ヒートガンを使っています

ヒートガンを使っています。

いろんな使い道がありますが,簡単に乾かす時に使っています。

スポークにプレップを塗ったときにこれを使うと簡単に乾かせます。

 

リムのシールをはがす時にこれを使うと非常に簡単です。今まではヘアドライヤーで温めていたのですがヒートガンを使うととても簡単にシールをはがすことができます。

TB25リムのシールをはがしました

熱風を絞って吹き付けることができるからでしょう。すぐに温めることができるためヘアドライヤーの時とは全く使い心地が違います。

シールを温めるような使い道だったらヘアドライヤーでいいと思っていたのですが使ってみて違うのが分かりました。

私は4000円ほどで買ったのですがいい買い物でした。

ヒートガンは結構役に立ちます。

ハブを測ってみる

デジタルのハイトゲージを使いハブを測りました。

デジタルハイト計

ハブはシマノのティアグラクラス

FH-RS400です。グリスをたっぷり入れて使うと上のクラスと遜色ない性能です。

 

  • フランジの外側を計測
  • フランジの内側を計測
  • シマノのデータを使う

 

この3種類でスポーク長を計算します。いつものWheelproの計算ソフトを使います。

リムERDは598mm 3mmオフセット

 

フランジ外側で測ると

左/右 38.8/17.2mm スポーク長は左291.9/右290.0 ≒292/290mm

フランジ内側で測ると

左/右 35/15mm スポーク長は左291.4/右289.9 ≒292/290mm

シマノのデータを使うと

左/右 38.2/18.7mm スポーク長は左291.8/290.1 ≒292/290mm

 

結果は外側でも内側でも変わりませんでした。しかしハブフランジの外側でも内側でもしっかり測ることが必要です。シマノはしっかりしたデータを発表していますがどんなハブでも一度は測ることをお勧めします。

32ホール前輪を作製しました

シマノ ティアググレードのハブを使い32ホールのホイールを作製しました。

スポークを通しテンションを上げていきます。振れ取り台に設置しました。

スポークを通し終わりました

以前ブログに書きましたが、スポークラインを整えます。数秒で済むことですがこれが大事です。

ドライバーを使ってスポークラインを整える

前輪ですので後輪のように右から左へテンション上げるのでなく左右均等にテンションを上げていきます。

サピムLaserのような細いスポークの場合ねじれを防ぐためにプライヤーなどで押さえながらテンションを上げるのがコツです。

プライヤーなしでは2cmくらいのテープなどをスポークにはると捻じれそうになるのがよく分かるので捻じれたら少しニップル回しを戻すという作業でテンションアップをしていく方法もわかりやすいやり方です。

先ずは縦ブレ中心に作業を進めます。縦、横と交互に振れを取るのですが縦ブレをしっかりとることが肝心です。

縦も横もきれいに取れてなじみだしも終わったところでチェックします。

この状態でも振れなく綺麗に回ります
強いところの隣は緩いので平均化を図ります
完ぺきではありませが均等化しています

綺麗に振れもなくホイールは回ります。各スポークのテンションを測ります。きれいにホイールは回っているのですがスポークテンションを見るとバラバラです。強弱、強弱と均等にはなっていません。ここを修正していくことが一番大事な点です。強いところを緩め弱いところを強めて均等になるようにするのです。テンションメーター―なんかいらないという人がいますが、私はいる派でして、メーターで測ると非常にわかりやすいです。

こうすることで長く乗っても狂いの出ないホイールに仕上がります。

 

完組で低価格なのによく回るが1年たてばぬるくなるといわれるのはこの点を怠っているからです。1本1本時間をかけてスポークテンションを均一化することを出来ないのが現実です。数が勝負ですので振れ取が最優先です。スポークのテンションはある程度揃っていれば良しとして出荷されているのです。テンションがばらついているので長く使えば狂いが出るのは当然です。それを要求するのならもっと高いのを買ってくださいでしょう。

ディスコンになりましたが低価格のシマノRS21なんかは本当にいいホイールと思います。上手にテンション調整ができたらの話ですが。

面白いホイールがヤフオクに出ていました

先日ヤフオクで興味あるホイールが出品されていました。以下説明文を引用させていただきます。

DURA-ACE 7700系ハブ×MAVICオープンプロ(新品)クリンチャー ヨンロク組み。
銘ハブ7700をなんとか11速で使用できないかと、バイスを1本ダメにして11速用に切削しました。
現在11速のスプロケがセットできます。

