フルクラム後輪とRoval後輪の組み替え依頼

フルクラム レーシングクアトロLG後輪ホイールとRoval RapideCLX50後輪ホイールのハブとリムを組み替えるご依頼です。

お預かりの後輪ホイール 右RapideCLX50  左フルクラム レーシングクアトロLG どちらも21本 2:1組

レーシングクアトロはチューブラーホイール、Rovalホイールはクリンチャーホイールです。どちらも50mm高リムでスポークは右14本左7本の2:1組です。各スポークの位相はあっていますので組み替えは可能です。

今回のご依頼は

①Rovalのリムとフルクラムのハブを組み合わせる

フルクラム レーシングクアトロLG チューブラーリム使用 取り外したタイヤです
Roval RapideCLX50 784g 後輪 ギア側スポークにはソルダリングが施されています

②フルクラムのチューブラーリムとRovalハブを組み合わせる

この2つを行いますが難易度は高いと思います。

フルクラムハブの計測です

フルクラム レーシングクアトロの分解は難しい仕事でした。あまり使われていないきれいなホイールでしたがこれが影響してかハブの分解には苦労しました。使われていない部品が固着していましたのでなかなか部品が外れません。しかしいろいろ資料を調べて分解することが出来ました。

ホイールの分解できればハブを計測して、スポーク長を出して再度組み立てです。スポークはドライブ側にはサピムCX-SPRINT、反対側にはWin21を使いました。

簡単な説明を書きましたが実際は難しい仕事です。

Rovalリムにフルクラムハブの組み合わせ 
Rovalリムにフルクラムハブの組み合わせ

写真のようにロバ―ルリムとフルクラムハブの組み合わせはうまく出来ました。良く出来ています。オリジナルホイールです。

RapideCLX50のスポークにはソルダリングされていましたので切り取るしかありません 勿体ないことです

分解前のロバ―ルホイールにはサピムのCXRAYが使われていました。スポークにはソルダリングが施されていました。このように針金でくくられているスポークは分解しても再利用が出来ません。切ってしまうしかありません。1本600円ほどのスポークを切ってしまうのですから勿体ないと思います。このソルダリングにはどんな効果があるのかいつも考えてしまします。因みに手組ホイールファンではソルダリングは行いません。

次はロバールハブとフルクラム チューブラーリムの組み合わせです。詳細は次回にします。

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