パークツールのテンションアプリ

パークツールのテンションメーターをうまく使うアプリがあるのをご存知でしょうか?

パークツールのホームパージにアクセスしますと簡単に使えます。誰でも使えるようになっています。英語で説明ですが難しくありません。

使ってみてパソコンを横においてデータを入力するのはとても面倒といえます。スポークの1本1本を計測しながらですのでこのデータ入力は厄介といえばそうなのですが数値化してテンションを上げ均一化を行うにはとても有効なツールです。下図がこのアプリです。

このブログで何度も書いていますので、またもや感がありますが数値化してグラフにする.これがとても分かりやすくいい方法と思います。

ホイールはテンションが揃っていなくても振れ取りができます。振れもなくさあ出来たと思ってもスポークのテンションが揃っていないとすぐに振れが出てきます。また緩いスポークは折れたりします。これもテンションが揃っていないのが原因です。強く張っているスポークの隣は緩いスポークです。これを平均にすることです。

私のホイールはスポークテンションの偏差5%以内を目標としています。この数値はなかなか出すのが難しいです。

パークツールニップルレンチを使う

久しぶりに赤のパークツールを使いました。

アルミニップルを回そうとした時です。少しニップルが変形して通常の3サイドのニップルレンチが入りません。

赤色は2サイドのレンチのためニップルに入れやすいのですが、回転がぶれてニップルをなめやすいのです。そこでニップルにしっかり固定して回せるように赤の上部分をカットして、スポークに沿って回せるようにしました。

いつもは3サイドのレンチですが、レンチ上部をカットすればとても使いやすくなり、

2サイドのこれも普段に使えると思うようになりました。

ニップルにレンチを入れるときに、2サイドは入れやすいのですが回転がぶれます。ニップルをなめることがあったのですが、カットしたことによりスポークにうまく沿いやすくなりぶれずに回せるようになりました。

微妙な違いなのですが、スポークレンチがスポークに沿って回るので使いやすさが増しました。ちょっとした工夫です。

3L3T組のホイールをテンション調整

個人用に組んだ3L3T組のホイールです。36穴のリムで組んだ、とても見て美しいホイールです。クロモリロードで走っています。

36hですので空力などは少スポークホイールに劣りますが見て美しいロードということで気に入っています。自己満足ですが。

半年ほど経ちますので振れ取り、テンションなどの調整をしようとタイヤを外してリムを掃除して再調整を行いました。

まず状態を観察するためにテンショングラフを出してみました。

グラフはこの状態です。2か所ほどグラフがひずんでいるところがあります。しかしスポークテンションはほとんど変化ありません。

少し歪あるがほとんど変化なし

これはホイールを作る時点で

★できるだけスポークテンションを均一になるようにする

★しっかりストレスリリーブを行う

この2点を守っているからです。

★スポークを均等に張っていれば緩みの誤差は少ない

★スポークラインをしっかり整えることにより歪は防げる

今回スポークを2か所再調整しました。次のグラフが調整後のグラフです。

テンションをしっかり揃えるとスポーク折れなどのトラブルは少ないです。

ホイールの作製依頼されました

今持っておられるリムを使ってホイールを作ってほしいと依頼を受けました。

前輪20h、後輪24hの軽量リムです。キンリンのリムと思われますがよくわかりません。

ハブ、スポーク、ニップルの選定をこちらで提案いたしまして最後にお客様が納得して決めていただくという方法で見積をいたしました。

 

私のブログからコメント欄より連絡いただきました。アドレスを教えていただき当方より連絡取り話を進めました。私がこのブログの管理者ですので安心していただけます。

 

ビジネスのことですからお互いに納得しないといけません。私の提案ホイールについては詳しく説明いたしました。ホイール作りについては詳しい方でこういう理由でと説明しますとすぐに同意いただきました。

