スポークテンションを揃える

XR31RT 24hリムで後輪ホイールを作っています。

 

後輪スポークは右から左にと以前このブログに書きました。

後輪ホイールは先ず右側のドライブサイドのスポークテンションが揃うようにテンションを上げていきます。左は最初の緩みだけを取った後はさわりません。右側だけ縦ブレを取りながらニップルを回します。8割ぐらいの完成を目指します。

 

縦ブレを取ってからリムを左側に寄せるようにします。今度は左側だけを少しずつニップルを回してリムのセンターを出していきます。右側はさわりません。左側だけを少しずつニップルを回してリムセンターを出していきます。

縦ブレ横ブレが取れきれいに回るホイールに仕上がります。この作業で一度ホイールは完成します。見た目は完成しています。縦ブレ横ブレもできるだけ取ることができました。一度テンションを測ってみます。

矢印の位置のテンションが低い

上のグラフがこの状態です。スポークのテンションは全く揃っていない状態です。しかし各スポークのテンションはばらついていますがホイールの回転はとても滑らかで振れがありません。

10年くらい前では私のホイールはこの状態でした。ホイールの振れを取ることばかり専念していました。残念ながらスポークテンションは振れが取れたらしっかりと揃うと思っていました。

 

ホイールの振れは各スポークのバランスが取れると振れが取れます。つまり上図の状態でも振れが取れたホイールになりますので満足してしまいます。

スポークテンションを揃える

ここで一歩進めて次に状態になるようにすることが肝心です。テンションメーターが活躍する番です。ピンとスポークを弾いて音を聞きながらテンションを揃える方法もありますが一般的にはメーターを使うほうが楽なように思います。

 

各スポークのテンションが揃っていればホイールの前へ進む力が減じることなく進みます。緩いスポークが折れるということも防げます。ホイール作りではスポークテンションを揃えることが大切です。

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