DURAホイールは通常のニップルを使われていません。プラグといわれる形状です。スポークのねじ部分はハブのほうに取り付けます。
当然通常のニップルではありませんので3.2mmや3.45mmのニップル回しは使えません。専用の器具が必要です。
シマノ用の工具として販売されています。4.4mm幅がいります。
パークツールのニップル回しですが少しばかり長さがありますのでてこの原理であまり力入れずに使えます。このニップル回しは便利なところもあるのですが何回転も回すときにはこれほど使いにくいニップル回しはありません。不便極まりない代物です。
おまけに2方向の押さえで回しますのでニップルを舐めやすいのも欠点です。
どんなものでも長所欠点はあります。
職人さんは自分用の道具を工夫して持っていると良く聞きます。私も自分なりに工夫した道具を使っています。これです。
DURAホイールでは専用のニップル回しを使ってパークツールのニップル回しと併用で作業を行いました。
写真はパークツールのニップル回しを改造しています。ブルーのニップル回しはそのままでは使えませんのでシマノのプラグにあわせて削ってあります。硬い金属で作られていますので削るのは難儀しますが一つあればいつまでも使えます。やすりを数本潰して作りました。
スポークに添い易いように中央部分は切り取っています。これも一つの改良点です。角度の調整ができますので回しやすくなります。
シマノホイールを使っておられる方には便利な道具で楽に振れ取りができます。おススメです。