送っていただいたリムが届きましてからはERDを計測しスポーク長をだしてスポークをカットという手順です。

出来上がりました。

部品の届くのが遅くなり少しお客様にご迷惑かけましたがしっかりいいホイールが出来上がりました。

テンショングラフ、スポーク長のデータをつけてお届けしました。

FIXを使う

スポークプレップを考えた人がFIXという緩み止めを作りました。

最近はこの緩み止めを使っています。

アメリカで発売されました。使用法を読むとスポークプレップを作った人の新製品ということです。テフロン系の薬品をつかっているそうです。スポークプレップも同じテフロン系なのでスポークプレップの改良品です。

使い方ですが説明文を読むと

スポークのねじ部分の余分なオイル分を取り去ることが大切と書かれています。

2種類の薬品を使ってスポークのねじ部分の油分を取り去ることを勧めています。

私は塗料のうすめ液とアルコールを使っています。

小瓶に入れたうすめ液でまずスポークのねじ部分の油分を取り去ります。

次にアルコールでもう一度油分を取り去ります。シャカシャカとねじ部分を液の中で攪拌するだけです。

この方法はFIXの説明書に沿った方法です。簡単に行えます。

乾きましたらねじ部分にFIXを塗ります。百均で買った小さな筆を使っています。自然乾燥でいいのですがヒートガンを使うこともできます。これですとすぐに乾きます。

しっかりとねじ部分にFIXが塗られています。はがれません。

スポークプレップを使っていた時は使い方が悪かったのかプレップがはがれたことがありました。油分を十分に取り去っていないのが原因です。FIXの説明文を読み込んで思いついたのですがスポークプレップを使うときもFIXと同じこの方法、2種の薬剤でねじ部分をしっかり洗う方法、これを使うのがいいようです。

なれると本当に簡単です。少し手間がかかりますがホイール製作には手間を惜しんではいけません。

テンションメーターのチェック

私のテンションメーターはパークツールも持っていますが主に使っていますのはデジタルメーターです。

デジタルメーターの解説書に2.0mmのスポークを100kgfで引っ張ると0.33を示しますと書かれています。それでいつも100kgf、0.33を示しているか調べています。これで概ねOKという感じで仕事を進めています。

私はテンションメーターをいつも正確さのチェックしておくことがいいホイール作りによいと思っています。

 

ホイール作りのYouTubeをアップしている人がおられます。ほとんどの方がパークのテンションメーターで測られています。申し訳ありませんがたぶん狂っているメーターと思います。売り物のホイールを狂っているメーターで測るのはいかがなものかと思っています。

 

パークのメーターははっきりいって正確ではありません。20%くらい狂っているのはざらにあります。私がキャリブレーションの依頼を受けた方のパークテンションメーターはみんな20%以上狂っていました。

 

メーターがなくてもホイール作りは出来ます。個人用ではメーター無しでいいと思うのですがやはりメーターで確認した方がいいと思います。100kgf、120kgfの示すポイントを正確に知ることが必要です。ああまた言っていると思われそうですが大事なことです。

お持ちのメーターが正確かどうかをお知りになりたい方は連絡先をコメント欄に書きこんでいただければこちらからメール致します。スポーク3本1500円で校正致します。送料は別です。いいホイール作りには正確なテンションメーターは必須です。

コメント欄は私が管理していますので外に漏れません。ご安心ください。

ノバテックのハブを買いました

ノバテックのハブを購入しました。写真右がその品物です。左がいつも買っているセラーからの品物です。価格的にはほぼ同じです。

品物は同じものですが右はシールが貼られてノバテックとわかるようになっています。パッケージも高級感あります。

左はブランドが分かりません。ビニール袋入りです。

右製品が届いたときはなにか高級な感じがしていいホイールが出来そうと思いました。

左は前から買っているので何も感じません。

面白いものです。

これは私の感覚ですので人によって違うと思います。

パッケージによって受け取り方が違うものですね。

このノバテックですが、左のビニール袋に入っている方が製品的にはアンチバイトガードがフリーについていますのでこちらの方が高級です。しかし製品から受ける印象は普通のハブという印象です。

