ピストホイールをご注文いただきましたお客様から再度ご連絡いただきました。MTBホイールのスポーク替えのご注文です。後輪ハブも取り換えということでお送りいただきました。




お送りいただきましたホイールはいつもスポークテンションを調べてから作業に取り掛かります。ホイールはこんな状態でした。グラフにしますとよくわかります。
ホイールは振れがないので見た目はいいのですが各スポークテンションは揃っていません。駆動ロスにつながります。スポークは1.8mmのストレートスポークでした。バテッドスポークを使ったほうが強度、弾力が勝ります。
今回はスポークをDTのコンペティション(2.0・1.8・2.0mm)で組み替えました。後輪ハブは組み替えますので新しいハブのサイズ計測が必要です。


前輪は同じハブを使いますのでスポークも同じ長さです。後輪は新しくスポーク長の計算が必要です。






用意しましたスポークで組み上げます。前輪は逆イタリアン、後輪はJIS組です。各スポークテンションを出来るだけ均一になるように作り上げます。ホイールはスポークの選択で性能、印象が変わります。何度も馴染みだしを繰り返すことで振れの出にくいホイールに仕上がります。お客様には喜んでいただけると思います。