登山靴メーカーの「ゴロー」の記事が朝日新聞3月27日の夕刊に大きく載っていました。
手がけた登山靴12万足以上、職人を志した大学3年の体験とこだわり
この表題に吸い込まれました。職人さんの写真も大きく出ていました。
実は、長年ゴローの靴をオーダーしたいと思っていましたので昨年8月に行ってきました。今愛用しています登山靴はゴローの靴です。山の仲間には東京まで新幹線に乗って誂えに行ってきたといいましたら驚かれました。
若い時から冒険家の故・植村直巳さんが履いておられたということでゴローの靴に憧れていました。ミーハーですがこれも山登りのモチベーションを高めるにはいいことと思っています。
今はモダンな登山靴が主流なので皮の登山靴は珍しいのですが履き心地は抜群です。
オーダーするには足形を取ってから、主に使う場所はどんなところなのかとかいろいろ尋ねてくれました。何種類かの靴を提示していただき、どの種類の靴がいいとアドバイスをいただきます。私の場合右足と左足が5mm違いました。この足の寸法差にあわせて靴もオーダーできますよといっていただきました。オーダー品の良いところです。
5mmの違いは足を入れたときの感覚で判るのですが私にはそこまでこだわることもなかったので結局は左右同じの既成サイズで注文しました。
上の写真は山に行った後、靴を洗って乾かしていいるときの写真です。今まで履いていた靴ではこんなにまめに手入れすることはなかったのですが、今では毎度靴を洗っています。乾いた後のワックス掛けは結構楽しい時間です。
長い枕でしたが、さて本題です。
ホイールもオーダーすると走りが変わります。体重に、乗り方にあわせて作るホイールは疲れにくいホイールです。既成のホイールは幅広い乗り手に合うように作っています。どちらかといえば硬いホイールが多いです。60kgの人も90kgの人も同じものを選ぶしかありません。当然ホイールは90kgの人にあわせて作ってあります。こうすれば60kgの人も使えます。大は小を兼ねますので。
ゴローの靴で山に行きますと山仲間からその革靴はどこの靴?とよく聞かれます。ゴローの靴です、疲れにくい靴ですよとちょっと自慢気に答えてしまいます。手組ホイールファンのホイールもこんなイメージを目指しています。