XR31T/RTリムで1:2組ホイールの作製

定番ホイールになっていますキンリンのXR31T/RTリムを使ってホイールを試作しました。

前輪724g
後輪883g

ハブはブランドホイールに使われている既視感のあるハブで前輪20H後輪24Hで作ります。後輪ハブは8:16でスターラチェット方式のハブです。

後輪左8右16 243g スターラチェット方式
前輪113g
前輪ハブを分解しました ベアリングが大きいので安定しています

1:1組の場合スポークは右、左、右、左という形でリム穴に通します。1:2組の場合スポークは左、右、右、左、右という流れでスポークを通します。リムのスポーク穴が左右に振れて穴があいている場合は1:2組で組む場合には適しません。

幸いにも今回のXR31T/RTリムの穴はリムの中心にあけられていますので1:2組の組み方をしてもリム穴位置に問題なく進めることが出来ます。他のリムで作る場合はこの穴位置を確認しておく必要があります。

ホイール作りに於いてハブの計測はとても大切です。特にストレイトプルスポークのハブの場合スポークオフセットがありますので注意が必要です。

リムは荷重テストで一番成績が良かったXR31T/RTを使います。ハブは1:2組用ハブ、スポークは前輪にサピムのLaser、後輪にピラーのwing21という組み合わせです。

テンションの左右差が大きいと過重によるひずみが生じやすくなります。これは駆動ロスにつながります。組み方を1:2組にすることで左右のスポークテンション比率は左右ほぼ同じに仕上がっています。

前輪20本ラジアル組 
スターラチェット方式のハブ 左8本ラジアル組 右16本3クロス組
XR31RT 24H 8:16

今までのブログ記事で紹介していますがXR31T/RT28穴リムを使ったホイールでゾンダと走行比較をしたことがあります。結果はリム剛性の高いXR31T/RTホイールが勝っていました。今回のホイールは進化版のホイールです。お金の話で恐縮ですがゾンダ価格より約2万円以上お安く出来ますのでブランドにこだわらないライダーさんにはおススメです。

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