チェコスロバキアのトラックハブでホイール作製

競輪場のスプリント系競技の練習用としてホイール作製のご依頼がありました。

ハブは持ち込みです。

前輪ハブ 195g 24H
後輪ハブ 両切り 227g 24H

たたき台の提案です。

リム TNI AL31W 

ハブ RAKETA RAW HUB 前後共に24H

スポーク 前輪 ウィング21 シルバー 

スポーク 後輪 コンペティション シルバー

ニップル SquorxProブラス

前輪はラジアル組、後輪は2クロスのJIS組で作製します。

ピスト愛好の方にはこのRAKETAブランドがよく知られているようです。シマノハブでは24Hは作られていません。36穴か32穴のハブしか選択肢がないのが残念です。RAKETAのRAWハブはハブシェルが太くて剛性が高いと感じます。数値的な比較情報は持ち合わせありませんが見た目からでも丈夫な印象です。

リムはTNIのAL31Wです。剛性が高い優秀リムです。とてもいい選択と思います。

スポークは前輪にピラーのWING21で作ります。丸スポークと翼型のスポークを比較しますと強度は変わりませんが空力では翼型が勝ります。僅かとはいえ競技用なら空力が勝る方を選択されるのは良いと思います。

スポークの張りは100~120kgfです。この値は経験からでた数値でこれでないといけないという訳ではありません。好みの張り具合があるのですが先ずはビルダーからの提案で作らせていただきます。

前輪 848g
後輪912g 
後輪はJIS組みです

出来上がりホイールはシルバーハブ、スポークでなかなかいい感じです。最近のホイールは黒いホイールが多いのでシルバーで仕上げますと新鮮です。お客様のご感想が楽しみです。

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