ゾンダ17Cを購入

アルミホイールのベンチマークにはゾンダ、レーシング3とよく言われています。テンションバランスなどを知っておくのもいいかなと思い買うことにしました。

個人的な感想ですがホイール購入の参考にしていただければ幸いです。

3G組

結論から言いますと

性能ではゾンダに負けないホイールをもっと低価格で作れます。ただどうしてもデザイン性には勝てないと思います。DTのRR411、キンリンのXR31T、同じ製品ですがTNIのAL31Wを使えば十分対抗できるホイールが出来ると思います。コツはオフセットリムを使うことです。低価格で十分勝負できるしそれ以上に上回ることも出来ると思います。ただ走ることには変わりないのですが3Gのホイールは格好いいと思います。私はコスパ支持派ですが所有する喜びでは勝てません。コスパには勝つがデザインで負けるという感じです。

 

以下、購入しましたゾンダ17cの詳細です。

重量 フロント 676g リア 874g 合計 1550g

リム幅23mm内寸17mmのリムは25mm以上のタイヤに適しています。リムにはバルブ用の穴だけです。リムテープはいりません。スポークは前後ともに2.0/0.95-2.2/2.0mmの扁平スポークです。スポークヘッドの刻印にはAのマークが打たれているのでイタリアのアルピナ製と思われます。

スポークテンションは信頼できるデジタルテンションメーターで測ってグラフにしていますので順にみていきたいと思います。

 

購入するときに振れがあるか、ないかが重要な評価基準になります。テンションに関してはメーターがないとわからないのでまずは振れ取りです。とても正確に振れ取りされています。一か所0.2mmくらい触れている部分がありましたが前後ホイールともにきれいに振れ取りをされています。

 

テンションメーターを持っている人は少ないと思いますのでテンションに関してのグラフは参考になると思います。

前輪テンションは約120kgfです。テンション偏差は左11.1%右10%です。割とバラツキはあります。16本の少スポークですので振れ取りを優先するとテンション偏差はこのぐらいの値になるのかもしれません。テンション偏差が高いと振れが出やすくなるのは否めませんがニップルが緩まないように対策は取られているのでしょう。

後輪スポークは前輪に比べてテンション偏差は左6.8%右5.7%で優秀な数値です。テンションは左82kgf/右132kgfで、左右テンション比率は  62:100です。2:1組だから左テンションは右と同じくらい高いと思っていましたが実際測ってみると意外と低いです。

後輪ハブの実測値はCRF14.1mmCLF48.2mmでハブのオフセット数値が高いことが理由でしょう。左テンションが高いことには間違いありません。

ハブを実測しました

テンション比率がこの数値ならオフセットリムを使えば左を56~60%近くまで上げることができるので1:1組で作ったホイールもテンション比率では負けないと思います。

次にセンターが出ているかを調べました。

右12.65mm
左12.53mm
左6.72mm
右6.64mm

しっかりセンターは出ています。とても優秀です。センターが出ていない完組もよくありますので今回購入のホイールは感心しました。

 

フリーのベアリングがむき出し

気になる点があります。フリーの部分を写真に撮りました。じかにベアリングが見えています。シールドベアリングを使用しているのでこの上からは防御シールはいらないということでしょう。しかし通常ノバテックなどは防御シールを施しています。ベアリングが露出しているということは水やホコリ、泥には注意が必要と思います。特にシクロレースには細かいメンテがいるでしょう。

ニップルホールがない

リムはニップル用の穴がありません。リムテープがいらないということです。これは長所と欠点がはっきり表れている構造と思います。スポーク穴がないのでスポークの交換にはマグネットを使ってニップルを動かします。カンパの説明にはスポーク交換が簡単と書いてありますがとても簡単にはできません。非常に面倒なことです。