買い手は

見た目に惑わされない+見る目を養う

売り手は

いい製品+見た目が大切

今回痛感しました。

ホイール談義をしました

前回紹介しましたプロショップの店長さんとホイール談義をしました。

この方のロードバイク、普段の練習用らしいですが10速のホイールでした。

 

11速ではないのですねと尋ねますとこれで十分です、との事。

 

11速のギア、全部使わないでしょう?それに10速の方がハブのオフセットの関係から11速よりも左のスポークテンションが高いし、古い型ですけれどスポークの張りはこちらの方がテンション差は少ないですよ。勿論11速も使いますが普段はこれがいいです。

 

店の隅に手組チューブラーの前輪が置いてありました。チューブラーが好きなんですと言われました。まだまだチューブラー派は沢山おられます。チューブラー好きとしてはうれしいですね。

 

ハブはDURA、芯棒をチタンに替えているとの事。違いが分かりますかと尋ねるとわかりません、でも気分なんです、気分で早くなるのです。はあ~、そういうものなんですね。

キンリンのTB25シルバーのリムで36穴を1穴飛ばし、18ホールで組まれていました。スポークは星の#15スターブライトです。ニップルはブラスでした。

 

スポークの事を聞きますとスターブライトはいいですよ、別に海外ブランドを使わなくても品質もいいし、競輪で使われているからいいのですよ。私なんかスポーク折れた事ありませんよ。しっかりテンション合わせて組んだらいいのです。ニップルも星のニップル、いいですよ、アルミにする人もいるが強度的にはブラスですよ。36個をブラスにするのと違うので18個ですからそんなに重くないのでブラスでいいです、安いし。

 

ひと穴飛ばしのホイールは個人的に嫌だったのですが実際使っている人の話を聞いたので自分用に作ってみようかと思いました。

 

私は10速で乗っています。

10速ですか?と別のショップでは馬鹿にされたのですがこの方は本音で話してくれました。30分も仕事を止めてしまいましたが気持ちよくいろんなことを教えていただきました。

Wiggle、CRCでシマノが買えなくなった

Wiggleでホイールを一度買ったことあります。私は自分でメンテナンスできるので購入しました。シマノのホイールです。今はシマノをwiggleで買えなくなりました。残念です。

 

勉強のためシマノのホイール買いました。スポークテンション、振れ具合、重量など調べました。下位グレードでしたが良くできたホイールでさすがシマノやと驚いた次第です。

 

この時考えたのですがやはり海外通販でホイールを買う場合振れ取台など持っていてある程度自分で触れる知識が必要だなと思いました。

購入したシマノホイールは若干振れがあったもののほんのわずかな振れでした。スポークテンションはあまり揃っていません。スポークテンション偏差を5%以内に抑えることは出来ないと思います。量産しないといけませんので短時間で作る必要があるのでしょう。

後輪のスポークテンショングラフです。

海外通販でホールを買う方は振れ取台を持つ必要アリです。

快く振れ取をしてくれる自転車屋さんが近くにいればいいのですが大概の自転車屋さんはよその品物はメンテしてくれないことが多いと思います。このためにも振れ取台とニップルレンチは必要です。

自転車屋がいない、自分で治せない人は2年使ってヤフオクで売ることですかね?

振れ取台にメーターを付ける

私は今振れ取台にパークツールの振れ取台を使っています。

メーターを付けて使っています。やはり精度が高いしホイール作りがし易いです。

メーター付きです

もう一台振れ取台が必要になりいい方法がないか探していました。

ネットでマグネット台を使っている方の写真を見ました。

台とメーターでそんなに高くなく手に入れることが出来ます。

振れ取台をスチールの物にするとか、振れ取台をセットする台を鉄板にするとか、磁石が使えるように工夫が必要ですがとても安価に振れ取台ができます。