シマノDURAホイールを改造するなら使ってくださいと頂戴しましたホイールですが後輪も完成しました。魔改造と大げさに言ってしまいましたが難しいホイール組みでした。
後輪ハブは実際にハブを触ってみると構造がよくわかるのですが不思議なハブです。シマノといえばカップアンドコーンハブなので回転部分は理解できるのですがスポークの取り付け部分が難しい構造です。このハブならコピーはされないと思います。
ストレートプルスポークを使っていますがもともと特殊な構造のプラグという名前の取り付け金具でリムとスポークをつないでいます。これを普通のストレートプルスポークに取り換えるので問題が生じています。単純にハブにスポークを通すだけではハブの穴に強度が担保されているのか心配です。十分かどうかはわかりませんがスペーサーをハブの穴に取り付けて強度を保つようにしました。内部にネジは切っていませんがオリジナルのようなスペーサーを使うことでスポークのぐらつきをなくしました。
ハブはストレートプルスポークハブなのでスポークオフセット値を間違わなければスポーク長は正しく出ます。ハブ側でのスポーク処理をうまくできましたので通常のハブと同じです。
リムは定番の36mm高リムを使っています。スポークは左がcx-sprint、右ドライブ側にコンペティションを使いました。少しドライブ側が重いです。
組み立ては全く順調にできました。スポークテンションを出来るだけ均一にして、縦ブレ横ブレを最小になるように調整しました。
リムの入荷に約一ヶ月かかりましたが完成です。大げさなタイトルをつけましたが難しいホイールに挑戦できました。ホイールを頂戴しましたお客様に感謝です。