小径車のホイールを何度もご注文いただいていますお客様より後輪だけのご依頼です。


ハブはDTの240ハブなのでスポーク長はDTのホームページより計算が出来ます。リムのERDを正確に測って入力するだけでスポーク長は得られます。DTハブは計測しなくてもいいので比較的楽にできます。念のため他の計算ソフトも使って確認していますがほぼ同じでした。少しの違いはおそらくスポークの伸び率に違いと思います。
スポーク長を出すポイントは正確なERDとハブ計測ですが、DTの場合はハブの計測は要りません。DTの計算ソフトにすでに入力されています。
451サイズのリムではスポーク長が短いのでサイズは特注となります。取り扱いが出来る販売店は限られると思います。


ストレイトプルハブの場合スポークを通してしまえばリムの穴位置を迷うことはありません。バルブ穴の隣の穴位置からスタートするのが基本です。スポークを取り付けていけば間違うことなくできます。DTハブの場合はすでにハブデータが発表されていますので仮組までは比較的簡単です。
ニップルを24個取り付けて仮組が終わりますとあとは締め付けていきます。通常のホイールと変わりません。
注意点はスポークがニップルと一緒に回りやすいことです。スポークをプライヤーのようなものでシッカリと固定してニップルを回します。


小さいホイールですがテンションメーター当てることが出来ますので各スポークの張りが均等になるように調整して仕上げます。一気に最終段階まで組み上げるのではなく、一度緩い状態で組み上げ、再度また同じ工程を繰り返すという方法が良いかと思います。しかし山頂は同じでもいろんな登り口があります。いろんなやり方がありますので自分に合った方法見つけたらいいでしょう。