電動ドリル用ビット

ホイール作りのコーチに行きました時に電動ドリルにつけたニップル回しを持っていきました。この電動ドライバーを見られてちょっと驚かれたようです。

ヤスリを使ったニップルインサーターでニップルを取りつけ、仮組が終わってからこの電動ドライバーが活躍します。

通常ニップル回しで振れを取っていくのですがその前にスタートの起点を決めていきます。このドライバーを使いますとあっという間に次の工程に進むことができます。

でニップルを順番に回していきます。ニップルを回すときにスタートの場所を決めますがこのビットを使いますと自動でスタートが決まります。簡単です。ドリルを使って空回りするまでニップルを回しまして一周すると終わりです。ここからニップル回しを使ってスポークの緩みを取っていくのです。

手作りのビット

このビットは手作りです。ホームセンターで買った安価なビットをやすりで削って作りました。安価なビットほど加工がしやすいです。鉄が柔らかいということですね。

写真のようにやすりで削りましたがグラインダーで削ればもっと簡単です。柔らかい素材(安価なビット)なので削りやすいです。

このビットをネットショップで買えば結構な値段です。ご自分で作られたらいいと思います。

振れ取り台にダイヤルゲージを取り付け

X-toolsの振れ取り台にダイヤルゲージを取り付けて精度を上げてホイール作りができるようにします。今のところ縦ブレはゲージで見ることができませんが横ブレは正確に振れを取ることができるようになりました。X-toolsの振れ取り台にはマグネットベースがうまく使えます。特別な加工もいりません。写真の通りです。簡単に取り付けできます。

マグネットベース+ダイヤルゲージ+測定子
マグネットベースを振れ取り台に取り付け
横ブレはこれで完璧です

私はパークツールの振れ取り台専用のダイヤルゲージを購入する前に使っていましたのがこのマグネットベースにダイヤルゲージを取り付けて使っていました。

残念ながらパークツールの振れ取り台にはうまく取り付けることができず使い勝手が悪かったので結局はパークツールの専用ゲージを購入することにしました。

 

今回の振れ取り台購入でおいてあったマグネット台にダイヤルゲージを取り付けました。先端にはローラー測定子を取り付けています。

 

10年ほど前はこのような道具はどこで買えばいいのかわからず色々探しました。こういう用具の名前も徐々に覚えましたが最初はキーワードの名前が分かりませんでした。

ダイヤルゲージ、マグネットベースは自動車工具店で見つけ購入しましたが当時は適当な測定子が手に入らず使わずに置いていました。

ネットで容易に買い物ができるようになりローラー測定子を検索して手に入れることができました。こうした部品を揃えることで精度を上がり使える道具になりました。

 

今は簡単です。ネットでキーワードを入れればほしい品物を探し出すことができます。本当に時代の変化を実感します。

振れ取り台の購入

ホイール作りのコーチに行きましたら用意されていましたのがX-toolの振れ取り台でした。

使ってみてとてもよかったので私もイギリスの通販から購入しました。1万円ほどで購入できます。

もうすでにパークツールの振れ取り台を持っているのでいらない品物ですがあれば便利かなということで買うことにしました。価格も素敵です。

あんまりこの手の製品には期待していなかったのですがこの振れ取り台は事前に触れることができていましたので購入することにしました。

 

とてもしっかりした作りです。すでにセンターの出たホイールを用意し、ねじを緩めてホイールセンターが簡単に出るように調整しています。説明書を読むこともなくこの調整をしました。

私は自分のブログには自分の意見を言いたいのでドメインも私のドメインです。

今回このX-toolの振れ取り台を使ってみてとてもコスパの良い納得できる製品です。この値段でこの丈夫さは格安と思います。同じタイプの製品が日本の商社経由では5万円、8万円で販売されていますのでびっくりしてしまいます。どんどん売れる品物ではないので取り扱いの商社さんはどうしても高価な値付けになるのでしょうがあまりにも高い値付けには驚いてしまいます。取り扱う小売店もしっかりとした目利きが必要です。海外通販で買えば1万円ほどの品物に5万円、8万円の値段をつけているので手組ホイールのハードルが高くなっているのかもしれません。

