ダイナモハブを使ったホイール作製のご依頼です。ダイナモハブはシマノの36穴ダイナモハブ後輪ハブは持ち込みのシマノハブFH-6500です。前後ともに36穴なので用意出来るリムが限定されます。
最近では32穴までのリムなら手に入りやすいのですが36穴となりますと手に入れにくくのが現状です。たまたまH+SONのAT25アルミリムで36穴リムの手持ちリムがありましたので提案いたしました。
仕様は次の通りです。
リム H+SON AT25 シルバー 36H
ハブ 前輪シマノダイナモハブ DH-C2100
後輪シマノFH-6500 36H
スポーク 前輪 ピラーTB2015 2.2/1.5/2.0mm
後輪 左ピラーTB2015 2.2/1.5/2.0mm 右TB2018 2.2/1.8/2.0mm
ニップル ピラー DSN
シルバーリム、ハブ、スポークなので銀輪ホイールです。出来上がりはなかなかの存在感があります。
台湾のH+SONは個性的なリムを作っています。一般の自転車屋さんはあまり取り扱いがないようです。どちらかといえばファッション系の自転車屋さんで扱っている感じがします。リムに入っているロゴなど見ますととても洒落ていて銀輪というクラシックなイメージの中にモダンなセンスがあると思います。とてもいい感じです。
36hという多スポークホイールは長時間乗っても疲れにくく、その上とても丈夫です。細めのバテッドスポークを使えば軽量化できますし、細いスポークがショックアブソーバーの働きをしてくれますので地面からの衝撃を吸収してくれます。ロングライドにぴったりのホイールに仕上がります。
一般的にはスポークの少ないホイールが主流ですので36hのハブやリムは手に入れにくくなっています。オークションなどで見つけたら買っておくのも良いかと思います。
特に輪行用のホイールは32h、36hの多スポークホイールをお勧めします。落車などでスポークが1本折れても少し振れが出る程度で楽々乗り続けることが出来ます。空気抵抗が増えるとかいう意見もありますが乗り味も大事な要素です。既製品のホイールでは味わえない良さが多スポークホイールにはありますので試されることをお勧めいたします。