カーボンホイールの前輪リムの交換をご依頼いただきました。

中華カーボンを使っている時に前輪のブレーキ面が膨れてきたそうです。使うのをやめて置いておくと元に戻ったのですが使う気にはならなかったとのことです。ご友人が同じサイズのリムを持っておられるということで譲っていただいたそうです。メーカーは違います。

ホイールと取り換えるリムが届きました。スポークの剛性は問題ないということなのでスポーク交換することなくリムだけの取り換えを行います。取り換えるリムは430gと54g重くなりますが重くなった分剛性が高まります。


順番にニップルを緩めていきます。一気に緩めることはしません。少しずつニップルを回して取り外しました。使われていましたニップルはアルミニップルでしたので再利用はしていません。新しいニップルは前からでも後ろからでも回せるニップルを使っています。微妙な調整は後ろから回した方が使いやすいので今回はDTのSquorxProを使いました。
リムブレーキの場合軽すぎるリムはブレーキ面の強度が心配です。取り換え後のリムは台湾のギガンティックのリムでした。グラム数は増えていますが強度は増しています。お客様はリムをうまく手に入れられました。軽さを選ぶ風潮ですが一般には軽い=弱いです。ホイール選びには注意が必要です。