MTBホイールの作製

何度もご注文いただいていますベテランのお客様よりMTB用のホイールをご注文いただきました。

ハブ、リムはお客様よりお送りいただいています。

ハブ、リムはお送りいただきました

ご自分でも自転車、ホイールを組まれる方なのですがやはり餅は餅屋で、いつも遠方の私にご注文いただいています。ホイールはご自分で組まれた自転車で試し乗りをしていただき印象を教えていただいています。とても勉強になります。

お送りいただきました部品は次の通りです。

リム スタンス MK3アルミリム 28h

軽量リムです

ハブ シマノ Deore HB-M8110-B,FH-M8110-B   ブースターハブ 28h

ブースターハブです 大きいのにこの重量は軽量です

ハブデータはシマノホームページから取れます。ハブの実測は本来必要ですが信頼できるデータですのでシマノハブに関しては実測しなくても良いかと思います。

シマノ ホームページより
シマノ ホームページより

送られてきましたハブの回転はとても滑らかです。この滑らかさは素晴らしいとお客様に連絡しますと同じお考えでした。シマノハブはカップアンドコーンなので自分でアタリを調整できます。別の言い方で育てる感じです。グリスの具合やナットの締め具合すべて個人で行えます。そんなに難しくありません。下位グレードのハブになりますと自分の好みにする手間が結構いるのですが今回のハブでは全く必要ありません。最初から大人で来ました。フリーの回転も素敵です。

リムもデータが発表されています。しかしリムには実測が必要です。

リムは実測が必要です ERD605mmですが実際は違います

ホームページでの発表データではERDは605です。リムにもそう記されています。しかし実測では610mmでした。5mm違いますので605でスポークを準備しますとまた買いなおさなければなりません。手間を惜しまなければ無駄な出費はありません。

スポーク、ニップルはこちらで用意します。すべてお任せいただきました。

スポーク コンペティション 2.0/1.8/2.0mm シルバー

ニップル ピラーDNS ブラス シルバー

この部品で組みます。

リムはとても軽量です。スポークはDTコンペティションのクロス組です。

スポークテンションを出来るだけ揃えて振れを最小に仕上げます。

ストレスリリーブを何度も行います。時間をあけて行うほうが逆に効率が良いようです。

試し乗り後に最終テンション調整ができれば一番いいのですがお客様は遠方ですのでそうもいきません。

このため何度もストレス取りを行っています。この手間を惜しむとダメ・ホイールです。何回か行いますとスポークに力を加えてもテンションが変化しなくなります。この状態になるまで行うことがコツといえます。考えてみれば当たり前のことですが多くのビルダーさんは不十分なようです。

前輪 731g
出来るだけスポークは均一に張ります
後輪 883g
ドライブ側は120~130kgfで均一に張ります

出来上がりは前輪731g、後輪883gとても軽量です。合計1614gと軽量です。リム367gと外周部が軽いので漕ぎ出しは軽いです。急な発進が頻発するMTBにはぴったりです。 また感想を教えていただけると思います。楽しみです。

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