テンションメーターが注目されている

ブログ発信者は読者がブログにたどり着かれたときにどのキーワードを使われたのかなどがわかるようになっています。面白い仕組みです。考えた人は偉いですね。

 

当ブログを読んでいただいている方々はテンションメーター使い方、TM-1使い方というキーワードでよくこられています。このキーワードで調べられている方はいつも多いなと思っています。ホイール作りという非常にコアな話題ですが好きな方は結構おられるようです。道具についてもよく検索されておられます。

 

私も新しいことを教えていただけるかなと同じようなキーワードで検索しています。

 

いろんな方々がテンションメーターの使い方を説明されているのを発見します。

たくさんの人がここの店で買ってねという風に宣伝とセットで説明されています。いわゆる宣伝付きのホームページです。別にこれがいけないわけではありません。人それぞれです。

 

ただこうした使い方を教えてくれている人たちがメーターは正確ではないですよという警鐘を鳴らしているホームページは見たことがありません。

 

使い方を説明されているブログは宣伝付きが多いのでこのメーターはいい加減ですよとは書けないのでしょう。10年以上前のことですがパークツールのTM-1を購入したとき私はこれが正確ではないとは考えたこともなかったのです。全面的に信頼していました。これでいいホールができると安心していました。

こんなことですからいろいろな記事を書かれておられる方々も正確な品物と信頼されているのかもしれません。

校正器で新しく換算表を作ります

私の書いた今までの記事を読んで連絡してこられたのだと思いますがテンションメーターを校正してほしいと依頼を受けたことがあります。依頼された方に伺いますと以前からメーターの正確性には疑問を持っていたのですとお返事いただきました。この方のテンションメーターは校正させていただいたのですがこのように訪ねてこられる方はとても少ないです。皆さんご自分のテンションメーターを信頼されているのかもしれません。

精度の低いテンションメーターも使い方によっては頼りになるツールになります。ご自分で新しく校正ツールを作って自分のテンション換算表を作製することです。もしくは校正できる人にお願いすることです。

テンションメーターは使ったほうがいいと私は考えるのですが全く使わなくてもいいといっておられる方もおられます。

私にはテンションメーターが必要で精度の高いホイールを作るにはあったほうが良いと考えています。良いホイール作りへのいちばん近道と思います。但し道具に頼るなら正確な道具でないとダメだと考えます。

今販売されているテンションメーターは使えるけれど正確ではありません。それを理解して使うことです。自分のホイールですからテンションメーターはなくてもホイール作りはできますし自分で作って自分で楽しむのですからなくても十分楽しめます。

但し手組ホイールを販売されているショップの方は逆にテンションメーターの校正は必須ですね。

パワーメーターを使っています

私のパワーメーターはパイオニアの製品を使っています。シマノに移ったようです。もう使い始めて長いのですがはっきり言いましてなかなか活かしきるのは難しいです。

FTPも正確に測っていないしSSTトレーニングなどこのメーターを使って本格的なトレーニングを行うこともやっていません。WIFIを使ってデータを転送するなんで全くチンプンカンプンです。しかし役には立っていると考えています。

以下、本当に恥ずかしいくらいの非力でパワーメーターを使いきっていないのですが私のパワーメータ―ライドを説明いたします。

良かった点を上げますと

クランクの回し方をチェックできることです。どのあたりで力を入れて回しているのか矢印で教えてくれます。左右の回し方の効率も出してくれます。膝を上げて回すことを意識すると効率が良くなっていることが分かります。微妙に回し方を変えてみるとこうしたら効率が上がるとかわかるのも良い点と考えています。

一番ショックな事柄は私にはパワーがないことを自覚させられたことです。パワーをエビデンスとして自覚できたことがいちばんいいことかなと思っています。

 

一つ面白い使い方をプロライダー飯島さんから教えていただいたことがあります。勿論、直接ではありません。テレビからです。

だいぶん前の話ですがツールドフランスをテレビ観戦していた時です。フルーム選手がツールの山岳コースでずっと下を向いてメーター見ながら走って登っているのでした。

この時解説の飯島さんが教えてくれました。フルーム選手は力を出しすぎないようにパワーメータをずっと見ているのです、と解説してくれました。あとどのくらい走らないといけないのでどのくらいのパワーで走らないといけない、ここで力を出しすぎるとゴール前でバテる、こんなことを考えているのですと教えていただきました。