Open Proとスポーク、ニップルは新品を使用しておりまます。
リムは長期保管品で、若干の小キズがございます。
ニップルはゴールドのアルミです。

リアのスポークはDT Swissで、リアホイールは某「の○ラボ」さんにて提唱された、フリー側を4本組(#14(2.0mm)のスポーク) 反フリー側を6本組#14の(2.0-1.8-2.0mm)パデットのスポーク)で組みました。
他の手持ちのホイールでも同様の組み方をしましたが、確かに「かかり」が良く、よく進みます。

前スポークはALPINA(イタリア製)の#15ダブルパデット(4本組)です。

ハブは随分前に手組み用に中古にて入手したものです。分解整備してあります。
リアのカップに若干のスジ状の痕がありました(フリー側)。玉あたりが硬かったのかも知れません
軽く磨き、念のためボールは新品のデュラ用を使用して組みました。
グリスはデュラグリスでセラミック粉を少し混ぜて使用しております。
現在スゥっと抵抗無く回転します。

フロントハブはカップ、コーン共に大変良好で、グリスを入れ替えて組みなおしました。
スポークテンションは前後共にかなりの高テンションで張ってます。

 

このホイールはとても好評で入札件数は28 最終金額は39500円で終了しています。

 

このホイールの感想です。

 

1.10速DURA FH7700 ハブを改造して11速に使えるようにされて事

2.大阪の有名ショップで言い出されたヨンロク組で作られています。

 

ハブを削って11速で使えるようにするなんてすごいなと思いました。

DuraFH7700は優秀なハブと言われています。10速用ですが私も見つけたら即購入を考えています。

組み方に関してですが左6右4で組んだ時のテンション比率を計算しますと

57:100で左が57と高い数値です。

しかし普通に左右同じ組み方、左6右6でテンション比率を計算しますと

56:100で左が56と1%下がりますがこれも高いテンションです。

私も時々この組み方を行うのですが、この1%をどう考えるかです。私はこの差は乗ってみて感じることは出来ないと思っています。やらんよりましかな?ですね。

しかしながら56,57%は非常に高い数字です。昔のDURAはすごいですね。

 

後輪右スポークを#14で太く組まれています。左は2.0/1.8/2.0mmのバテッドです。剛性はスポーク本数を掛け合わせた総断面積に比例しますので太くすれば剛性があがります。しかし左右16本ずつ合計32本あるので私は左右ともに同じでも十分剛性を得ることができると思います。

 

主だった感想を述べましたがこのホイールを作った方は本当にホイール作りに長けた方と思います。ハブを改造する道具はどうされたのかなとか色々考えてしまいます。つぎの出品ホイールがたのしみです。

チューブレスホイール用ポンプを購入しました

チューブレスタイヤが出て久しいですが、今頃になってチューブレスホイールにはまりました。

チューブレスタイヤをインストールするときに専用ポンプがいると思い色々調べてみました。

1 コンプレッサーを買って空気を入れる。

2 チューブレスタイヤ用のポンプを購入

3 今使っているポンプを使う。

コンプレッサーも色々ほかの用途もありいいかなと思っていましたが、3万円ほどしますしいまのところ必要ないと判断しまして止めることにしました。

専用ポンプを考えていたところwiggleのホームページを見ていて結構安価?で出ていましたので買ってみることにしました。7500円ほどです。関税を払うこともなく購入出来ました。友人はこの価格にびっくりしていました。ポンプに7500円!?

wiggle で購入

 

