後輪ホイールを組み換えでお送りいただきました。後輪ホイールのリムがひび割れしていました。このホイールのハブを取り出して新しいホイールに組み替えします。


組み替える前にどうしてリムが傷んだのかを調べてみました。ホイールはいつもお送りいただきました時にスポークのテンションチェックを行っていますので今回も同じ作業を行いました。
ホイールは振れが大きくはありません。振れ取り台に乗せて回してみると振れはありますがきれいに回っています。以下のグラフが今回のホイールのスポークテンショングラフです。

グラフを見ますとよくわかります。リムがひび割れたのには理由がありました。極端なスポークテンションで組まれています。グラフには大きく山が四つあります。この 四つ の山でリムはバランスが取れていましたので振れなく回っていました。しかしスポークテンションの高低が大きくありますので一部の高いところにテンションが集中します。
リムが回転するときにはリムが地面に触れるところは体重が掛かりますので常に凹んでいます。この凹みが連続しながら回転しているわけですが、凹む時には体重で圧力掛けますのでスポークテンションが高くなります。残念ながらスポークテンションの高低差が大きく作られていますので高い部分に体重がかかるとなお一層テンションが加わることになります。この状態を長い期間続くとなれば何時かはリムが耐えきれなくなりスポーク穴のところにひび割れがでるということになるわけです。
スポークテンションが揃っていなくても振れ取りはできますのでこのようなテンションばらつきが大きいホイールはトラブルが出やすいということになります。今回のひび割れたリムの原因はスポークテンションの不揃いから起こったといえます。

上図は新しく作り替えたホイールです。このように出来るだけテンションを揃えて負荷が一部に大きくかかることを防ぐことです。スポークテンションを揃えると間違いなくリム割れなどのトラブルを減らせます。