ニップルホールがないことはリムの剛性を高めることができると思います。スポーク交換などの利便性には欠けますがリム自体の強度は高めることができるのではないでしょうか。ホイール作りの作業効率よりも強度面の性能を優先したのかなと想像します。それにしてもスポーク折れたら大変やなと思いますね。個人で直せる人は少ないでしょう。

ブラスニップルと厚みのあるニップルベッド

ニップルはブラスを使用しています。アルミの軽さよりブラスの強度を選択しています。1個のブラスニップルの重量は1gなので後輪は合計21gです。これをアルミにすると合計7gなのでわずか14gの違いで強度的なトラブルを避けられるならブラスニップルを使うと思います。

また、リムのニップル部分をを厚く強化し、このニップルベッドから離れたほかの部分を削ることでリムの軽量化を図っています。これもよく考えられたリム作りといえます

製造番号、製造者が分かる証明書

説明書にはフィンガープリントとあります。ホイールの指紋、つまり各ホイールには誰が作ったかがわかるようになっているのも安心できます。DTのホイールも誰が作ったかわかるようにしていると説明しています。しっかりと製品管理していると謳っています。

 

 

このゾンダはクリンチャーホイールでチューブレス対応ではありません。最近はチューブレスで楽しんでいる方も多いので残念です。

 

よくよく見ると結構簡略化されているところも目立ちます。

例えば前述の後輪フリー部分です。ベアリングはむき出しですしスプロケットはかみつき防止がありません。うまく簡素化されているといえばそれでいいのかもしれません。

 

分解したらわかるのですがさすがに新品からは勿体ないのでリム重量は他の部品から逆算してみました。ハブやスポーク、ニップルは大まかな数値ですがわかりますのでホイール重量から引いてみますとしたの表のようになります。

重量g 数量 単品重量 合計重量
後輪 874g ハブ 1 250g 250g
スポーク 21 5g 105g
ニップル 21 1g 21g
合計 376g
リム 498g
前輪 676g ハブ 1 80g 80g
スポーク 16 5g 80g
ニップル 16 1g 16g
合計 176g
リム 500g

 

リム重量は500gくらいと想像いたします。

 

スポークテンションをハイテンションで仕上げるには剛性の高いリムでないとニップルホール部分が割れてきます。この割れを防ぐためにもニップルベッドは丈夫でないといけません。このためニップルベッドを厚く仕上げほかの部分を切削して仕上げています。理屈に合ったリム作りといえます。

500gのリムは軽いリムとはいえません。しかしこれは決して弱みではありません。特別重いわけではないです。重量があることは剛性も高いということですから特にマイナス要因ではないと思います。

 

こうしてみていきますとアルミホイールのベンチマークといわれるのはわかります。よく考えられたホイールです。振れもよく取れていてセンターもばっちり出ていました。これ1本で十分という人もおられるでしょう。

よく話を伺いに行くメカニック店長さんもレー3かゾンダを買えば間違いありませんといっています。

しかしながら私、手組派としましてゾンダ並み、ゾンダ以上のホイールも手組で十分対抗できると思っていますのでいろいろ考えていきたいと思っています。

チューブレスタイヤの重量

新しくホイールを作りましたのでタイヤも新しくしました。これです。

Hutchinson Intensive2 Tubeless 実測345g

ブログに出したらベテランライダーさんよりこのタイヤ何グラムですか?重量の問い合わせがありました。測ってみると実際の重量は345gです。Hutchinsonのカタログ発表重量は315gですのでちょっと誤差が大きいと思います。

ベテランさんは国産のIRCタイヤを使われています。重量はちょうどカタログ通りで満足とのこと。国産メーカーと海外メーカーは考え方が違うのでしょうか?約10%も違うのはちょっと…と思います。

私の購入タイヤは重いのですがインストールも一回で簡単にできました。空気はシーラントなしでも大きく漏れていません。重いのは逆に丈夫と思いますのでそれなりに納得しています。

 