あ、こんな使い方もあるのだなと思ったのです。

この話から非力の私(フルーム選手の1/3くらいの力、もっと少ないかも)でも同じように使えると思いました。

これ以来いつも走るコースを走るときですがパワーメーターを付けている自転車に乗るときは(4台ありますので)このフルーム選手のやり方をまねています。

 

笑われるようなパワーですがずっと200wで走り続けるのです。風を受けても200w追い風の時も200wです。もちろん坂道でも200wです。一定の力で走ることは結構私には力がいります。特にいつも走る淀川沿いのコースは向かい風がきついのです。高齢の私の力では200wは結構負担になるパワーですが何とか我慢で走り続けます。この走り方を続けると若いライダーが追い抜いて行ってもいつのまにか追いついて抜いてしまいます。

本来のパワーメータートレーニングではないのですが私なりの使い方として活躍しています。

ホイールにはプラシーボ効果があるのかもしれない

全日本民医連のホームページより引用させて頂きます。勝手に使わせていただいたのでいけない場合はすぐに削除いたします。

 

さてこの効果ですが次の通りです。

 

プラシーボ効果(プラセボ効果)とは、本来は薬としての効果を持たない物質によって、得られる効果のことです。デンプンなどを使い、薬のように見せた物を偽薬、またはプラシーボと言います。プラシーボ効果は無視できないもので、プラシーボ効果のみを目的とした偽薬を販売している会社もあるくらいです。
薬の開発に活用されます。開発された新薬が認可されるまでには、治験(臨床試験)をクリアしなければなりません。治験では偽薬を飲んだグループと、新薬を飲んだグループで有効性や安全性を比較します。偽薬に比べて副作用が少なく、はっきりと上回る効果が確認されて、初めて新薬は薬として認められるのです。
最近でも偽薬より優位性を示すことができず、再評価の段階で販売中止になった薬がありました。
プラシーボ効果は薬を飲む人の心理状態に大きく影響します。医師の説明を理解し信頼して薬を飲めば、薬の効果にプラシーボ効果が加わり、より高い効果が得られることがあります。また、医師の薬に対する態度や、患者さんに抱く感情もプラシーボ効果に関連すると言われています。
専門知識に裏づけされ、自信をもって処方された薬はよく効きます。また、医師と患者の信頼関係が良ければプラスに、悪ければマイナスに働きます。良いプラシーボ効果を生むために、患者さんと良い信頼関係を築くように意識している医師も多くいると思います。

では私たちが普段から良いプラシーボ効果を得るにはどうすればいいでしょうか?

それはには医師との信頼関係を築き、薬の効果を理解して、体のどの部分にどのように作用するか想像し、「この薬はよく効く」と思って服用すれば良い効果が得られます。

この文章をホイールにあわせるとなんとなくホイールにも考えられるといっていただけるライダーがおられると思うのですが私だけでしょうか?

200円で安全に

ライトは安全に乗るために必需品です。昼間でもライトをピカピカさせています。

小さいライトですが十分つかえます

遠いところからでも走っていますよとわかってもらうために前と後ろはライトをつけています。小さいライトですが走っているなとわかってもらえます。

夜は乗らないので大きなライトはつけていません。昼から夕方まで使っています。

このライトはLEDのライトで取り付けも簡単です。すきっと邪魔にならないデザインも気に入りました。100円ショップで購入しました。なんとライトが100円、電池が100円です。

べつに広告料いただいているわけでもありません。200円で安全を得ることができますので記事にいたしました。

ニップル穴なしカーボンリム、ERDの計測間違い

久しぶりにスポークの長さを間違えました。せっかくのスポークですが短いスポークなので思い切って切ってしまうことにしました。

短いスポーク、間違ったので切りました

おそらくスケールの読み間違いと思います。再度計測することにしました。

 

ERDの数値はメーカーの発表を信じることは厳禁です。リムメーカーが教えてくれるERDはある意味正しいのですが生産のロットによって違うことが度々見受けられます。このためいつもERDは正確に計測しています。

スポークを200mmに切った計測ツール

いつものERD計測ツールはリム穴がないために使えません。このためしっかりとリムの内寸を測ってニップルが隠れている部分の長さを足す方法を取っています。

リム内寸は60cmの定規と小さな直角が分かる定規を使っています。長定規だけでは見る角度によって見誤りがあるので別の定規をあてて測っています。

直角が分かる定規が活躍しています

今回のカーボンリムは内寸法547mmです。リムからニップルが5mm出ているのが見えます。この5mmも正確に測っています。今回は12mmのニップルを使うので差は7mmです。すり割り部分の1mmを引いて6mmプラスということにしました。547mm+12mm=559mmで決定です。