使ってみていい感じでした。一気に空気を入れてビードを上げることができました。あと、普通に空気を入れるのですがこのポンプなかなかいいなと思います。

しかし、いままで使っているポンプで空気を入れることができないのかという事ですが使えないことないのです。十分使えます。

リムにタイヤを取り付け、空気を入れるときにクリンチャータイヤの時より少し勢いよく空気を入れれば十分使えます。簡単に空気が入ります。石鹸水を使うこともありません。

ビードが上がれば後でゆっくり空気を入れていけばいいのです。

なかなか説明が難しいのですがやってみれば簡単です。

新しいポンプはなくてもチューブレスは使えました。

ポンプヘッド

ポンプは初めトピークのポンプを使っていましたが10年ほど前からゼファールを使っています。このポンプを買ったときにポンプヘッドも取り替えました。

ヒラメポンプヘッド
ゼファールポンプに取り付けています

ヒラメポンプヘッドです。5000円前後で販売されています。ポンプ一台買える値段ですが価値ある逸品です。

空気を入れるときにフレンチバルブ部分に簡単に装着でき外す時も楽に外せます。そんなに色々試すわけにもいかない道具ですので大丈夫かな?と思ってしまいますがこれは素晴らしいです。使ったらわかります。

寒くなってきました。新聞が要りますね!

ツールドフランスを見ていてアルプスの山頂から降りていくときに選手に新聞紙を渡すシーンを見たことがありますか?

新聞紙は暖かい

これは激坂を下るときに受ける風から体温降下を守るためです。シャツの間に新聞紙を入れることで寒さを防ぐことができます。

昔からアウトドアでの防災テクニックに新聞紙を一枚シャツの間に入れ体温が下がるのを守る方法がありますが、まさにツールでもこの新聞紙で体を守る方法がとられています。

たかが新聞紙ですが侮れません。非常に暖かいです。私は冬になると新聞紙を一枚ジャージーの間に入れて出ます。ウィンドブレーカーは持っていません。これで十分暖かく走れることができます。お勧めします。

後輪ホイールの作成  後輪ホイールは右から左

後輪ホイールの作成手順を簡単に説明したいと思います。

ホイールを作る人ならすぐわかる話です。

XR22 キンリンリムは剛性高く安価
FH-RS400 32h ハブは重いがメンテは楽です
ERDを計測
ERDは598mmです
仮組が終わりました
スポークラインを整える 10秒ほどで終わりますがとても重要です

スポークを通し終わってテンションをかけて振れ取を始めるところからの話です。

 

左右のスポークはユルユルの状態から軽く緩みを取った状態まで均等にニップルを回します。

左右ともにとても緩い状態です。この時までは縦ブレのみを注意しています。横ブレは気にしません。

基本は右ドライブサイドのみスポークのテンションを上げていきます。

各スポーク少しずつ均等にテンション上げていきます。一周均等にテンション上げます。また一周均等に上げていきます。少しずつ何周にもわたってテンションを上げていきます。この時に左側には手を付けません。右のみ上げていきます。縦振れだけを取りながらテンションを上げていきます。

ここでスポークのテンションを測ります。均一になるようにテンションを調整していきます。だいたい100kgfで均等になるように調整します。

右は均等になり縦ブレも取れたところで左側にかかります。

左のユルユルのスポークをゆっくりテンション上げていきます。この場合も少しずつ一周、また一周とテンションを上げていきますとリムは左に寄っていきます。左の方にリムが寄っていきセンターに近づいていきます。

すでに縦ブレは大まか取れていますので左テンションをあげてリムを左に寄せてセンターを出していきます。

左にリムを寄せていきますと当然のことですが右スポークのテンションは上がっていきます。120kgf前後に上がります。

右から左です。

右を先に調整して次に左を調整するのです。

右のテンションはほぼ均一にテンションを取れていますのでリムを左に寄せて振れ取をするのですが振れが取れた時にテンションを確認しますと左テンションはバラバラです。

スポークテンションが均一でなくても振れは取れるのです。このことは前に説明していますがスポークテンションを完全に均一には出来ませんが振れを最小にスポークテンションは最大に均一化を図る。これがポイントです。

テンションの高いスポークの隣は緩くなっています。高い緩いが隣り合わせになっているのでこれを均等になるように調整していきます。これには慣れが必要です。左を調整しなおして左右のスポークテンションを均一化し振れを取りなおします。

次にストレスリリーブです。スポークを握ってなじみだしを行います。これも前に説明しています。

ストレスリリーブ  簡単ですが重要

ストレスリリーブを行いますとまた振れが出ています。少しずつ訂正していきます。テンションをあげ振れを取り直し、センターを出します。

簡単に説明しますと以上の事を行うのです。

そうです。後輪ホイールは右から左です。

ホイール作る人は、ははーん、そうするのかと納得いただけると思います。

いろんな人がブログで書いていますが、世界中の人が参加している有名フォーラムで確認したのがこの方法です。

スピードが違います。あっという間に出来上がります。微調整は必要ですが、振れは最小スポークテンションは最大限均一に守り精度をあげテンション偏差を5%以内に抑えれば言うことありません。高級完組でもこの数値まで精度を上げているホイールはとても少ないです。