タイヤ購入で参考になるブログがあります。

https://www.bicyclerollingresistance.com/road-bike-reviews/vittoria-rubino-pro-speed-2016

このブログを参考にしてタイヤを買えばいいのですが私の場合レースに出ないのでタイヤ選択基準の第一番が価格でして次に重量や性能となります。

毎年タイヤを取り換えてもそんなにいろいろとタイヤの種類を知ることができません。私にはタイヤの微妙な差を評価するほどの力がないので安いタイヤで満足しています。

チューブレスホイール、シーラントなしでどのくらい使えるか調べました

チューブレスタイヤにシーラントは欠かせません。しかしできましたらシーラントは使いたくないものです。シーラントなしでどのくらい空気圧をキープできるかを試してみました。
今回の結果はリムとタイヤの相性もありますがシーラントなしでも結構使えることが分かりました。

ホイールはキンリンXR31RT28hのリムを使っています。空力がよくてよく回るホイールとして私のホイールの中ではお気に入りのひとつです。

新しいタイヤ(Hutchinson Intensive 2 road folding tire)を購入しましたので空気を入れてからシーラントなしでどのくらいいけるかを調べました。

 

XR31RTは24㎜幅のリムです。リムにテープを3回巻いています。 テープが18mm幅で少し狭いので1回目は右に寄せて2回目は左に寄せて最後に真ん中でもう1回の3回巻いてタイヤをインストールしています。3回巻いても12gです。

3回巻きのリムテープ 12g

チューブレスレディーはテープ巻きが一番大切です。空気が漏れるもとを止めることが確実にできれば成功です。

バルブをしっかり取り付けます
タイヤレバーを使ってインストール

タイヤインストールにはIRCのタイヤレバーを使いました。タイヤレバーなど使うのは邪道とかいう人がいるのですが非力の私にはタイヤレバーなしでインストールすることはできません。なんの迷いもなくレバーを使っています。

空気タンク付きのポンプを使っています。一回でタイヤのインストールはできました。空気も無事充填できました。空気を入れるとバルブ部分のねじが緩むのでもう一度バルブのねじを締めなおします。これでひとまず終わりです。

シーラントを入れずに一日置くことにします。どのくらいこの状態を保てるかじっと待つことにいたしました。

右Dサイド1X 左NDサイド3X

一日置きました。空気漏れはほとんどありません。これならシーラントなしでも一日くらい持ちそうなのでこのホイールはシーラントなしで行こうと思います。リムの完成度とテープ巻きが肝心といえます。同じ品番でも空気が漏れるリムもあるので一日かけて調べるのもいいと思います。漏れた場合はシーラントです。

ホイールの組み換えのブログを読んで

『手組ホイール』をキーワードで調べていましたら手組ホイールで有名なブログに当たりました。

 

18万と高価なレイノルズのアサルト後輪のスポークテンションがぬるいので組み替えてほしいと依頼があり組み替えたという記事です。

 

依頼前のレイノルズはスポークテンションが緩くてシュータッチをするということです。レイノルズのアサルトは設計が悪いだめなホイールで私が組み替えてよくなりましたという内容です。

 

読んでみて気になったことは組み換え前はどのくらいのテンションであったのか、そして組み換え後のスポークテンションはどのようになったのかを知りたいと思ったことでした。

組み換え後のスポークテンションを計算したいと思います。

組み換えに使われたエボライトハブ24hを使ってリムERD580mmのアサルトに近いリムでスポークテンションを計算しますと下記のようになります。

左右スポークを2クロス2クロスで組みますと次のテンションです。

テンション比率は45:100です。

左右スポークを左3クロス右2クロスで組みますと下図の通りのテンションで計算されます。念のため違う計算ソフトSpocalcを使ってみます。

Spocalcでの計算です。

このソフトでも同じ結果です。

左3クロス右2クロスにすることによりスポークテンション比は左47:右100です。2%上げることができます。

この結果から右ドライブサイドを120kgfで仕上げますと左側は56.4kgfです。これはあくまで理論値です。

レイノルズアサルトは18万円の定価です。高価なので私も買って調べてみようということには簡単にはいきません。組み換え前のアサルトのスポークテンションはどのくらいだったのか知りたいです。

