MTBホイールのスポーク替え

ピストホイールをご注文いただきましたお客様から再度ご連絡いただきました。MTBホイールのスポーク替えのご注文です。後輪ハブも取り換えということでお送りいただきました。

前輪 800g
前輪スポークテンショングラフ
後輪 980g
後輪スポークテンショングラフ

お送りいただきましたホイールはいつもスポークテンションを調べてから作業に取り掛かります。ホイールはこんな状態でした。グラフにしますとよくわかります。

ホイールは振れがないので見た目はいいのですが各スポークテンションは揃っていません。駆動ロスにつながります。スポークは1.8mmのストレートスポークでした。バテッドスポークを使ったほうが強度、弾力が勝ります。

今回はスポークをDTのコンペティション(2.0・1.8・2.0mm)で組み替えました。後輪ハブは組み替えますので新しいハブのサイズ計測が必要です。

取り換えるハブです
ハブサイズを計測します

前輪は同じハブを使いますのでスポークも同じ長さです。後輪は新しくスポーク長の計算が必要です。

前輪 845g
シルバーのスポークで印象が変わりました
前輪スポークテンショングラフ
後輪 994g
後輪 JIS組
後輪スポークテンショングラフ

用意しましたスポークで組み上げます。前輪は逆イタリアン、後輪はJIS組です。各スポークテンションを出来るだけ均一になるように作り上げます。ホイールはスポークの選択で性能、印象が変わります。何度も馴染みだしを繰り返すことで振れの出にくいホイールに仕上がります。お客様には喜んでいただけると思います。

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