今回の内容はホイールを作る人にはよくわかる話です。ERDの出し方はいろんなやり方があるので私の方法がベストではありません。いい方法があればシェアしたいものです。

タイムを測っています

自分の作ったホイールを使って走行データを取っています。

 

私は今自転車を4台持っています。自転車はクロスバイク、カーボンバイク、クロモリバイクそしてアルミバイクです。

ホイールをその日の気分で取り換えています。データの項目としては自転車、ホイール、平均時速、最高時速です。タイムを取るスタート時点はいつも同じところです。いつも50kmくらい走るのですがデータを取る距離は同じところの約10kmを記録データにしています。

体が十分温まるまえにとっているデータなのでアップが終わってからのデータならもう少し速いデータかもしれませんが同じところで同じ条件でタイムを時系列にとることが大事と考えています。積み重ねると意外と信頼できるデータになると思っています。

同じホイールでも自転車を取り換えたときのタイムも記録しています。自転車の重量は7.5kg、8kg、10kgの違いあります。

タイムを取るツールとしてストラバのアプリを使っています。取れたデータはエクセルに入力して時系列にデータを取っています。

strava ホームページより

自転車別にデータを取っているのですが一つの自転車に絞ったほうが良いかもしれません。

アルミの自転車にはパワーメーターをつけているので一定のパワーで走ってデータを取るほうが正確かなとも思うのですがある程度データを得るまではこの方法でやってみたいなと考えます。

 

計測時間のぶれがあっても沢山データを取ることで信頼できるデータになると思います。

元データが高齢のオジサンライダーのデータなのでデータとして価値が低いかもしれませんが少しでもデータを活用できるようにしたいと考えます。

穴なしリムを使うための道具

穴なしリムを使ってホイール作りには事前練習を何回も行いました。

いろんな方法が紹介されています。テグスのような糸、細い針金を使ってニップルを穴の位置まで引っ張ってくるとか方法が紹介されています。いちばんオーソドックスな方法はマグネットを使う方法です。

 

ニップルに小ねじを付けてニップルの穴の位置まで磁石で引っ張ってくるという方法です。

鉄のねじを使えば良いといろんな人が紹介しています。マグネットを使ってニップルを引き寄せてくる方法です。

私もいろいろ試してみましたがこの方法がいちばん良いと思います。

こんな方法も考えました。鉄の小ねじを使えば良いといろんなところで紹介されていましたので小ねじにはスポークのねじ部分をカットしたねじの部分を使うことにしました。

ニップル+スポークのねじ部分

練習のためアルミリムでやってみました。

マグネットを使ってニップルを引っ張っていきます。ニップルの穴の位置まで引っ張っていくことはたやすくできるのですがニップルを穴の外に引っ張り出すのが難しいです。

前後にゆすってニップル穴に出てくるようにしますがなかなかうまくいきません。いろいろゆすり方を試してみますがなかなか飛び出てきません。マグネットと鉄のねじ部分がうまく合うことがありその時にニップルが飛び出てきます。

私のへたな説明ではうまく表せないのですがそっと前後にゆするのがいちばんうまくいきます。

YouTubeで見るゾンダの工場では簡単そうにやっている作業ですがこれはなかなか難しい。ましてマグネットねじではないのでなかなか飛び出してきません。

マグネットねじ

結論です。専用のマグネットねじを使うのがいちばん楽な方法です。このマグネットねじをニップルにはめ込んでマグネットを使って穴の位置まで引っ張っていきます。マグネットとマグネットなのでお互いに引っ付いてうまくニップルを穴から引っ張り出すことができます。専用の道具がいちばん楽にできます。

ニップルの作業がうまくできればホイール作りは80%できたようなものです。

カーボンリムやっと届きました

1月23日に注文しましたカーボンリムがやっと本日届きました。

後輪24h478g 25mm幅 43mm高
前輪20h483g 25mm幅 43mm高

中国から届いたのですがとても時間が掛かりました。

仕方ないことですがまるまる2か月かかったのです。届いてよかったです。一度だけ謝りのメールが来ました。連絡もあったのでいつか届くだろうとゆっくりしていました。

今回もテストで購入です。メーカーは違います。

当たり前のことですがカーボンリムの場合日本の商社はメーカーがどこですと発表しませんので正確にはわかりません。はっきり言えませんがおそらく同じところと思います。

チューブレス用 ニップル穴なし

チューブレス仕様でニップル穴のないリムです。

ホイールを作るのはちょっと大変ですがリムテープは要りませんので作り甲斐のあるリムです。25mm幅43mmハイトで480g前後です。

今中国に注文すると届くまでに非常に時間が掛かります。飛行機の便が少ないのが原因と思います。生産はおそらく徐々に回復していくのだろうと思いますが物流が止まっているようです。当分こんな状態が続くのでしょう。