 

超ベテランのライダーよりインプレいただきました

ハブはシマノDuraハブFH7700,HB7700を使ってリムはDTのRR411リム32hで組んだホイールの評価をいただきました。

DTリム RR411 32h
Duraハブ FH7700 HB7700 32h

ラインでのやり取りでホイールの印象を送っていただきました。

以下インプレを送っていただいた文です。何度かのやり取りを集めた文章ですがホイールを気に入っていただいたことがよくわかります。

 

『カンパのユーラス持ってまして、完組が良くて、もう手組には、戻らないと思ってましたが、間違えでした。
チューブが無くなったからですかね?軽いし 加速もいいです。
他のホイール タイヤに戻れないかもです』

『30キロ走りました。すばらしいです。初めてチューブラー乗った時よりも、素晴らしい。ホイールが良い?タイヤが良いのかとかは、分かりませんが、素晴らしい。ビートがあがらなくて敬遠してる人は、やってみるべきですね

このホイールなら、200キロも 楽に行けそうです』

『クリンチャーホイールと、古いチューブラーホイールは、もう出番なしかもしれません。今日 フロントのテープを張り替え クロモリに付けて走ってみました。自分の中では クロモリには 手持ちのユーラス+ミシュランパワーエンデュランス(ハブにグリスホール開いてる)が、相性抜群に思ってました。が、今回作った ホイール+チューブレスレディも、負けてません。軽さ 加速 負けてませんでした。路面の情報も 凄く良く分かります それでいて乗り心地が良いし転がり感も良い不思議な足下です』

『インプレで、忘れてましたが、中間加速が良いです』

『新しいホイールセットで、走りに出ました。転がってる感が凄いのと、路面からの情報が 心地良く伝わってきます。』

 

32hのホイールはオーソドックスすぎるかもしれませんがとても乗り心地の良いホイールです。おススメいたします。

体重とホイールの関係について

ホイールを作る際体重を考えて作る必要があると考えています。ホイール作製の依頼を受けるときは必ず体重を伺っています。

 

ホイールの剛性はスポークの太さ、タイプでも違います。またリムの形状によっても違います。このためこのリムを使ってこのスポークでは体重がこの体重までというような厳格な分け方をしていません。現に完組ホイールメーカーでも分けていません。体重何kgまでということは決めているようです。柔なホイールでも人を乗せることはできます。

 

しかし大体の目安はいると思います。いろんな経験豊かなビルダーさんの意見をあつめて私なりの目安を決めています。

 

20/24h  75kg+少しの重量

24/28h  90㎏まで

28/32h  110㎏まで

32/32h  どなたでも

 

この指標を目安にスポークの太さで調整しています。

前後32hであればどなたでもOKです。こんな意味でも多スポークホイールの32hは乗る人を選ばないホイールです。

 

一例をあげますと、400g以下の軽量アルミリムで20/24hのハブを使い細いスポークで組み上げると1280g~1300g前後で組み上げることができます。

この軽量ホイールがどなたでも対応できるかといえば難しいと思います。90㎏の人でももちろん乗れることはできますが上り坂でぐいぐいとダンシングすれば剛性の面で、コーナーでのホイールの撓みなど強度面、耐久性で体重に合わない軽いホイールは危険と思います。

 

雑誌のサイクルスポーツでは『軽さは正義』と名を打ってロードバイクの軽量化の記事を載せていました。確かに理論的にも軽量ホイールは有利ですが剛性が伴っての軽量化と思います。

 

あるライダーに私の作ったホイールや、ユーラス、レーゼロなど5種類のホイールを乗り比べた実験をしていただきました。この方は73kの体重でFTPは300という強者です。この実験で32hの2000gを超えた手組ホイールが7%の登りで結構よい結果を出しています。

