チューブラーホイールの前輪も取り換えることにしました。
今回は後輪よりも手早く行うことが出来ています。普段ニップルの緩み止めにはリンシードオイルを使っています。オイルが固まるのに数日かかりますが手軽なので愛用です。
縦ブレ横ブレを取って組み上げ完成しますがスポークテンションのデータを取ってみました。この仮組出来上がり直ぐのデータ取りでよくわかります。振れ取りだけではテンションは揃っていません。
何百ホイールを作っていますが、振れ取りだけの仕上がりは全くダメな出来上がりです。神の手は持てないということです。見た目では全くわかりませんがスポークのテンションが揃っていません。
余談になりますが、
オークションなどで売りにでている99%のホイールはスポークテンションが揃っていません。目視では振れはありませんというコメントがよくあります。それはその通りだと思います。しかし残念ながらスポークテンションは揃っていないのが現実です。この点を理解して購入を考えるべきです。中古は中古でそれ以上のものではありません。
話題を戻します。
スポークのテンションを揃えることばかりやっていると今度は振れ取りが正しくできません。振れ取り+テンションを揃える、どちらも出来て初めて完成です。
ハブ、スポークは再利用ですが調整されたシマノハブはあたりが出ていますのでとても滑らかな回転です。クリンチャーホイールしか知らないライダーさんにはチューブラーホイールをお勧めします。外周部が軽いので今まで乗っておられたホイールとは違った良さを感じていただけると思います。試されるとよくわかります。