ポンプの調子が悪い

10年ぐらい使っているヒラメのポンプヘッドが調子悪くなりました。

うまく空気が入りません。空気が漏れています。

 

ヘッドを分解してみると中に入っているパッキンが薄くなっています。これが原因で空気がうまく入らなかったのです。

パッキンを購入するのにわざわざ電車に乗って買いに行くのも面倒でアマゾンで調べると売っていました。162円です。送料が360円。高い送料ですが要るものですから仕方ありません。買いに行ってもこれ以上掛かります。

右が新品

右側のパッキンが新しいものです。左がすり減った古い分です。だいぶん薄くなっています。取り換えは簡単です。また調子よく使えるようになりました。このポンプヘッドは使いやすい。おすすめです。私のポンプは2代目です。ポンプヘッドも古いポンプのヒラメをはずして付け替えました。今回はパッキンの取り換えでまた使えるようになりました。これを使っている自転車屋さんが多いのがよくわかります。

FIXを使う

スポークプレップを考えた人がFIXという緩み止めを作りました。

最近はこの緩み止めを使っています。

アメリカで発売されました。使用法を読むとスポークプレップを作った人の新製品ということです。テフロン系の薬品をつかっているそうです。スポークプレップも同じテフロン系なのでスポークプレップの改良品です。

使い方ですが説明文を読むと

スポークのねじ部分の余分なオイル分を取り去ることが大切と書かれています。

2種類の薬品を使ってスポークのねじ部分の油分を取り去ることを勧めています。

私は塗料のうすめ液とアルコールを使っています。

小瓶に入れたうすめ液でまずスポークのねじ部分の油分を取り去ります。

次にアルコールでもう一度油分を取り去ります。シャカシャカとねじ部分を液の中で攪拌するだけです。

この方法はFIXの説明書に沿った方法です。簡単に行えます。

乾きましたらねじ部分にFIXを塗ります。百均で買った小さな筆を使っています。自然乾燥でいいのですがヒートガンを使うこともできます。これですとすぐに乾きます。

しっかりとねじ部分にFIXが塗られています。はがれません。

スポークプレップを使っていた時は使い方が悪かったのかプレップがはがれたことがありました。油分を十分に取り去っていないのが原因です。FIXの説明文を読み込んで思いついたのですがスポークプレップを使うときもFIXと同じこの方法、2種の薬剤でねじ部分をしっかり洗う方法、これを使うのがいいようです。

なれると本当に簡単です。少し手間がかかりますがホイール製作には手間を惜しんではいけません。

振れ取台にメーターを付ける

私は今振れ取台にパークツールの振れ取台を使っています。

メーターを付けて使っています。やはり精度が高いしホイール作りがし易いです。

メーター付きです

もう一台振れ取台が必要になりいい方法がないか探していました。

ネットでマグネット台を使っている方の写真を見ました。

台とメーターでそんなに高くなく手に入れることが出来ます。

振れ取台をスチールの物にするとか、振れ取台をセットする台を鉄板にするとか、磁石が使えるように工夫が必要ですがとても安価に振れ取台ができます。

チューブレスホイール用ポンプを購入しました

チューブレスタイヤが出て久しいですが、今頃になってチューブレスホイールにはまりました。

チューブレスタイヤをインストールするときに専用ポンプがいると思い色々調べてみました。

1 コンプレッサーを買って空気を入れる。

2 チューブレスタイヤ用のポンプを購入

3 今使っているポンプを使う。

コンプレッサーも色々ほかの用途もありいいかなと思っていましたが、3万円ほどしますしいまのところ必要ないと判断しまして止めることにしました。

専用ポンプを考えていたところwiggleのホームページを見ていて結構安価?で出ていましたので買ってみることにしました。7500円ほどです。関税を払うこともなく購入出来ました。友人はこの価格にびっくりしていました。ポンプに7500円!?

wiggle で購入

 

