黒いホイールに赤色スポークを1本差し色で作製

黒色スポークに赤色ハブのホイールをご注文いただきました。

リムはキンリンXR22T/RTのリムです。ハブはBitexのハブを使います。スポークもニップルも黒色をご指定されました。あと1本赤色スポークを差し色として作り上げることをご指示いただきました。

スポークの色を1本替えるホイールはマヴィックなどで販売されています。なかなかおしゃれなホイールです。

赤いハブに赤スポークを1本差し色に

カラースポークは10本1セットで販売されています。ネットで容易に購入できます。スポークは300mm長です。カットとねじ切りが必要です。

ホーザンのスポークねじ切り器があれば1本だけのねじ切りですのでそんなに手間ではありません。私はコーワのスポークカッターを持っていますので楽にねじ切りはできるのですがスポークカッターはとても高価です。ホーザンでもコーワでもそれなりの金額ですのでカラースポークを1本用意することは意外とコスト高になります。

 

この赤スポークは2mm径のスポークです。用意しました他のスポークとは太さが違います。そのうえカラーペイントされていますのでテンションメーターから得るデータは他のスポークとは違います。

赤スポークを120kgfで計測

今回のホイールはDTコンペティション2.0/1.8/2.0mmを使いますのでカラースポークとは0.2mmの差があります。スポークの太さが違いますとテンションメーターの表示も違います。スポークテンションを均一にするためには単にテンションメーターの数値を合わせるだけではテンション値が違うので注意が必要です。

 

対処方法としてドライブ側のテンションを120kgfにする予定ですのでテンションメーター校正器を使ってカラースポークが120kgfではテンションメーターはどの目盛りなのかを事前に調べています。こうすればスポークテンションの均一化は容易にできます。異径のスポークはテンションメーターの値も違うので注意が必要です。

 

前輪はラジアル組、後輪は左右2クロス組でオーソドックスな組み方です。後輪にはオフセットリムを使っていますので左側のスポークテンションは通常リムよりも10%近く高くできます。つまりオフセットリムを使うことにより力の逃げないホイールができあがります。

 

完成しましたホイールは黒スポークに赤いハブ、スポーク1本差し色で赤色が入ります。とても垢抜けしたホイールが出来上がりました。

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