リピーターのお客様よりご連絡いただきました。とてもよく研究されている方でほとんどの部品はご自分でお決めになっています。スポークの選択には少しお手伝いいたしました。ホイールはヒルクライムに使われる予定です。
リムは35mm高のディスク用リムです。ハブはお送りいただきました。Ryetというメーカーの超軽量ハブです。前輪24穴後輪24穴の組み合わせです。
スポークはいろいろ相談いたしました結果、前輪はDTのエアロライト、後輪ドライブ側に少し太いエアロコンプ、反対側にエアロライトという組み合わせです。スポークの剛性も考えての組み合わせです。
ニップルはアルミニップルも考えられます。しかし20グラムほど重くなるのですがやはり丈夫なブラスのSquorxProで組み上げました。手組ホイールファンの使用ニップルはブラスとしています。
ハブはストレートプル方式のハブです。スポーク長はハブ寸法の計測さえ間違えなければ通常のjベントハブと同じです。注意点はハブ穴のスポークを通す部分です。ほとんどのハブはスポークオフセット値が発生しますのでこの数値を正確に測ることです。少し細かいことですがわかる人にはわかる話です。
スポークは扁平スポークで作りますのでニップルを締めていくときスポークの供回りはスポークホルダーを使えば防ぐことが出来ます。丸スポークの場合もスポークがニップルと同じように動きますのでねじれを防ぎながらスポークテンションを上げます。丸スポークは安価ですが取り扱いは難しいです。何事も一長一短です。
スポークテンションはメーカーの指定に沿って組み上げています。テンション値は出来るだけ揃えることに注意しています。
出来上がりは前輪584g後輪676g合計1260gです。超軽量のホイールが完成しました。あまりの軽さに驚きます。
6月のヒルクライムレースに間に合いました。良い結果出るといいですね。