パークツール ニップルレンチを加工
4方向のニップルレンチ(ニップル回し)を使いやすくする方法があります。
写真のように上部をカットします。
こうするとスポークに沿わしてニップルにはめ込むときにとてもはめやすく使いやすくなります。ちょっとした工夫で便利になります。
お試しください。
ホイール作りの情報&Tips
パークツール ニップルレンチを加工
4方向のニップルレンチ(ニップル回し)を使いやすくする方法があります。
写真のように上部をカットします。
こうするとスポークに沿わしてニップルにはめ込むときにとてもはめやすく使いやすくなります。ちょっとした工夫で便利になります。
お試しください。
スポークホルダー
ブレードスポークホルダーです。CX-RAYなどの扁平スポークのねじれを防ぎます。
よくいろんなブログでギザギザを入れて見えなくしている道具がこれです。日本では売っていないようです。ツウィストレジストとして売っています。アメリカの通販で求めました。これはインナーワイヤープライヤーの頭をカットして作られたものですが結構高いです。このプライヤーを片方の手で押さえながらニップルを回します。しかしなんでギザ入れて隠す人が多いのでしょうかね。これ使いやすいですよと教えてあげたらいいのにね。
スポークの種類によっていろんなプライヤーを使っています。
これはとても高価なプライヤーですがたいへん使いやすくほとんどこれで間に合います。つかむ部分が平ですのでスポークを傷つけることなく使えます。
ホームセンターで見つけた安価なプライヤーですがつかむ部分がプラスチックで作られています。スポークを傷つけなく捻じれを防げます。普通のプライヤーのつかむ部分に電気工事に使うビニールテープを張ってスポークの傷つきを防ぐ方法もあります。丸スポークに使っています。
いろんなところで役立つものがあるものです。
オイラー
ニップルを回す時にリムとニップルが触れるところにオイルを注すことが必要です。これはとても大切な工程です。しっかりニップルを回すためにオイルを注すとこで回りやすくします。
オイラーはホームセンターで100円以下で販売されています。これで十分ですがホーザンの精密オイラーは素晴らしく適量のオイルを注すことができます。余分に注さないので余ったオイルでリムを汚すことが少なく気に入っています。
振れ取台
パークツールのTS-2.2にダイヤルインジケーターをつけています。プロツールの振れ取台を使っています。安定した作りで使いやすい振れ取台です。
ダイヤルインジケーターを後で付けたのですが精度の高いホイールを作るのには極めて近道と思います。神の手を持つビルダーはそんなもん使うのは邪道と言われるかもしれませんが私にはこれはいい道具と思います。数値化して可視化するのが私には一番わかりやすい方法です。このインジケーター、それにしても高い。
ニップルドライバー
ニップルドライバーを使うと楽にニップルを回せます。写真のようにパークツール、サピム、DTなどのニップルドライバーが販売されています。
最近は電動ドライバーに手作りのビットを取り付けて使うこともあります。ホイールメーカーは電動ドライバーですね。数をこなす必要がありますので電動です。
ビットは安物のマイナスドライバービットをやすりで削った手作りです。グラインダーを使えば手軽にできるでしょうが私は持っていないのでやすりで削りました。意外と簡単に作れます。
手回しや電動をつかって時に応じて使い分けしています。
ニップルインサーター
ニップルをリム穴からスポークに通す時に爪楊枝を使う方法を知りました。簡単な方法でしたので最初はこれでやっていました。
次に教えてもらった方法がこれです。余ったスポークを使ってインサーターを作る方法に変わりました。カーボンリムなど深いリムの時は結構使えます。
これも良かったのですがネジを回してまた抜くときにネジを回すという手間が面倒でした。
あるブログでこんな方法を教えていただきました。精密ドライバーにスポークのネジの部分を短く切ったビットを作りインサーターとして使います。ネジの部分は少しやすりをかけ使いやすくしています。
いま使っているのはこれです。一番使いやすいと思います。細い丸やすりを使っています。ホームセンターで数百円で売っているやつです。先がとがっているので少しぽきっと折っています。
ニップル穴に突きさして使います。やすりの部分があるので滑らなく使えます。これはとても使いやすいインサーターです。意外と思いつかないアイデアですが誰か同じように使っている人がいるかもしれません。ホームセンターで思いつきました。
ニップルレンチ
初めに買ったのはパークツールの赤と黒です。
赤は3.4mm 星のニップル用
黒は3.25mm DTやサピムなどのヨーロッパ、アメリカのブランド用
最初はこの二つを使っていました。
ブルーはシマノDuraように求めましたが2方向です
これでアルミニップルを回すと2方向だけ力を加える回し方ですのでどうしてもニップルを変形させてしまいます。いわゆるなめてしまうのです。
これではダメだと思い、次に買ったのはニップルをしっかりとらえてしっかり回せるレンチです。
ダイヤモンド型でニップルを4方向からしっかりとらえて力を加えることができます。ニップルをなめずに回せます。
パークツールの赤と黒は2方向で力を加えるのでニップルをなめやすく購入は控えた方がいいと思います。最初は固くて使いにくいのですがダイヤモンドかパークの4方向が結果的には一番いいと思います。
ロードバイクに乗り始めて15年、ホイール作りを始めて約10年、師匠がいるわけでなくネットからの情報で色々試行錯誤をしながら今に至っています。
私なりにやってみていいところを集めたTipsをブログにあげてみました。
このブログに興味を持っていただきホイールづくりの参考なればいいと思います。また、こんな方法もあるよと教えていただければ幸いです。