MTBホイールの作製

このブログをお読みいただきホイール作製のご連絡をいただきました。

リム、ハブの持ち込みでMTBホイールのご依頼です。お送りいただきましたリム、ハブは次の製品です。

SUNringle DUROC SD42 27.5インチ 32H
HB-TC500-15-B 32H  ベアリングはカップアンドコーン式ではありません 
FH-TC500-HM-B 32H  ベアリングはカップアンドコーンではありません

前後リム SUNringle DUROC SD42 27.5インチ 32H
前ハブ  SHIMANO HB-TC500-15-B 32H
後ハブ  SHIMANO FH-TC500-HM-B 32H

スポーク、ニップルはこちらから提案いたします。

提案スポークは中央部が1.8mmのバテッドスポーク、ピラーTB2018(2.2/1.8/2.0mm)を使います。

お客様はホイールの軽さよりも剛性を希望されています。このため2mm径のスポークを使い少しくらいスポークが太くなっても良いというお考えでした。しかし提案では1.8mmのバテッドスポークを使うので意外であったようです。

バテッドスポークの効用を利用すれば強度を維持できて軽量化を図れます。

バテッドスポークのばね性が体重による荷重を分散するので2mm径のスポークを使わなくても必要な剛性を得ることが出来ることを提案しました。

勿論、ホイールの剛性はスポークの総面積に比例します。剛性が足りなければスポークを太くすればいい訳です。先ずは提案のスポークで作ることに了解を得ました。

今回のリムは初めてのリムですが剛性が高そうです。剛性が高いリムは組みやすいです。ニップルを回しても均質に締め上がっていきます。とてもいいリムでした。

前輪1050g
前輪スポークテンショングラフ
後輪1347g
後輪スポークテンショングラフ

スポークテンションを出来るだけ均一になるように組み上げました。お客様のご感想が楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です