面白いホイールがヤフオクに出ていました

先日ヤフオクで興味あるホイールが出品されていました。以下説明文を引用させていただきます。

DURA-ACE 7700系ハブ×MAVICオープンプロ(新品)クリンチャー ヨンロク組み。
銘ハブ7700をなんとか11速で使用できないかと、バイスを1本ダメにして11速用に切削しました。
現在11速のスプロケがセットできます。

Open Proとスポーク、ニップルは新品を使用しておりまます。
リムは長期保管品で、若干の小キズがございます。
ニップルはゴールドのアルミです。

リアのスポークはDT Swissで、リアホイールは某「の○ラボ」さんにて提唱された、フリー側を4本組(#14(2.0mm)のスポーク) 反フリー側を6本組#14の(2.0-1.8-2.0mm)パデットのスポーク)で組みました。
他の手持ちのホイールでも同様の組み方をしましたが、確かに「かかり」が良く、よく進みます。

前スポークはALPINA(イタリア製)の#15ダブルパデット(4本組)です。

ハブは随分前に手組み用に中古にて入手したものです。分解整備してあります。
リアのカップに若干のスジ状の痕がありました(フリー側)。玉あたりが硬かったのかも知れません
軽く磨き、念のためボールは新品のデュラ用を使用して組みました。
グリスはデュラグリスでセラミック粉を少し混ぜて使用しております。
現在スゥっと抵抗無く回転します。

フロントハブはカップ、コーン共に大変良好で、グリスを入れ替えて組みなおしました。
スポークテンションは前後共にかなりの高テンションで張ってます。

 

このホイールはとても好評で入札件数は28 最終金額は39500円で終了しています。

 

このホイールの感想です。

 

1.10速DURA FH7700 ハブを改造して11速に使えるようにされて事

2.大阪の有名ショップで言い出されたヨンロク組で作られています。

 

ハブを削って11速で使えるようにするなんてすごいなと思いました。

DuraFH7700は優秀なハブと言われています。10速用ですが私も見つけたら即購入を考えています。

組み方に関してですが左6右4で組んだ時のテンション比率を計算しますと

57:100で左が57と高い数値です。

しかし普通に左右同じ組み方、左6右6でテンション比率を計算しますと

56:100で左が56と1%下がりますがこれも高いテンションです。

私も時々この組み方を行うのですが、この1%をどう考えるかです。私はこの差は乗ってみて感じることは出来ないと思っています。やらんよりましかな?ですね。

しかしながら56,57%は非常に高い数字です。昔のDURAはすごいですね。

 

後輪右スポークを#14で太く組まれています。左は2.0/1.8/2.0mmのバテッドです。剛性はスポーク本数を掛け合わせた総断面積に比例しますので太くすれば剛性があがります。しかし左右16本ずつ合計32本あるので私は左右ともに同じでも十分剛性を得ることができると思います。

 

主だった感想を述べましたがこのホイールを作った方は本当にホイール作りに長けた方と思います。ハブを改造する道具はどうされたのかなとか色々考えてしまいます。つぎの出品ホイールがたのしみです。

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