使ってみていい感じでした。一気に空気を入れてビードを上げることができました。あと、普通に空気を入れるのですがこのポンプなかなかいいなと思います。

しかし、いままで使っているポンプで空気を入れることができないのかという事ですが使えないことないのです。十分使えます。

リムにタイヤを取り付け、空気を入れるときにクリンチャータイヤの時より少し勢いよく空気を入れれば十分使えます。簡単に空気が入ります。石鹸水を使うこともありません。

ビードが上がれば後でゆっくり空気を入れていけばいいのです。

なかなか説明が難しいのですがやってみれば簡単です。

新しいポンプはなくてもチューブレスは使えました。

ポンプヘッド

ポンプは初めトピークのポンプを使っていましたが10年ほど前からゼファールを使っています。このポンプを買ったときにポンプヘッドも取り替えました。

ヒラメポンプヘッド
ゼファールポンプに取り付けています

ヒラメポンプヘッドです。5000円前後で販売されています。ポンプ一台買える値段ですが価値ある逸品です。

空気を入れるときにフレンチバルブ部分に簡単に装着でき外す時も楽に外せます。そんなに色々試すわけにもいかない道具ですので大丈夫かな?と思ってしまいますがこれは素晴らしいです。使ったらわかります。

私の道具について⒂

 

スポークプレップ、ネジ緩み止め、固着防止について

 

アメリカのロードバイクレビューのフォーラムでスポークプレップについて考えあうフォーラムでPermatex Anti-seizeを使っているビルダーがいます。http://www.ergottwheels.com/  Ergottさんが使っていると書いています。有名なビルダーです。

いちばん小さいチューブ入り4gの製品を一度買ってみて試しました。百均で買った筆を使ってネジ部分に塗って使いました。スムーズにスポークテンションを上げることができます。しばらくこれを使おうと思います。

Permatex Anti-seize

 

Mike.Tさんは別にこんなことも書いています。http://www.miketechinfo.com/ この方は40年のベテランビルダーです。

 

十分なテンションで均等に張られしっかりストレスリリーブされていれば緩みません。どのような緩み止めでも使えます。ただし正確な作り、テクニックが必要ですと書いています。

ホイール作りの極意ですね。

私の道具について⒁

スポーク・プレップについて

 

写真のようにニップルの緩み止めに使われているのがこれです。アメリカのWheelsmithの製品です。こんなに小さいのに結構高いです。

スポーク・プレップ

なんで同じものが色違いであるのか、購入先でたずねられ最初わかりませんでした。

後輪のドライブサイドとノンドライブサイド、右側と左側とスポークの長さが違うので色を変えているのです。いかにもアメリカらしい発想ですね、と教えていただきました。

グリースを使う人もいます。これもよく使われる方法です。

シマノ グリース

 

クレの556をシュッと吹いてやっていますという人もいますね。

リンシード・オイルというのがいろんな海外のブログで出てきます。なんやろ、これ?と色々調べたら亜麻仁油なんですね。絵画の材料屋さんで販売しています。ボイルド・リンシード・オイルを言うオイルを買ってきて使ってみました。このオイルは空気中に長く置いておくと固まります。この性質を利用してプレップに使うのです。ホイールを完成した後時間がたつとこのオイルが固まりニップルの緩み止めとなります。

ボイルド・リンシード・オイル
時間が経つと固まってくる

 

これは安くて一缶あればもう買わなくていいくらい長くつかえます。ニップルにつけすぎると後が汚くなるので少量でいいです。私は精密オイラーにこのオイルを入れてニップル部分に注しています。ネジの部分とリムとニップルが接触する部分と1スポークに2ヶ所注していきます。

結局、オイルは何でもよくWheelfanatykのRicさんはオリーブオイルでもいいと言っています。

各スポークのテンションを均一に張っていれば緩みを防ぐことができます。オイルでニップルの固着を防ぎ滑らかに回すことができればいいということですね。売り物ホイールを作っているところはうちはこれ使ってますよとshow-offするためにも使いますが高いスポークプレップでなくてもよいということです。