム CX-RAY 2クロス
ニップル アルミ
タイヤ Hutchinson Intensive2 Tubeless Folding Road Tyre25c
チューブレスで使っています.
ホイールはゴルフ用のウエイトを貼ってバランスを取っています。おまじないかもしれませんが少しでもいいということはやっています。
タイヤは少し高めのタイヤです。普段用なのであんまり高いタイヤもいらないのですがHutchinsonは使ったことがないので試してみました。
アメリカのhttps://novemberbicycles.com というホイールメーカーが風洞テストを行ってとても良い結果を出したキンリンXR31Tです。ZIPP303に負けない成績です。今はこのリムを使ってのホイールをこのメーカーでは製品を販売していません。理由はいろんなメーカーがこの手のホイールを出したからと思うのですが手組派にとってとても優秀なリムであることは変わりません。
私はこのリムを使ったホイールを20セット以上販売しています。
巡行速度を35km以上で走れるハイアマチュアの方々よりオールラウンダーのホイールと高い評価をいただいています。
後輪はオフセットリムを使っています。3mmオフセットで後輪左スポークのテンションを下げることなく強く張れることが出来ています。
11速になってハブのセンターオフセットの数値が大きくなり右スポークテンションと左スポークテンションが大きく違うようになりました。右テンションが高いのに左がユルユルというようになっています。これを是正するのにはリムホールを3mmセンターをずらすことにより左テンションを高くするようにするのです。3mmずらすことで10kgfほど左を上げることが出来ています。
これにより前へ進む駆動力のロスを減じることが出来るのです。
リムの形状による空力の良さとオフセットリムによるスポークテンションの是正が大きく前へ進む力を減じることなく伝えることが出来ると考えています。
私の足は貧脚ですがいつも走るコース、往復50kmをずっとガーミンのメーターでアベレージ27kmをだすことを目標に走っていました。このホイールで走ってからは27kmを下回ったことはありません。
ガーミンメーターでAV.27kmということはほとんどの距離を30km以上で走っていないとこの数値は出ません。このホイールを使ってからはずっとAV.27km以上で走っています。遅いと笑われる数値ですが私なりに結構頑張っています。
このホイールに乗っていて感覚的に空力が効いているのかなと感じます。リムが優秀で力が逃げなく伝わる感じです。チューブレスもいい感じです。
今回はホイールの宣伝のようなブログですがキンリンのXR31T、XR31RTの組み合わせはとても良いホイールを作ることが出来ます。F18/R24、F20/R24、F24/R28、F28/R32、F32/R32などいろんな組み合わせができます。
今、私のホイールはF18/R24ですが、体重80kg以下の方にはお勧めです。今の時速アベレージを最低1km以上は上がることでしょう。このリムはいいです。おすすめします。
DTリムを使ったホイールをお買い上げいただいた方よりホイール作りをしたいと相談受けました。
参考書は何がいいかと尋ねられお勧めしたのがこれです。
https://www.wheelpro.co.uk/wheelbuilding/book.php
ネットで購入するいわゆるe-bookです。電子本ですが分かりやすくとても参考になります。
日本語で書かれていません。英語で解説です。
今までいろんな人のブログを参考にするしかなかった日本の手組事情ですので変な情報が闊歩していたところがあります。
アルミニップルは一発勝負、引き返せない
なじみだしは床に置いてリムを押し付ける
テンションメーターなんか使う必要ない
テンションを触って感じ取ることができない人はうまくなれない
こういうことを書かれている人たちがいます。
これを読めば間違っていたところがよくわかります。
海外の有名ホイールビルダーはこのe-bookをお勧めしています。米ドルで$12です。
ホイール作りを始めようとしている方は今これで勉強中です。
少スポークホイール、つまりフロント/リアを16/20とか20/24など少ないスポークで空力を考慮したホイールが主流となっています。
10速、11速とハブオフセットが増えると左スポークテンションが構造的に強く張れなくなってきます。このマイナス点を補うには右スポークテンションを高くすることで左テンションを相対して上げる方法が考えられます。