これに反してサピムCX-RAY でしっかり作ったつもりの私の軽量ホイールは7%の登りで32hのホイールにタイムで負けました。

 

これはホイールの剛性と乗り手の体重が影響していると考えています。重くても剛性と体重の関係がよければホイールは走ります。軽ければ軽いほどホイールはいいホイールという考えではなく乗る人の体重を考慮に入れて剛性を含んだ軽量化が必要と思います。体重の重い人がスポークの細い軽量ホイールに乗ってもホイールは撓んで力を逃がしてしまうに違いありませんし危険度が増します。軽さは重要なファクターですが軽いだけで選択するのは間違いと思います。

コーチに行きました③

ニップルシャッフラー種明かし

 

ニップルシャッフラーを持参しました。

どのように使うかを説明いたしました。ニップルをこの箱に入れてシャカシャカと振りますとこのように溝の中にはまり、あとは順番にヤスリのインサーターで突き刺しながら作業を進めるという方法です。

手早く仮組ができることは間違いありません。

この箱どうして作ったのですかと聞かれ種明かしをしました。

一合升と割りばしです。仕切る木の材料に手軽なものがないか探していましたら割りばしを思いつきました。升の内寸を正確に測り割りばしを切り接着剤で止めただけのものですが本当に役に立つ品物です。

一合升と割りばし

違うタイプの製品も販売されているようです。アサヒの通販でグランジ ニップルツールセットというのがあります。これを使っているショップの方のYouTubeを見たことあります。

ここまで紹介しましたがたくさんホイール作る人以外はいらないと思います。ただあれば非常に便利な品物です。

コーチに行きました②

ホイールの組み方のコーチに行きました話の続きです。

 

リムのバルブホールを起点にリムにマジックで番号を打つことを勧めました。

これは慣れればいりませんがスポークに番号を打つことでどの位置が緩い、左に寄っている、右に寄っている、縦ブレの位置の修正など場所が特定しやすいのです。

この番号をもとに表を作りテンションを測ります。

このテンション表をもとにどの場所を修正すればよいのかがわかりやすくなりますよとお勧めしました。これも慣れればいりません。

私はパソコンを横においてデータを入れてグラフにして逐次確認しながらホイールを作っているのですが、私のやり方が最良であるわけでないので個人にあった方法を見つけられたらいいと思います。

新品のパークツールのテンションメーターを出してこられこのメーターで測りました。

順番にスポークをチェックしてこういう風にしていきますと説明しました。

私も自分の使っているテンションメーターを持っていきましたので私のメーターでは数値70kgfを示しました。新品のパークツールのメーターと比べ数値は94kgfです。あまりの違いにびっくりされたようです。

私のメーターは校正していますので仮に誤差がありましても5%以内の誤差です。パークツールのメーターを信じて作業を終わると100kgfで作ったとしても実際は75kgf前後のテンションンになります。これではゆるゆるのスポークテンションといえます。

初めてスポークを触る人にはメーターで100kgfと示されたらこれは100kgfと信じてしまいます。いやこれは少し緩いとわかる人はまずいないと思います。

 

今回のコーチングでテンションメーターが言葉は悪いですが新品でもあてにならないということをわかっていただいたようです。

 

このメーターではスポークテンションを揃えるには有効ですが絶対値を知ることはできないということです。

 

私は売り物のホイールを作っていますのでしっかりテンションの管理をしないといけませんが自分用のホイールでなら別にテンションが揃っていなくてもいいわけです。振れ取りができていればいいのです。緩んで振れが出てきたらまた直したらいいだけです。そんなに気にしなくてもいい話です。

ただしっかりとスポークテンションを適正な値まで上げて揃えることがスポークの寿命を延ばしスポーク折れなどのトラブルを少なくする方法であることは間違いありません。

 

