レーシングスポルト後輪ハブを使ってホイール作製

2:1組の後輪を同じハブスポークを使って組み替えました。

リムはキンリンのXR31RT 24hを使っています。

リム重量は500g前後です。オフセットリムで3mm寄っています。

オリジナルの状態では左のスポークが2:1組にしては非常に緩い状態でした。

図はオリジナルの状態です

前の記事にも書きましたが1:1組でしたら特別緩いわけではありません。

このハブの意図は横剛性を高める目的なのかもしれませんが2:1組の目的に沿うように組み換えを考えました。

組み換え後 1058gほぼ変わらず

3mmオフセットしているリムに取り換えたところ左テンションは大幅に上がっています。実測では72:100の比率です。リムの重量はほぼ同じですがワイドリムに変わりリムハイトが31mmと高くなりました。リム剛性が上がったうえにエアロ効果もよくなります。

 

もともと使われていたスポークをカットしただけです。費用は掛かっていません。リムの代金だけです。スポークをCX-RAYに替えると50gほど軽くなりわずかですがエアロ効果が改良されます。できるだけ費用が掛からない方法がメインの目的ですのでこのスポーク交換は目的に少し反します。

 

ある程度乗ってベアリングが傷んでからベアリングを取り換えるのは効果あります。急ぐ必要がありませんがハブに使われているベアリングは普通のベアリングです。セラミックに替える必要は全くありませんが良いベアリングと普通のベアリングの差は大きくあります。シールの当たっているベアリングとシールの当たらないベアリングも回転に差がでるようです。

ベアリングは安価なものですので性能の良いベアリングを使うべきです。スポークの張り替えは難しいですがベアリングの交換は道具さえあれば簡単です。一般的にはベアリング交換が難しそうにみえますが全く逆でベアリング交換には最初の勇気があれば大丈夫です。

次はこの辺りを変えようと思います。

“レーシングスポルト後輪ハブを使ってホイール作製” への2件の返信

  1. コメント失礼致します。2:1スポーキング専用のハブは、ここまで実力があったのかと驚いています。
    11速時代になって、完組ホイールに非常に2:1が増えたのも納得しました。

    このハブはDSがJベンドスポークで、ラジアル組のNDS側がストレートスポークなのですね。ストレートスポークを使うときの注意点のようなものはあるのでしょうか?

    1. コメントありがとうございます。
      ストレートスポークを使うときの注意点はスポークオフセットを正確に測ることです。目測はだめですね。スポークが交差するハブでも長さのわかっている短いスポークを差し込んで測る方法が現実的です。
      ストレイトプルスポークがハブの起点よりどれくらいのオフセットがあるのかを計測して計算ソフトに入力すれば正しいスポーク長が出ます。DT、wheelproの計算ソフトでもスポークオフセットの解説が出ていますので参考にされたら良いと思います。

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