中華カーボンホイール前輪の分解とスポーク替え

乗り味を柔らかくするために太いスポークを細いスポークに取り換えます。通常はこのような面倒なことは要りませんが硬いホイールは疲れますので柔らかくすることにしました。ほんの少しホイール重量は軽くなるだけですがスポークを替えると違いははっきりします。

TOKENホイールと同じ構造しています

今回のハブはベアリングが大きい珍しいハブです。じっくり観察しますとTOKENホイールと同じハブでした。

エンドキャップを外して軸棒を抜き取ってからスポークを取り出します

①分解するにはハブ軸を抜き取り必要があります。

ハブ軸棒 エンドキャップは外せるほうと固定されている方があります

②エンドキャップを引っ張り、ハブ軸棒を抜き取りますとスポークが外せます。片方のキャップは軸棒に固定されています。外せるほうのキャップを取り外し、反対側を引き抜けばうまくはずせます。キャップを外した軸棒を押し出してもいいです。

③軸棒を抜き取らない限りスポークは外せません。

取り出した太いスポーク 18本115g
新しく交換するスポーク 18本89g 26gの軽量化 これだけで乗り味は変わります

④使われているニップルは16mmブラスニップルです。ブラスなので再利用出来ます。

16mmブラスニップルが使われています

⑤新しくニップルを用意する場合、14mmニップルを使うのであればスポークは1mmほど長くした方が良いと思います。今回は取り出した同じ長さのスポークです。ニップルは15mmのSquorxProを使っています。

⑥ハブにスポークを通して通常の組み立てでホイールは完成します。

出来るだけスポークテンションを均一になるようにします

⑦難しい点はハブ構造の理解です。

ハブをじっくり観察しました。ストレートプルスポークを使うハブはスポークの頭部分の止め方に工夫されています。DTハブやノバテックハブは簡単にスポークを抜き取りことが出来ますが今回のハブのように軸棒を抜かないとスポークを外すことが出来ないハブがあります。この点が難しいと言えば難しいところです。現物を見てこの文章を読むとすぐに理解できると思います。

太いスポークを使っているホイールで長時間乗られても疲れないライダーさんはパワーがあります。スポーク交換などいりません。長年同じものを使っていてホイールとはこんなものと思っておられる方にはホイールの硬い、柔らかいの違いは分かりません。何事も比較して、真似をして、はは~んなるほどと分かります。試乗会などに行かれたら良いかと思います。

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