鉄下駄ホイールの紹介で写真を撮りました。
ついでに久しぶりなので振れ取りをしようと振れ取り台にセットしました。
一か所振れが出ていました。
1/8回転ほど回して振れ取りは完了です。
振れ取りがほとんど要らないのは
- ホイール完成の時にストレスリリーブ(なじみだし)をしっかり行っている
- スポークテンションをできるだけ均一になるようにテンション調整を行う
この2点をしっかり守って行っているからです。
このホイールは5年ほど前に作ったホイールです。
チューブラーホイールです。リムはTB25 32h、チューブラーリムは4000円前後で販売されています。スポークは星のスターブライト#14ニップルも星のアルミニップルです。重いのですが安価でよく回るお気に入りのホイールです。
振れ取りは2回目です。スポークのテンションをドライブサイド測ると110kgfです。タイヤをインストールしましたので110kgfです。インストール前は120kgfでした。タイヤをはめると10~15%テンションが下がります。これは仕方のないことです。テンションダウンを防ぐのにタイヤを伸ばしてはめる方法もありますが私は行っていません。
1回目の振れ取りで初期ブレを取っているのですがこの時も数か所しか調整していません。
今回は2回目です。一か所さわっただけでフレもなくよく回っています。
スポークテンションは偏差をなくすことがとても重要です。ホイール作りにおいて縦横の振れが取れても完成ではありません。
各スポークのテンションが揃っていなくても振れ取りができます。スポークが交差するホイールの場合左右2本ずつ合計4本のグループで構成しますので各スポークがほぼ同じテンションでなくてもグループ単位でそろっていれば振れのないホイールが出来上がります。これがホイールのトラブルのもとになります。
振れが取れてから今一歩、各スポークのテンションをできるだけ均一になるようにテンションをそろえてあげれば狂いが出ないホイールに仕上がります。私は偏差を5%以内になるようにしています。おかげでスポークは一度も折れたことはありません。