コーチに行きました

ホイールをお買い上げいただいた方より連絡がありました。

 

ご自分でホイールを作りたいとのこと、私のブログを参考にしていただきました。

参考書をたずねられたのでwheelproのe-bookをお勧めしました。

リム、ハブ、道具などすべて揃えて組み立てを始められたのですが、どうしても組み立てができないということで援軍以来のメールが入り本日コーチに行ってきました。

天気も良く庭で組み立てを行いました。私が組み立てながら説明しました。実際組み立てを見ていただいてわかっていただいたようです。ユーチューブなどいろんなビデオを見られたのですがやはり実際に体験されてよくわかっていただいたようです。

 

私もこんなことは初めてなので恥ずかしいことですが何度も失敗をしてしまいました。いつもなら20分くらいで仮組が終わるところ、すべて前輪を組むのに2時間もかかってしまいちょっと情けないことでした。今回は80%くらいの仕上がりで後のテンションアップはご自分でやっていただくことでコーチングは終わりました。

 

今回の説明で喜んでいただいたことは組み立てができたことですが、加えて

 

ニップルインサーター

手作りのニップルシャッフラー

を持って行ったことのようです。

このブログから私の使っている道具を知っておられたのですが実際どのように使っているかを見て理解していただいたようです。

特にニップルシャッフラーの使い方ですが便利に使っているのを見られて驚いていただきました。時短できているのにあっけにとられたようです。

一合升を加工しているのですがちょっとした工夫で便利に使えます。

 

ニップルインサーターにやすヤスリを使うことも意外だったようです。

 

前にお納めしたDT411のリムを使ったホイールから意外な展開となりました。

後輪がうまくできたと連絡をいただくのが楽しみです。

 

ちょっとうれしい話を聞かせていただきました。お納めしたホイールでヒルクライムのレースに出られ、前回の記録から3分タイムが上がったと聞かせていただきました。日頃の練習でタイムが伸びたとは思いますが私の納めたホイールでタイムが伸びたと聞きうれしくなりました。

凄腕メカニックさんと話しました

久しぶりに凄腕のオーナーメカニックさんと話しました。一部の知識は私のほうがよく知っていることもあるのですが総合的にはこの人がはるかに経験豊かですのでこの方との話はためになります。

30分ほどですが今回もいろいろ教えていただきました。

チューブレスタイヤが流行りだしているのですがやはり扱いが楽なクリンチャーに戻る人もたくさんおられるようです。チューブレスのシーラントはどの方も厄介と思われるようです。このためクリンチャーに戻るそうですね。

ホイールの軽量化はどうですか?と尋ねましたらチューブラーが一番やねとのことでした。この意見には私も同感です。もっと32hのチューブラーホイールの良さを知ってほしいですねといいますと、その通りなんやけどいまは無理やなとのこと。しかしレースに出るんやったらチューブラーやでということでいったん話は終わりました。

 

クリンチャーですがソーヨーのラテックスチューブを勧められました。私は使ったことがないので何とも言えないのですが乗り味はガラッと柔らかく感じるそうです。

とても高価で1本3000円近くするのと空気を毎回入れないといけない不便さがあるがいいですよと勧めていただきました。アマゾンのレビュウーでは賛否両論のチューブのようです。それだけ使い方が難しいようですが一度試そうかと思います。だけど高いですね。

 

前にもハンドルのことをブログに書いたのですが今回もハンドルのことを聞いてきました。

エアロタイプのハンドルはワットを稼ぐとのこと。ハンドルで空力がよくなるから大事ですよといわれました。別の方からもアドバイスいただいたことを思い出します。ハンドルは相性で自分に合ったハンドルに出会うまで何度も取り換えたとのことです。

 

ハンドルにチューブ、ホイールといくらお金をつぎ込んだらいいのか、自転車はお金がかかります。まあ好きなことですから仕方ないですが。