ERDは実測する

3年前にご注文いただきましたホイールを組み替えてほしいとご連絡いただきました。ホイールと新しいリムを一緒に送られてきました。

3年前に納品しましたホイールです 銀輪リムと一緒にお送りいただきました
グランジ レンジャーリム650 489g

新しいリムはグランジのレンジャーリム650という銀輪リムです。リムベッドにはERDのサイズまで印字されている剛性高いリムでした。

ERD 544.5mmと書かれています  実寸は553mmでした

リムの表示にはERDサイズが544.5と書かれています。

残念なことですがこの数値を信じてスポーク長を計算してホイールを作りますとスポークが約4mm短い数値となります。これでは組むことが出来ません。実際にERDを計測しますと553mmでした。

グランジ レンジャーリム

ある自転車部品を販売するホームページを見ましたところ同じリムが販売されています。同じようにERDの表示がありました。このホームページでは550.5と書かれています。輸入された時のロットがこの表示だったようです。リムによって輸入時点でサイズが違うようです。

ERD ニップルの頭~ニップルの頭までの距離

もともとリムの有効サイズは実測するものですのでホイールを自分で組む方には注意が必要です。実寸が記入されていても信頼は出来ません。ERDはご自分で測ってみるのがとても大切です。

“ERDは実測する” への1件の返信

  1. こちらのリムはおそらくKINLINのXM-25TのOEMだと思われます(リム断面の画像が同一)。KINLIN社のHPに書かれているERDも544.5です。ただKINLIN社のHPにERDとして記載されてる数値はニップルの頭まではなく、ニップルベッドまでの経なのでニップルの厚さが含まれていないこと
    には注意が必要ですね。同じくKINLINのOEMであるTNIブランドのリムも同様です。今年の春に同メーカーのリムを購入したのですが、当時はKINLIN社の数値をそのまま転載していたのが今見直すと修正してありますね。おそらく短すぎると苦情が出て実測して修正したのではないでしょうか?

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