チューブレスタイヤをインストール、コツを共有

お客様とは手紙やメールで技術的なことをシェアすることが多いです。 中でもチューブレスタイヤについては簡単そうに見えて厄介なところが多いように思われます。

 

テープはどこの何々がいいとか情報を交換しています。アマゾンでテープを1万円以上使ってしまったとおっしゃった方もおられます。皆さん結構失敗を繰り返しておられます。

 

チューブレス用のポンプを買われた方も多いです。やっぱり専用道具は力を発揮します。

チューブレスようにタンク付きを使っています

今回テープ貼りなどのコツをわかりやすくまとめていただいたメールいただきましたので情報を共有出来たらいいかなと思います。

しわがあるとダメ
ピッタリと貼る

以下メールの内容です。

今回の体験で学習できた点についてお送りします。
参考になったのmasaさんからの手紙、Youtubeでチューブレスタイヤの取り付け方。

結局、リムテープは3回位貼り替えました 笑
1)リムテープを貼る前にアルコールでリム面の脱脂をしっかりやる。
2)リムテームを貼った後にテープの両サイドをウェス等で押さえつけながら
しっかりリム面に定着させる。
3)バルブ用の穴あけは慎重に、キリを使って開ける。
4)バルブ取り付け後は止めボルトをしっかり締める。
 後でシュワルベのバルブをゲットしました。
 こちらのほうがリム面に接着する樹脂の台座のようなもので、リム面に
 密着しやすいかも。
5)タイヤを嵌めて空気入れるもビードがリムの窪みにうまくセットされてないと
 ビードが立ってくれず、購入したインフレータで一発解決しました。
 いざというときの保険になります。
6)空気を入れた後、自然に空気が抜ける状態を確認して、シーラントを少量
 注入、再度空気を既定値まで入れ、入れた後、バイクに取り付け、数キロ
 試走、これから空気が抜けない状態を1日監視してライドに出かけました。

こんな感じです。

 

貴重な体験を踏まえてわかりやすくコツを教えていただきました。参考になると思います。

役に立つ情報はシェアしたいものです。

タイヤの空気の漏れはバルブを疑う

チューブラーホイールを組み替えましたのでタイヤも新調いたしました。

タイヤはヴェロフレックス カーボンです。

ちょっとお高いタイヤですがロードバイクで一番手軽で簡単にアップグレードできる方法はタイヤの交換です。

ヴェロフレックス カーボンを新調

タイヤをとりつけ空気を7気圧入れて様子を見ました。約2時間後に触ってみますとタイヤがへこんでいます。これは少し変です。タイヤが不良品なのかな?購入して半年もたっているので返品もできないしと思いましたがおそらくバルブが原因だろうと調べてみました。

 

コア外しでバルブコアは簡単に外せます。外せないタイヤもありますがちょっとお高いタイヤはほとんどはずせます。

パンクしたチューブから取り外して保管していたコアに取り換えてみます。取り換える前に水道管の漏れ止めに使うテープをほんのすこし使いぐるっと1~2回ほどまいてもとに戻します。これは念のための作業です。

 

タイヤの空気の漏れがひどいときはバルブを疑っています。

バルブコア交換後、空気を7気圧に入れ直して一日置きました。果たして空気は少し減っています。一日前の7気圧から5気圧に変わっていました。これなら通常の減りです。

 

チューブレスタイヤをインストールしてビードがうまく上がったのに空気が漏れるときがありますがこんな時もバルブが原因であるときが多いです。バルブコアと交換するとうまくいくときもあります。

チューブレスタイヤの場合はテープ貼りが大切ですがバルブのチェックも必要です。チューブレスの場合結構調べるところが多いので慣れと経験が必要です。

 

このブログはベテランの方々には笑うような話が多いのですが誰でも最初は初心者です。私もいつもいろんな方から教えていただいています。いい話はシェアしたいです。