速い人に喰らい付く

いつも走っています淀川木津河川敷のサイクリングコースです。木津からの帰りですが八幡の大橋より大阪へ帰る時です。後ろから速い人が抜いていきます。

後を追いかけて声を掛けました。後につかせてね。こちらはおっちゃんですので大概は嫌と言われたことはありません。

 

時速36~38kmで走っています。後ろにつくと約80%の力で走れます。50cmくらいの距離を保って後ろについて関西医大のところまで走りました。ハスったら大けがしますので注意が必要ですがなんとかついていきました。

 

ありがとうのお礼をいって、いっしょにゆっくり走りながら使っているホイールの事を伺うことができました。

 

シマノRS21でした。走っていてどうですかと尋ねますとよく回るのですが頻繁にメンテナンスが必要ですとの事でした。

16/20hのホイールですので振れが出やすいのかもしれません。RS21はプレミアム価格になるくらい人気のホイールでしたがディスコンになりました。残念です。

 

オールインワンというか上から下までつながっているTTバイク用のスーツを着ておられました。とても体が楽との事。難点は携帯を入れるポケットがないことでした。1万2000円と結構安い。これはいいなと思いましたが着るのはちょっと恥ずかしいです。

 

もうひとつ教えてもらった情報で、今まで105のクランクでしたがアルテグラに替えて剛性が高いのか踏み込んだ時の反応がいいとの事でした。私には同じように思うのですが早い人パワーのある人は違いが分かるのでしょう。

こういった生の情報は参考になります。

使っているハブ、使ってみたいハブ

注目している後輪ハブを調べています。

左テンションがどのくらいになるかを計算してソートしてみました。

 

品名 フランジ左/右 左センター右 テンション左 価格$ 重量g
fh6700 44/45 38.4/20.8 55 :100 55 350
Tune MAG150 23.4/55.5 34.6/17 53 :100 534 164
whightIndustryT11 40.55/55 35/18 52 :100 323 252
indutry nine 49.5/58.4 34.6/17.5 51 :100 370 235
FH9000 44/45 38.2/18.7 49 :100 286 250
Tune MAG170 40.9/55.5 35.5/17 49 :100 253 178
FH-RS400 44/45 38.2/18.7 49 :100 32 360
Chrisking   R45 51/51 36.2/17.1 48 :100 437 226
Novatec    F482sb 41/49 38/17.5 47 :100 100 255
Bitex RAR12 38.5/50.6 37.7/16.1 43 :100 100 210

 

シマノFH6700は10速なのですが左テンション一番高く価格もリーズナブルです。重量は重いのですがホイールの中心部の重さなので回転には影響ありません。8/9/10速と限定されますが良いホイールができます。ディスコンですので残念です。

TUNE MAG150は左テンションが高くて最高ですが価格も高くちょっと手が出ません。

ホワイトインダストリーT11はいいなと思います。ちょっと張り込んでカーボンホイールを作るときは2:1組などしなくても左テンションを上げることができるので左右2クロスで安定感あるホイールができると思います。

シマノFH9000は耐久性が高い良いハブです。シマノでは最軽量です。以前ならこれを選んでいたのですがティアグラグレードの9倍の価格です。左テンションもティアグラと同じなので今はもうティアグラでいいかなという感じです。安い出物があればこれにします。

クリスキングはネームバリューがあります。ハブはクリスキングですと胸を張れますが左テンションに関してはそんなに高くありません。

ノバテックF482SB-11は価格も安く安定しています。耐久性を問題視する人がいますが私はOKです。よく使います。

バイテックスは左テンションが一番低いのですがオフセットリムを使うことで対応しています。価格もリーズナブルでよく使います。

以上よく使うハブ、使ってみたいハブを調べました。ハブシェルの堅牢度、使用ベアリングなどもっと考えなければならないことがあるので単純に判断できるものではないとは思いますが、左テンションがどうなるかを計算して私なりの評価です。