この少スポークホイールを作る際にスポークをハイテンションでリムを引っ張って作りますがこの際注意しないといけないことはハイテンションではリムを傷めやすいことです。
リムホールに直接ニップルを通すよりワッシャーを使うことでリムホールのひずみを防ぐことができます。
通常リムの厚みは約2mmくらいです。この位置に120kgf以上のスポークテンションを上げるとやはりリムに無理な力が掛かり変形したりするのです。ワッシャーを使うことでリム面を強化します。スポークをもっとハイテンションに上げてもワッシャーでリムを守ることができるのです。
20枚で数グラムです。私は2枚重ねで使うこともあります。少し手間でも効果は大きいです。すぐに効果はわかりませんが時間がたつと使ってよかったとわかります。
価格的にも非常に安価です。
案外知られていないテクニックと思います。お勧めします。
海外のセラーより取り寄せたスタンダードワッシャー、400枚で5000円。高い買い物でした。
国内で使用ニップルに合うと思って工具店で買ったワッシャー。100枚200円ほど。これでいいと思っています。十分役目は果たします。
一昨日いつも走る淀川沿いから木津に向かって走るサイクリングロードを走っていました。
木津川沿いのサイクリングロードは道がきれいで全く信号がない道でほんとに気持ちよく走れる道で飽きません。30kmほど走って帰る途中にパンクをしてしまいました。
予備のチューブラータイヤはどんなに近くても忘れず持って出かけますのですぐに取替にかかりました。
今回は後輪です。1年ぶりのパンクです。私はいつもミヤタのチューブラーテープでタイヤを貼り付けています。
いつも小刀を持っていますので小刀でカットします。バリバリと引きはがし、残っているテープをきれいに取り去ります。
バッグのなかに軍手はいつも入れていますので軍手をはめて残っているテープをこすり取りリム面をきれいにします。
携帯用のミヤタテープを貼り付けタイヤをインストール、軽く空気を入れてタイヤの位置を調整します。
テープのシールを引きはがし、十分な量の空気を入れて完成です。
ざっと15分から20分位です。
チューブラータイヤはパンクが面倒だからクリンチャーの方がいいという人がいますがチューブラーは簡単です。私にはパンク修理はチューブラーの方が楽です。タイヤレバーを使わずにタイヤを取り去りテープで貼るだけですから。あまり力が要りません。
ホイールの軽量化にも楽に対応できます。プロチームがチューブラーなのは理由があるのですね。
チューブラータイヤはだんだん選択肢が少なくなっていますがまだまだ優秀なタイヤが沢山あります。ベロフレックスのカーボンは私の好きなタイヤです。しかし最近はコンチネンタルのジロです。練習用のタイヤですがこの安価なタイヤで今の私の乗り方では十分です。人にはいいタイヤを勧めて安物タイヤですかと叱られそうですがジロはいいタイヤと思います。
パンクから話がそれましたがチューブラーは難しくないことをお知らせしました。
スポークの中で一番よく使うのはサピムLaser2.0/1.5/2.0mmのスポークです。DTではレボルーション2.0/1.5/2.0mmが同等品です。共に丸スポークです。
優秀なスポークで軽量化を図るのに役立ちます。上位スポークにCX-RAYがあります。Laserは価格的に1/3の価格です。どうしてもこの価格には負けてしまいます。
LaserとCX-RAYを同じリムで作ったホイールの風洞テストを行ったメーカーがありまして結果は1ワットの差であったと報告しました。1ワットでも違いは違いですのでやはり最上のホイールとなるとCX-RAYですね。
丸スポークの捻じれるのを防ぎながら回すのですが捻じれが見えにくく扱いにくいスポークと言われています。でもいい方法があります。
Two steps forward one step back
という方法です。
スポークに小さく切ったテープを貼りニップルを回します。テープを見ながら前へ2ステップ後ろに1ステップです。スポークが捻じれそうになったら少し戻すのです。テープの旗を見ながら回します。旗が捻じれて回ると元に戻すようにします。ねじれがよくわかるので細くてねじれやすいスポークにはとても分かりやすい方法です。
最終的にはプライヤーで押さえますがそれまではこの旗を立てる方法が手軽で簡単です。
おススメです。