前輪が乗り味に影響する

最近前輪のみのご注文が続きました。お二人とも乗り味が激変したと言っておられます。
硬いホイールで乗っておられた方や空力を改善したい方にはおすすめです。

前輪のタイヤを高級タイヤに替えてハンドリングを改善するアイデアは昔からよく使われてきました。前輪のハンドリングが良くなればロングライドにも疲れにくくなります。
後輪はパワーを伝えるのに大切ですが乗り味は前輪が影響します。

参考になるレポートをお客様よりいただきました。
先ずはHopeハブで組んだ46mm高の前輪カーボンホイールのご感想です。
以下原文です。

28mm幅46mm高18Hカーボンリム  Hopeハブ
Hopeハブ 18Hラジアル組

簡単ですが、ホイールのインプレを送らせていただきます。
今週50㎞程度の、いつも走っているルートを2回使用した個人的な感想をまとめました。
※使用機材:日本製カーボンロードバイク
 前輪46mmハイト(手組ホイール)
 後輪40mmハイト(ICAN alpha40)

前輪をこのホイールに変更し、いつものルートを同じように走ったのですが、自分でびっくりするほど足が良く回り、初日でストラバの区間自己ベスト(緩やかな上り坂)を更新しました。28mmのリム幅の影響なのか、『剛性が高い』をこのホイールで初めて実感出来ました。ダンシングしても横振れが少なく前に進み、時速35㎞以上までスピードが乗った後、そのまま維持してくれるような印象があります。ブレーキ面の強化オプションも考えましたが、ノーマルリムで問題なく止まってくれます。
(アルテグラR8100キャリパー)
ホイールの特徴をいちばん活かせる場面は、緩やかなアップダウンが続くライド(レースも含む)だと思います。軽い46mmハイトリムで、均一なスポークテンション調整の高い技術が要因だと感じます。hopeハブは初めて使用しましたが、剛性が高く、wing21スポークで組んでもらったリムとの相性がとても良いです。若干重量も増え、前輪のみハイトが少し高くなるのが心配でしたが、6mmのリムハイト増と数十グラムの差は、むしろ走りが安定し、前輪ハイトを少し高くするカスタムは、他の方にもおすすめです。(ちなみに新世代スペシャ ロヴァールRAPIDE CLX IIIは前輪51mm、後輪48mmハイトみたいです)

今回、以前から気になっていた「手組ホイール」をご縁があって購入させていただきましたが、コストパフォーマンスは抜群だと思います。

お褒めいただき恐縮しています。

次に9月26日の記事にしていますホイールです。前輪45mm高のカーボンホイールを2クロスで組んだホイールのご感想です。

2クロスで組んだ前輪
ノバテックのハブ使用 2クロス組

交換前がレーシングゼロコンペツォーネで硬いホイルだったのですが劇的に乗り心地がよくなりました。
狙い通りのホイールになった感じです。

2クロスで組みますとラジアル組よりも乗り味はソフトになります。
ジャンプが多いシクロクロスでは前輪にもクロス組を採用されることが多いです。
剛性がありすぎるホイールを使っておられる方にはお勧めの組み方です。

剛性を上げることに注目されがちのホイールですが剛性を下げることも一つのアイデアです。
乗り方に合ったホイールは快適なライディングを得ることが出来ます。剛性をあげたり下げたり、ホイールは奥が深いです。

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